いつの間にか、愛車のボディーに大きな傷がついていました。今回はボディーの下地処理剤として愛用しているSurLuster SPIRITクリーナーとVoodooRide SILQ(シルク)を使用して、そのキズ消し・傷隠し効果を確認してみました。合わせてVoodooRide SEALANT(シーラント)のキズ消し・傷隠し効果を確認し、下記リンクにて動画も公開していますので、興味のある方にご覧いただいて、皆様のカーメンテナンスのご参考になれば嬉しいです。【車-カーケア】#11 ボディーメンテナンス剤のキズ消し効果を検証する
目次
1.車のボディーに付いた線状のスクラッチ傷
春は花粉やら黄砂やらで洗車意欲が薄れてしまい、どうしても洗車間隔があいてしまうのですが…久しぶりに洗車しようと車をチェックしていると、線状の「V」字型スクラッチ傷を見つけてしましました。(下記写真の赤線で囲んだ箇所です)
幸い、深い傷ではなさそうですが、傷の幅が結構大きいです。こんなV字型の傷をどうやってつけたんだろうと思いますが、こんな大きく傷がついたら、傷つけた本人も認識できると思いますよね。ホント勘弁して欲しいです。
スクラッチ傷は線が細くても深さがあると、クリア層を多少削ってもなかなか消えてくれないので、キズ消しや傷隠しはとても困難です。しかしながら、線が太くても深さが浅ければ、比較的簡単に消したり隠したりできます。
今回発見したキズは、最終的にはコンパウンドで綺麗に消していく予定ですが、取り急ぎはキズ消し・傷隠し効果のあるメンテナンス剤の使用で目立たなくしておこうと思います。
2.傷隠し効果のある車のメンテナンス剤
まずは、手持ちのメンテナンス剤の中で、キズ消し・傷隠し効果のあるものをピックアップしました。結果、今回効果を確認するメンテナンス剤は下記の3種類です。
2.1 SurLuster(シュアラスター) SPIRITクリーナー
1つ目のメンテナンス剤は、ボディーにコーティングを施工する前に、下地処理剤として使用しているSurLusterさんのSPIRITクリーナーです。ボディー表面の汚れを落としてくれるとともに、小傷も消して(隠して)くれる優れた商品です。コンパウンドが配合されているようですが、それほど強い研磨力はないと思います。
こちらは以前の記事【車-カーケア】ボディーの雨ジミ(雨染み)除去②-SPIRIT編 にて、雨染み除去に使用した様子を紹介した商品ですが、購入した中古車を最初に磨きあげるのに使用している商品です。(こちらのリンク先 SPIRITクリーナーでも商品を紹介していますのでご参考にしてみてください。)
以前の上記記事では愛車の雨染みが既にウォータスポット化していることもあって雨染みの除去ができませんでしたが、使用した愛車のボディーはピカピカでした。実売¥1,000代で購入できるので、私のカーケアではかなり重宝しているメンテナンス剤です。
2.2 VoodooRide SILQ(シルク)
続いては、こちらもボディーにコーティングを施工する前に下地処理剤として使用しているVoodooRideさんのSILQ(シルク)です。ボディー表面の汚れを落としてくれるとともに、小傷も消して(隠して)くれるというSPIRITクリーナーと同様の効果に加えて、ボディー表面に疎水系のコーティングを施してくれる非常に優れた商品です。
こちらも以前の記事【車-カーケア】ボディーの雨ジミ(雨染み)除去①-SILQ編にて、雨染み除去に使用した様子を紹介した商品です。(こちらのリンク先 SILQ(シルク)でも商品を紹介していますのでご参考にしてみてください。)
こちらでも我が愛車の頑固な雨染み(ウォータースポット)は除去できませんでしたが、使用した愛車のボディーはとてもピカピカでした。実売¥3,000超ということもあって当時の私の評価は多少低めでしたが、使用して行くうちにその良さをジワジワと実感しています。こちらもとても素晴らしい商品です。
2.3 VoodooRide SEALANT(シーラント)
最後はSPIRITクリーナーやSILQ(シルク)でボディーをピカピカに処理した後に、仕上げのコーティング剤として使用しているVoodooRideさんのSEALANT(シーラント)です。疎水系のコーティングを施してボディーを更にピカピカにしてくれます。
SPIRITクリーナーやSILQ(シルク)を施工した段階でボディーは既にピカピカですが、更にこちらのSEALANT(シーラント)を施工すると、ボディーの輝きが1段階UPします。実売価格が¥4,000超と少し手を出しにくい商品ですが、スプレーするだけの簡単施工が出来る素晴らしい商品です。
こちらのSEALANT(シーラント)にはSPIRITクリーナーやSILQ(シルク)のような傷消し効果はないと思いますが、表面の小傷を埋めて目立たなくする効果はあるみたいなので、今回はSPIRITクリーナーやSILQ(シルク)で消せないキズに上塗りして、傷の見た目がどのようになるか?確認していきたいと思います。
3.キズ消し・傷隠し効果の検証
まずは車を綺麗に洗車して、傷部分をマスキングします。V字型のキズなので、境界をどこにするのか?が難しいですが、V字の谷の部分を境界にして分けました。
マスキングした領域の向かって右側にSPIRITクリーナーを使用し、向かって左側にてSILQ(シルク)を使用します。
キズの状態としては、右側は何かを持ち上げて(上下させて)こすりつけたのか?キズ表面が左側より少しガサガサしています。よって、傷の状態的にはSPIRITクリーナーの方が若干不利かもしれませんが、まずはこの切り分け方で効果を確認していきたいと思います。
3.1 SPIRITクリーナーのキズ消し効果
SPIRITクリーナーを付属の専用スポンジに取り出してキズ表面を磨き、乾いたクロスで拭き取ります。磨き時間は30秒弱です。その状態が下記です。
なんと!キズが綺麗に消えてしまいました。SPIRITクリーナーの良さはわかっているつもりでしたが、改めてこういう効果を確認すると素晴らしいと実感しますね。LEDライトなどを当てると少し見えたりするのかもしれませんが、太陽光下での目視では、傷が全く見えなくなりました。完璧です!
3.2 SILQ(シルク)のキズ消し効果
続いて、SILQ(シルク)を適度に濡らしたクロスに取り出してボディーを磨き、乾いたクロスで拭き取ります。磨き時間は40秒弱です。その状態が下記写真です。
こちらもキズが綺麗になくなりました。やはりSILQ(シルク)もかなり優秀ですね。
3.3 SEALANT(シーラント)のキズ消し効果
SEALANT(シーラント)のキズ消し(傷隠し)効果は、SPIRITクリーナーやSILQ(シルク)で消し切れなかった部分に対しての確認を予定していたのですが、SPIRITクリーナーやSILQ(シルク)が完璧に傷を消してしまったので、相乗での効果が確認出来なくなりました。
そこで、マスキングテープで隠れていた傷の中心(V字の谷)部分にSEALANT(シーラント)を施工して、キズ消し(傷隠し)効果を確認します。(傷部を拡大表示しています)
傷部分にピンポイントでSEALANT(シーラント)をスプレーして乾いたクロスで拭きあげます。拭きあげ時間は20秒程度です。その状態が下記です。
SEALANT(シーラント)の施工でキズはかなり薄くなりましたが、完全に消し切ることはできませんでした。
基本的にSEALANT(シーラント)はコーティング剤で、研磨成分などは含まれていないはずなので、有効成分がキズに入り込んで見えないようにしてくれているのだと思います。それでも、キズ自体はかなり視認できなくなっているので、傷隠し効果はかなりあると判断できます。こちらもやはりかなり優れた商品です。(問題は価格帯だけ…ww)
4.キズ消し・傷隠し効果の検証結果
今回の「浅くて太い線キズ」に対するキズ消し・傷隠し効果の検証結果をまとめると下記です。
検証した商品 | 結果 |
SPIRITクリーナー | ◎ |
SILQ(シルク) | ◎ |
SEALANT(シーラント) | △ |
SPIRITクリーナーとSILQ(シルク)は完璧に傷を消し去ってくれました。傷を隠してくれただけかもしれませんが、その場合は別途コンパウンドで磨きあげていきます。
SEALANT(シーラント)は、残念ながら傷を消し切ることが出来ませんでしたが、スプレーするだけでキズが薄くなるのは素晴らしいです。残量がかなり少なくなりましたが、なくなるまでもうしばらくはその効果を存分に享受したいと思います。
・ボディーの仕上げと今後の施工について
SEALANT(シーラント)で消し切れなかった傷は、改めてSILQ(シルク)を施工して消し込みました。
そして、車全体をSILQ(シルク)⇒SEALANT(シーラント)で施工してピカピカにして本日の作業は完了です。
今回は車のボディーに新たにできた線キズを完全に消すことが出来ましたが、以前に【車-カーケア】ボディーの雨ジミ(雨染み)除去①-SILQ編や【車-カーケア】ボディーの雨ジミ(雨染み)除去②-SPIRIT編 で除去できなかった雨ジミ、いや塗膜まで侵食しているウォータースポットをいつか除去しなければなりません。新たな雨染みが出来ないように”COVER RITE”の車カバーも購入したので、近日中にコンパウンドで磨いてやっつける予定です。そして、今後も大切に乗っていきたいですね。^^