シンワ測定製の完全スコヤです。確認対象物の完全な?垂直と垂直方向の距離が確認できるL字状の定規です。
L字状の短い部分には幅があるため、基準となる面にピッタリ(平行に)当てることが出来るので、確認対象物の垂直度を正確に確認することが出来ます。適度な重さもあるので、基準面が水平面であれば、写真のように自立させることも可能です。
また、L字状の長い部分には15cm(150mm)までの寸法が測定できる目盛りがあり、基準面からの垂直方向の距離を正確に測定することが出来ます。
同じようなことは指矩(さしがね)でもできますが、基準面に充てる部分に幅があってピッタリ当てることが出来る分だけ、さしがねよりも正確な確認が可能となります。そして、さしがねよりも全長が小さくて取り回しがよいです。(私のさしがねは50cmなので、取り回しが悪い。)
私のDIYの中では、主に電動丸ノコや電動トリマー使用時に、刃の突出量を測定するために使用しています。(写真は電動丸ノコの刃の突出量を測定しているところです。)
木材加工では、板状や棒状の木材をそのまま木ネジなどで(面と面で)締結するよりも、木材に切り込みや切り欠きを入れて、組み木にして仕上げた方が強度が上がります。その際の切り込みなどは、大工さんであればノミで正確に作成することができますが、我々DIY師は電動丸ノコや電動トリマーの力に頼って作成せざるを得ません。その際、刃の突出量が切り込みの深さになりますので、刃の突出量を正確に調整することが非常に重要となり、スコヤを使用して正確な寸法を測定することが重要になります。
いずれにしても、木工のDIYをする場合はスコヤがあると非常に便利です。(っていうか、必須です。)それほど高価なものではないので、木工のDIYをされる方は一つ持っておくことをおススメします。