下地キャッチ:Tajima製 PW-SC35

Tajima製の下地キャッチ PW-SC35です。石膏ボードの表面に針を突き刺して、針が石膏ボード裏まで貫通するか?もしくは裏側の下地(柱など)に当たって止まるか?で、下地(柱など)の位置を確認するツールです。仕組みは非常に簡単ですが非常に便利なツールです。針の長さは35mmです。

こちらのツールを使用するメリットは、柱の位置(形状)が正確に把握できることです。柱の位置を針で物理的に検知するため、電気信号で検知する壁裏センサーなどと比較すると、位置検知の精度は高くなります。

デメリットとしては、壁に針で穴を開けて検知するので、検知した壁には針の小さな穴が残ります。また、壁裏に電源コードなどの針で刺してはいけないものがある場合には注意が必要です。それと、針の径がとても小さいため、壁に真っすぐ突き刺さないと針が曲がってしまいます。この辺は消耗品と割り切るしかないですが、考慮が必要なポイントです。

なんだか、デメリットの方を多く記載してしまいましたが、精度が高いという最大のメリットがあるので、DIYをされる方は是非1本持っておくべきツールだと思います。右近次的には、まず壁裏センサーなどで柱の大体の位置を把握して、そこから更に正確な位置を把握したい時に、この下地キャッチを使用しています。壁に穴を開けたら元通りに直すことはできないので、万全を期して穴あけ作業に取り掛かることをおススメします。