PR

【DIY】シャワーヘッドの根元から水漏れする原因と修理方法

シャワーヘッド根元からの水漏れの原因とDIYでの簡単修理方法 DIY

お風呂のシャワーヘッドの根元から水漏れが発生しました。根元から漏れている細い水流が単独で体に当たるとかなり不快です。そこで今回は、シャワーヘッドの根元から水漏れする原因を確認して、修理しました。手っ取り早く修理する方法は、ホースの亀裂が発生した部分をカットする修理方法です。そして、修理作業を容易にするポイントは「熱湯」を使用することです。皆様の修理のご参考になれば嬉しいです。

1.シャワーヘッドの根元から細い水流が…

今年も12月に入り、次第に冬らしくなってきました。

冬はお風呂の湯船にゆっーくり浸かって、体がポカポカに温まった状態で就寝したいところですが、一人暮らしの方などはどうしてもシャワーばかりになりがちですよね。

なお、寒い冬にお湯が使えなかったりすると死活問題になりますが、我が家のECOジョーズ給湯器は、例え機能に全く問題がなくても、時限装置的に給油がストップしてしまうという、恐ろしい「中和器」関連のエラーには下記リンクの記事のとおり対応しています。同様のエラーが出た場合は、是非ご参考にしてみてください。

また、給湯器がしっかり動作していたとしても、シャワーから「ピュー」っと細ーい水流がはみ出て肌に当たったりすると、その水流が冷たく感じてとても不快になります。

そんな冷たくて不快な単独水流が、この冬の我が家のお風呂でも発生してしまいました。写真のとおり、シャワーヘッド取り付け部の根元から細い水流が「ピュー」っと激しく漏れ出ていますw

シャワーで洗髪している時などに、細い水流が体に当たるとかなり冷たくて不快です。

そこで今回は、このシャワーヘッドの根元から水漏れして細い水流が出てしまう原因を確認して、DIYで修理していきます。

2.シャワーヘッドの根元から水漏れする原因

シャワーヘッドの根元から水漏れしてしまう原因は何でしょうか?

図は、シャワーヘッド根元の金具部分の断面図を簡略化したものです。(シャワーヘッドは外した状態です)

シャワーヘッドの根元は「金具」「パッキン」「ホースASSY」という3部品(ユニット)で構成されています。(我が家のシャワーヘッドはKVK製ですが、他のメーカーも概ね同じような構造になっていると思います)

構造を確認してみると、水漏れが発生する原因としては、金具内でホースに発生する”亀裂”しか考えられなそうですね。(それ以外の箇所は水漏れが発生したとしても、その量はわずかになりそうです。)

現象的にも、シャワーヘッドの根元に力を加えて角度を変えたりすると、漏れ出てくる水流の勢いや角度が変わりますので、今回の我が家で発生しているシャワーヘッド根元の水漏れの原因としては、ホース自体の亀裂と判断して間違いはないでしょう。

3.シャワーヘッド根元の水漏れ修理方法

シャワーヘッド根元の水漏れは、根元の金具内部でホース自体に亀裂が入ったことが原因だと思われますが、今度はその修理方法を考えていきましょう。

まず、考えられる修理方法としては、シャワーホースを混合栓と接続する部分から取り換えてしまう方法ですね。

交換用のホースとしては、混合栓やシャワーヘッドとの接続部分がしっかり適合することが重要になりますが、下記のような商品では、各メーカー品に適合させるための”アダプター”が付属されていますので、適合調査などをしなくても、比較的容易に準備出来るでしょう。

また、準備する部品代が少々高額にはなってしまいますが、これをいい機会と捉えて、シャワーヘッド付きのシャワーホースを購入してしまうのも良いでしょう。

ただ、今回の水漏れは、シャワーホースに亀裂が入ってしまっただけなので、ホースの亀裂が入った部分をカットして、ホースを切り詰めるだけで修理することも可能です。

ホースをカットするだけであれば、準備する追加部品は不要です。(発生費用は”¥0”です。)しかも、今すぐにでも修理ができます。そこで今回は、「ホースをカットする」という方法で、シャワーヘッド根元の水漏れを速やかに修正していきます。

4.シャワーホースをカットして水漏れを修理

それでは、シャワーホースをカットしてシャワーヘッド根元の水漏れを修理していきましょう。

まずは、シャワーヘッドを取り外します。

シャワーヘッドと根元の金具は、双方に切られたネジが嵌合して固定されているだけなので、金具が回転しないようしっかり抑えた状態でシャワーヘッドを回転させるだけで、取り外すことが出来ます。(写真参照)

続いて、”金具”と”ホースASSY”を分離させていきます。

”金具”の中にはリング状の”パッキン”が入っていて、その”パッキン”がストッパーの役割を果たす感じで、”金具”と”ホースASSY”の位置がずれないようになっています。(構造は、2項の「断面図」を参照してください)

そこで、まずは”パッキン”が痛まないよう注意しながら、”金具”の中から”パッキン”を取り出していきます。(私は竹串を使用して取り出しました)

”パッキン”を取り外すと、”金具”と”ホースASSY”を位置決めしていたストッパーがなくなりますので、”金具”の位置をホース側にずらすことが出来るようになります。

写真が金具をずらした状態になりますが、ホースにパックリと大きな亀裂が入っているのが見えてきました。この裂け方であれば、今回のように激しい水漏れが発生するのも納得ですね。

まあ、既に20年近く使用しているので仕方がない部分もありますが、ホースと先端部品との境界は、明らかに応力が集中しそうな構造ですねw

シャワーヘッドを固定していた金具をズラすことが出来たら、”ホースASSY”の先端部分を分解していきます。

ホースASSYの先端は、図のようになっていて、”固定金具”、”リング”、そして”ホース”の3部品で構成されています。

金属製の”固定金具”と”リング”で”ホース”をしっかり挟み込んで固定する構造ですね。

まずは、構成する3部品を分解していきますが、部品どうしがかなり圧入される形で強固に組み付けられていますので、単純にホースを引っ張るだけでは分解できそうにありません。痛んでいるホースの先端部分だけをカッターでカットして、部品をホース本体と分離させてから、分解していくのが良さそうです。

写真は部品を分離させた状態で、”リング”のみを取り外した状態です。”固定金具”と”リング”の隙間に先端の細いものを指し込んで、隙間を徐々に大きくしていく要領で、比較的容易に取り外すことが出来ました。

”固定金具”と”ホース”に関しても同じですね。”固定金具”と”ホース”の隙間が徐々に大きくなるようにすることで、簡単に取り外すことができました。

ホースASSYが分解出来たら、カットしたホースの先端に”固定金具”と”リング”を嵌め込んで固定していきます。

しかしながら、この作業が想像以上に大変でした。前述のとおり、ホースがかなり圧入される形で固定される構造ですので、力ずくでは部品が全く嵌りません

経年劣化でホースが必要以上に硬化している可能性もあり、ホースをぬるま湯にしばらく漬けてから嵌めてみたり、ホースの先端にペンチなどを挿し込んで開口を無理やり広げてから嵌めてみたり色々とトライしてみましたが、どれだけ頑張っても嵌る気配がありません。

そこで、最終手段として熱湯をぶっかけて嵌めてみたところ…驚くほど”するっ”と簡単に嵌ってくれましたw

半ば諦め気味で「新しいシャワーホースを購入するしかないかもなぁ?」などと思いながら熱湯にトライしたので、”固定金具”についているパッキンにも熱湯が掛けてしまいましたが、皆さんがトライする場合は、ゴム部品には熱湯がかからないよう注意した方が良いかもしれません。

いずれにしても、ホース先端に組み付ける部品の嵌合には、ぬるま湯などでは到底太刀打ちできませんので、最初から熱湯をかける前提でトライすることをおススメします。

ホース先端に”固定金具”と”リング”を隙間なくしっかり固定することが出来たら、金具をその先端にセットして、位置決めとなるパッキンを嵌め込みます。

その状態でシャワーヘッドをしっかり取り付ければ、今回の修理作業は完了です。

5.シャワーヘッド根元の水漏れ修理結果

修理が完了したら、実際にお湯を出して水漏れがしっかり改善されたことを確認していきます。

結果は写真のとおりです。シャワーヘッド根元で発生していた水漏れを完璧に修理することが出来ました。

シャワーホースに水漏れが発生した場合、基本的にはかなり古いシャワーヘッドになっていると思いますので、その水漏れをいい機会と捉えて、シャワーヘッドごと新しくするのが良い気がしますが、速攻で水漏れを修理したいのであれば、ホースのカット修理が一番手っ取り早いです。

そして、ホース先端への部品固定は、無策ではかなり難しいと思いますので、「熱湯」ぶっかけて簡単に取り付けてしまいましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました