我が家で使用しているダイソンV6シリーズ”DC61が突然動かなくなりました。LEDが表示しているエラーモードは、バッテリーの充電不良です。そこで今回は、充電不良になったバッテリーを中古の純正バッテリーに交換して修理していきます。バッテリーの具体的な交換方法と、本体部分を更に分解して清掃メンテナンスする方法を紹介していますので、皆さんのご参考になれば幸いです。
1.動かなくなったダイソンV6シリーズ DC61

我が家で長年使用していたダイソン製のサイクロン式掃除機(写真)が、動作しなくなりました。
機種名を確認すると、既に消えかけた文字で”DC61”と書いてあります。”DC61”は、V6シリーズに分類される機種ですので、最新機種がV15シリーズであることを考えると、かなり古い機種になりそうですね。
調べてみると、発売年度が2013年の機種になるようなので…10年以上も使用すれば、動作しなくなっても致し方ないところですね。。。

症状的には、事前にしっかり充電してスイッチレバーを引くと、一瞬だけモーターが回りますが、すぐに止まって「オレンジ色」のLEDが点灯してしまいます。(写真のとおりです。)そして、そこから数秒待つと「青色」のLEDが10回ほど点滅するという症状です。
LEDの点灯状態が表すエラーモードを調べてみると、「オレンジ色」のLED点灯は「充電できていません」というエラー表示になるようです。
また、「青色」のLED点滅が意味する症状としては、下記のとおりです。
| LED点滅モード | 主な原因 |
|---|---|
| ゆっくり点滅 | 充電不足 |
| 高速で点滅 | 詰まりなどの一時的なエラー |
| 10回点滅 | バッテリーエラー・通信不良 |
| 20回~32回以上点滅 | 基板・バッテリーの故障 |
我が家のダイソンのLED点滅は、”高速で点滅”ではなさそうですし、点滅する回数が10回なので、バッテリーにエラーが発生していると判断できそうです。
そして、動作停止直後に「オレンジ色」のLEDが点灯している状況から推測すると、バッテリーが掃除機の稼働に必要な電圧を出せていないということになりそうです。
まあ、このダイソンの掃除機を購入した時期は忘れましたが、仮に2015年に購入したとしても既に10年間は使用していることになりますので、劣化が避けられないリチウムイオンのバッテリーが使用できなくなってしまうのは致し方ないところでしょうね。
ただ、DC61はとても古い機種になりますが、未だに稼働しているものがかなりあるようで、市場には互換バッテリーを含めた交換用のバッテリーが豊富に流通しているようです。
そこで今回は、我が家の動かなくなったダイソンの交換用のバッテリーを準備して交換していきます。
また、ついでに本体を更に分解・清掃して、またしばらくは使用できるようメンテナンスしていきます。
2.ダイソンDC61に適合するバッテリー
我が家のダイソンはV6シリーズに分類される”DC61”ですが、バッテリーのエラーで動作しなくなってしまったため、まずは適合する交換用バッテリーを探していきます。
結論から言うと、V6シリーズでバッテリーは共通です。

ダイソン公式HPに書かれているV6シリーズに分類される機種は、SV09、SV08、SV07、HH08、DC74、DC62、DC61などですが、他にもたくさんの機種が存在しています。これだけの機種が市場に投入されているのであれば稼働中の製品も相当あると思われますので、サービスパーツもしばらくは問題なく入手出来るでしょう。
実際にダイソン公式HPでは、今現在もV6シリーズ用のバッテリーが販売されています。よって、交換用のバッテリーは極めて簡単に入手出来る状況にあるようです。
ちなみに、V6シリーズの次シリーズであるV7シリーズも、電圧が21.6V、電池容量が4000mAhで電気的な仕様は全く同じで、本体に取り付けた状態での形状もほとんど変わりませんが、本体に隠れてしまう取り付け部の形状が少々異なるようです。間違えて購入しないよう注意しましょう。
よって、今回はダイソンV6シリーズ用のバッテリーを準備して交換していきます。
3.ダイソンのバッテリー入手方法
交換用に準備するバッテリーがダイソンV6シリーズ用(共通)であることが明確になりましたので、実際にそのバッテリーを購入して準備していきます。
入手方法として、一番確実なのは、2項でも紹介したダイソン公式HPなどで純正バッテリーを購入することです。
V6シリーズ用の純正バッテリーは、ダイソン公式HPで¥8,800(税込み・送料無料)にて販売されています。我が家の古い”DC61”に¥8,800は、少々微妙なイメージですね。
続いて考えられる入手方法としては、Amazonなどで3rdパーティー製(ノーブランド)の互換バッテリーを購入することです。
価格帯としては、容量up品も含めて、¥3,000~¥4,000 Over(税込み・送料無料)くらいで購入することが出来ます。(下記を参照ください。)古いダイソンのメンテナンス費用としては、なんとか許容できそうな価格帯です。
しかしながら、互換バッテリーの一番の懸念点は安全性です。リチウムイオンのバッテリーは、品質の悪いC国製品などで、何度も発火騒ぎを起こしていますし、しかも今回は21.6Vとかなり電圧の高いバッテリーになります。なんだか、かなり危険な感じがしますよね。(あくまでも個人の見解ですw)
最後の入手方法としては、純正バッテリーの中古品を購入する方法です。
中古の場合は、経年劣化で満充電時の電池容量が新品には劣りますが、その安全性は純正品と同等のため、発火などのリスクはほとんどないと言えます。
フリマサイトへの出品価格としては、¥1,000~¥4,000(税込み・送料無料)程度。バッテリーを装着した場合に本体が連続稼働出来る時間などによって価格差がありますが、価格帯としてはリーズナブルな範囲と言えます。
以上の結果をまとめると下記です。
| 入手方法 | 価格帯 | 稼働時間 | 品質・安全性 |
|---|---|---|---|
| 純正バッテリー | ¥8,800 △ | 新品 ◎ | 高品質 ◎ |
| 互換バッテリー | ¥3,000~¥4,000超 ○ | 新品同等 ○ | 不明 △~✕ |
| 純正バッテリー (中古品) | ¥1,000~¥4,000 ○ | 劣化あり △ | 比較的安全 〇 |
上記の結果を踏まえた私の判断としては、純正バッテリーの¥8,800は、かなり古いダイソンの保守費用としては高額な感じが否めません。
また、互換バッテリーは安全性の面で個人的にNGです。(安全性は一番重視したいです)
よって、今回は純正バッテリーの中古品を、ヤフオクやメルカリなどで購入して入手していきます。
4.ダイソン純正バッテリーの中古品を入手する
では、実際にダイソン純正バッテリーの中古品を入手していきます。
購入のポイントはV6シリーズ用のバッテリーであること。そして、商品の説明文に記載された「稼働時間」がどのくらいか?の2つです。
今回は、溜まっているPaypayポイントが使用できる”Yahooフリマ”を利用して購入していきます。
”Yahooフリマ”にて実際に出品されているラインナップを整理した結果は下記のとおりです。
| 稼働時間 | 出品価格 |
|---|---|
| 18分40秒 | ¥5,500 |
| 18分20秒 | ¥3,600 |
| 17分 | ¥3,300 |
| 8分20秒 | ¥2,000 |
| 5分未満 | ¥1,400 |
| 1分10秒 | ¥1,500 |
| ジャンク(非動作)品 | ¥1,000~1,500 |
前述のとおり、出品価格はバッテリー使用時の本体稼働時間の違いにより設定されています。(「5分未満」など、詳細を誤魔化しているものもありそうですが、その辺も踏まえて選択する必要があります。)
我が家のダイソン DC61の使用方法としては、メインの掃除機として使用しているわけではありません。室内の汚れを局所的に掃除したり、車内を清掃したりする際のハンディー掃除機として使用しています。
よって、日頃から充電をしておけば、それほど連続で稼働するシーンは少ないので、稼働時間にはそれほどこだわりはありません。ただ、いざという時にバッテリーが切れてしまうと不便なので、基準としては満充電で10分くらいは稼働できるものを購入したいところです。
結果、私の最終判断としては、稼働時間:17分で、出品価格が¥3,300の商品(上表の上から三番目の商品)を購入しました。

購入して届いたのは写真のバッテリーです。(機種としては、SV07にて使用されていたバッテリーでした。)
フリマなどで商品を購入すると、ラベルが中国語のものが届いたりするイメージがありましたが、今回の商品はしっかり日本で使用されていた商品のようでした。(iPhoneの中古品をネットで購入すると、明らかに中華圏で使用されていたと思われる商品が届きますよねw)
以上で交換用のバッテリーは準備出来ました。早速、本体を分解してバッテリーを交換していきます。
5.ダイソンV6シリーズのバッテリー交換方法
では、使用できなくなったダイソンV6シリーズのバッテリーを、新たに購入した中古の純正バッテリーに交換していきます。
交換方法は至って簡単です。ダストボックスを本体から取り外し、動かなくなった古いバッテリーを取り外して新しいバッテリーを取り付けるだけです。

まず、ダストボックスの取り外し方法は、ダストボックスの蓋を開けるための赤いレバーを1回引いて蓋を開け、その状態でもう1回レバーを引くことで、ダストボックスを固定していたツメを本体から外します。(ツメだけが外れた状態が写真です)
その状態で、反対側(吸い込み口側)で引っかかっているツメを外すと、本体からダストボックスを丸ごと分離することが出来ます。
なお、家電製品では力を加えずにパーツの分解ができるように設計されていますので、くれぐれも力ずくで外さないよう注意しましょう。(割れてしまったプラスチック製品を修理するのは大変です)
ダストボックスが取り外せたら、ネジを2本取り外して、バッテリーを取り外していきます。

1本目のネジは本体の背面側(MAXボタンがある面)にあり、通常のプラスドライバーで取り外すことが出来ます。(ユーザーが自分で交換出来るよう、通常のネジが使用されています)
なお、このネジはダストボックスを分解しなくても取り外すことが出来ますので、ダストボックスを分解する前にこちらのネジを外しても問題はありません。(写真ではネジを先に外していますねw)
1本目のネジが外せたら、2本目のネジを外していきます。
2本目のネジは、ダストボックスが取り付けられていた面(下写真の位置)に設置されていますので、こちらはダストボックスを分解してからでないと外せません。

2本のネジが取り外せたら、バッテリーを固定するものは何もなくなりますので、バッテリーを本体の下側に向けて引き抜くことで、取り外すことが出来ます。
古いバッテリーが取り外せたら、あとは外したのとは逆の要領で新たに準備したバッテリーを取り付けるだけです。(至って簡単ですね)
バッテリーを装着したら2本のネジで固定します。(2本のネジの仕様は同じなので、どちらに取り付けても大丈夫です)
最後に、ダストボックスを元通りに取り付ければ、バッテリー交換作業は完了です。(簡単ですね)

バッテリーの交換が完了したら、動作を確認していきます。スイッチを入れて動作しなければ、バッテリー以外の部分が壊れているということになりますが…写真のとおり無事に動作することが確認できました。(動作時に点灯する青色LCDが点灯しています。)
まあ、事前のLEDによるエラーチェックで動作しない原因がバッテリーにあることがほぼ確定していましたが、実際に動作して一安心ですw
これで、後しばらくは我が家のハンディー掃除機の主力として、しっかり活躍してくれるでしょう。(ハンディー掃除機は一家に1台ないと凄く不便ですね)
6.ダイソンV6を更に分解して清掃する
動作しなかったダイソンV6をバッテリー交換で動作できる状態に修理しました。これでしばらくは一安心ですが、折角の機会ですので、今まで分解したことがなかった部分まで分解して内部を清掃していきましょう。
まずは、バッテリーを交換した要領で、ダストボックスとバッテリーを取り外し、MAXボタンが付いている背面のパーツを取り外していきます。

MAXボタンが付いているパーツは、バッテリーを固定していたネジで共締めされていますので、バッテリーを外した状態では嵌合ツメだけで固定されている状態です。(分解する際に、更にネジを取り外す必要はありません。)
本体ケースとパーツの境界面に、ギターのピックなどのケースを傷めないような薄いものを挿し込んで(写真参照)、ケースどうしを固定しているツメの嵌合を外して分解していきます。
この辺りはちょっとコツが必要な部分でもありますが、ツメがありそうな箇所を狙って、境界に沿って順番にツメを外していくことで、比較的簡単に分解することが出来ます。そして、くれぐれも力づくで分解しないように注意してください。(嵌合ツメを折ってしまったりすると修復が難しくなります)

MAXボタンがついているパーツを本体から分離させた状態が写真の状態です。
本体側は、筒状の部分の真ん中に丸い基板が固定されていて、その真ん中にはMAXボタン用のスイッチが配置されているという単純な構成です。そして、このエリアはモーター稼働に排出する空気の通り道になっているような、細かいほこりがうっすらと堆積しています。
本体から分離させたパーツ側は、中心にMAXボタンが配置され、その周りにフィルターとなるスポンジが配置されているという構成ですが、こちらもスポンジの表面にうっすらとほこりが堆積しています。
まずは、フィルターとなっているスポンジを取り外して清掃しようと試みましたが…スポンジが経年劣化でボロボロになっており、そのまま取り出せるような状態ではありませんでした。(10年の時間経過って恐ろしいです)

そこで、スポンジをパーツに装着したままエアダスターでほこりを吹き飛ばそうとしましたが…風が強すぎて劣化したスポンジがちぎれて飛び散ってしまったので、最終的には写真の要領で小さなブラシを使って、表面を優しく清掃しました。(本当はスポンジを新しいものに取り替えたかったのですが、手元に代用できそうなスポンジがなくて諦めました)
本体側は、基板表面に堆積していたほこりをブラシで優しく落としてから、エアダスターでほこりを完全に吹き飛ばし、かなり綺麗にすることが出来ました。(エアダスターは色々なシーンで活用出来て汎用性があります)
清掃が完了したら、パーツを元通りに組み立てて、MAXボタンが付いているパーツの内部清掃は完了です。
続いて、吸い取ったゴミが溜める部分のユニット(以下、サイクロンユニット)を本体から丸ごと取り外して、本体のモータが空気を吸い込む部分の清掃を行っていきます。

モータが格納されている本体部分と、サイクロンユニットは、写真にてマイナスドライバーを挿している箇所でツメ嵌合されています。(固定しているネジなどはありません)
嵌合ツメの部分を狙ってマイナスドライバーなどの先端が細いものを挿しこんで、ツメの引っかかりを上手に外して、2つのユニットを分離させていきます。
なお、分解するのが初めての場合は、ツメがどのように掛かっているのかわかりませんが、その嵌合ツメの構造を分解前に”予習”して、ツメの引っかかりを外す動作を効果的に行うことが重要です。

写真が2つにユニットを分解した状態の写真になりますが、本体側の矢印で示した箇所(白いプラスチック部品)が嵌合ツメです。そのツメが外側に向かって引っかかっていますので、左右のツメを内側(矢印方向)に動かすことで、ツメの引っかかりが外れてくれます。(しつこいですが、力ずくで外さないようにw)
分解すると、予想通り、合わせの部分にかなり大きなゴミが溜まっていました。(写真をご参照ください)
大きなゴミをブラシを取り除いて、残ったゴミをエアダスターで吹き飛ばすことでかなり綺麗になりました。
なお、この時、本体側のモーターの軸部分に髪の毛などが引っかかっていることがよくあるようですが、我が家のダイソンは比較的綺麗な状態でした。
以上で清掃は完了です。サイクロン部分を更に分解して清掃する方もいらっしゃいますが、構造をしっかり把握していない状態では破損させてしまうリスクが高くなるので、そこまでの清掃は止めておきました。(重複しますが、プラスチック部品は割れたら修復が難しいです)

清掃が完了したら、分解と逆の要領で2つのユニットを組み立てていきます。要領としては、写真のように2つのユニットの上側のツメを引っかけてから、下側のツメの部分を嵌め込んでいけば、比較的簡単に組み立てることが出来ます。
最後にダストボックスとバッテリーを元通りに組み付けて、動作確認したらすべての作業は完了です。
フィルターとなっているスポンジが形を保持できないくらいボロボロになっていたのは誤算でしたが、本体の内部をかなり綺麗にすることが出来ました。掃除機のコアパーツであるモーターがダメになるまでは、引き続き我が家の主力ハンディー掃除機として頑張ってもらいましょう!


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