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【DIY】TIVケーブルを天井配線してスピーカーを壁面に常設する

TIVケーブルを天井裏に配線してスピーカーを壁面に常設するDIY 設備工事

我が家には5つのスピーカーを使ってサラウンドで映画などを楽しむアンプがありますが、通常使いしているスピーカーは前方の3個のみで、後方の2個はほとんど使用出来ておりません。そこで今回は、壁内や天井裏にスピーカー用のケーブルを配線して、後方の壁面にサラウンドスピーカーを常設するDIYを行いました。使用したケーブルにはオーディオケーブルよりも安価な”TIV-Fケーブル”です。下記に動画も公開していますので、皆様のDIYのご参考になれば嬉しいです。

1.サラウンドスピーカシステムとは?

サラウンドスピーカーシステム

「映画をより迫力のある音で楽しみたい!」という欲望をご家庭でも享受したい時に使用されるのが「サラウンドスピーカーシステム」です。複数のスピーカーを使用することで、空間的な膨らみがあって迫力がある音が楽しめます。

そもそも「サラウンドスピーカーシステム」とは、どういうものなのでしょうか?改めて整理してみましょう。

まず、1つのスピーカーからのみ音が聞こえてくるのが「モノラル」です。昭和のラジカセや小型の携帯用ラジオなどから聞こえてくる音声ですね。当然ですが、音はスピーカーのある方向から”のみ”聞こえてきます。

そして、2つのスピーカーから音が聞こえてくるのが「ステレオ」です。L(左)R(右)の左右二つのスピーカーから音を出すことで、音が広がりを持つようになり、空間のどこで音が鳴っているか?などが認識できるようになります。

スピーカーで聴く人を囲むのがサラウンドスピーカーシステム

上記に対して、複数のスピーカーを”囲む”(Surround)ように配置して、音に更なる立体感を持たせたのが「サラウンドスピーカーシステム」です。

「サラウンドスピーカーシステム」は、使用するスピーカーの種類や数などによってバリエーションがあり、「x.x.xch(チャンネル)」(xは数字)という感じで表現されます。

1番目の数字は「スピーカーの数」です。「5」の場合は、正面左右に配置するスピーカーの他に、前面中央に「センタースピーカー」、背面の左右に「サラウンドスピーカー」を配置し、計5個のスピーカーで音を形成します。「7」の場合は、後方に更に2個のサラウンドスピーカーを配置して計7個のスピーカーで音を形成しますが、一般的なのは「5」ですね。

2番目の数字は重低音に特化して音を鳴らす「サブウーファーの数」です。映画が始まる時には、何かのクレジットが表示されて無意味に重低音が鳴り響きますが、その時に音が鳴るスピーカーが「サブウーファー」ですね。賃貸では重低音が響くと騒音問題になるのでなかなか使用できないと思いますが、「サブウーファー」があると低音が効いて、より迫力のあるサウンドになります。

3番目の数字は天井などに埋め込んだ「トップ(ハイト)スピーカーの数」です。そもそも3番目の数字なんて昔はなかったと思いますので、ご家庭で使用されている方はなかなか少ないでしょうね。

その他にも「Auro-3D」などと呼ばれるものもあるようですが、我々にはそこまで増やしたとて、音の違いがわからないと思いますので割愛しますw

2.我が家のサラウンドスピーカーシステム

サラウンドスピーカーシステムに使用しているYAMAHAのDSP-AX530

我が家のサラウンドスピーカーシステムは「5.0ch」です。音声を出力するアンプには写真のYAMAHA”DSP-AX530”を使用しており、仕様的には5.1chの音声を出力できますが、サブウーファーを所持していないため、5.0chで楽しんでいます。

通常の使用方法は、テレビ上のDIYで作成した棚にセンタースピーカーを配置し、左右のスピーカーをテレビの左右に配置するという「3.0ch」のオーソドックス・スタイルです。(テレビ上の棚の作成については、下記リンクの記事をご参照ください。)

そして、「5.0ch」で使用するサラウンドスピーカーについては、映画を見るなどでサラウンドを楽しみたい時にだけ後方左右に配置して使用しています。

リアスピーカーとして使用しているYAMAHAのNS-10MMT

しかしながら、この”見たい時にサラウンドスピーカーを配置する”のが結構面倒なので、最近では「5.0ch」でサラウンドスピーカーを使用する機会はかなり減ってしまいました。

サラウンドスピーカーには写真のYAMAHA”NS-10MMT”を使用していますが、せっかく購入したのに使用しないのは勿体ないですね。

そこで今回は、サラウンドスピーカー用のケーブルを壁内や天井裏に通して背面側まで引き回し、サラウンドスピーカーを背面の壁に”常設”するDIYを行っていきます。

3.サラウンドスピーカーを壁面に設置する

まずはサラウンドスピーカーを背面側の壁面に設置していきます。

リアスピーカーとして使用しているYAMAHAのNS-10MMTの背面にはネジで吊り下げるためのブラケットが付いている

スピーカーの背面には、ネジを引っかけて吊ることが出来るブラケットが付いています。壁面に固定したネジにブラケットを引っ掛けることで、スピーカーを壁面に吊り下げることができます。

しかしながら、背面スピーカーは壁面の上方に固定して、斜め下に向かって音を出したいので、取り付けるスピーカーには下向きの角度を付けたいのですが、壁面に直接ネジを固定し、そこにスピーカーを引っかけるだけでは、スピーカーに角度がつけられません。

IKEAの壁掛けフックは土台とフックが別ピースになっていて土台をしっかり固定することでフックの強度が確保できる

そこで、壁面に写真の壁掛けフックを取り付け、フックに固定したネジでスピーカーを吊ることで、スピーカーに角度を付けていきます。

写真の壁掛けフックはIKEAで購入したものですが、土台を壁面に固定した上から木製のフックを被せるという、写真のような2ピース構造になっていますので、土台部分を壁内の柱や間柱にしっかりネジ固定することで、耐荷重の大きな壁掛けフックになります。スピーカーを吊り下げるくらいであれば十分耐えられるような壁掛けフックになるでしょう。

まずは、ブラケットと壁掛けフックを位置合わせして、スピーカー吊り下げ用ネジを取り付ける場所にマーキングしてドリルで下穴を開けます。そして、その穴に吊り下げ用のネジを付けます。(下写真の状態になります)

壁に強固に固定できるIKEAの壁掛けフックにネジを取り付けてスピーカーを吊り下げる

なお、壁掛けフックには、耐荷重が高くするためにかなり堅い木材が使用されていますので、下穴を開けないとネジを入れていくのは難しいです。よって、しっかり下穴を開けていくことが重要ですね。

また、この壁掛けフックに取り付けたネジは、壁掛けフックを貫通して壁にも固定できるようにしたいので、壁まで届く少し長めのネジを使用してました。(上写真では裏面側からネジの先端が出ないレベルまでしかネジを締め込んでませんが、壁に取り付ける際には更に奥まで締めこんで、ネジを壁まで突き刺します。)

壁掛けフック側の加工が出来たら、壁掛けフックを壁に固定していきますが、壁にしっかり固定するためには、前述のとおり、壁内の柱(間柱)に直接ネジを打つすることが重要になります。壁裏センサーなどを使用して壁内の柱の位置を明確化していきます。(下写真のマスキングテープの位置が柱の端面です。)

IKEAの壁掛けフックの土台を壁内の柱にしっかり固定することでフックの強度をUPすることができる

サラウンドスピーカーを設置する場所の下には出窓があり、その両側にはしっかりとした柱が配置されていました。今回は、その柱を狙って壁掛けフックの土台を壁にしっかり固定していきます。

土台が固定出来たら壁掛けフック本体を被せて、更にスピーカーを引っかけるために取り付けたネジを壁に突き刺していきます。こうすることで、1つの壁掛けフックに対して4個のネジで壁に取り付けられる仕様になりますので、壁掛けフックをかなり強固に壁に固定することができました。

なお、今回はベッドの真上にスピーカーを設置する感じになります。就寝中にスピーカーが落ちてきたら大変なことになりますが…ここまで強固に固定しておけば心配はない!はずですw

IKEAの壁掛けフックにスピーカーを吊り下げて壁面上方に常設する

壁掛けフックをしっかり固定することが出来たら、フックに固定したネジにスピーカーのブラケットを引っかけて吊り下げます。

取り付けたスピーカー(左リア)の状態は写真のとおりで、壁掛けフックの表面にいい感じの角度が付いているので、取り付けたスピーカーにもいい感じで斜め下向きの角度を付けることが出来ました。(狙い通りです!)

片側(左リア)のスピーカーが取り付け出来たら、もう片側(右リア)のスピーカーも同じように出窓横の柱を利用して壁掛けフックを壁面にしっかり固定し、スピーカーを吊り下げていきます。

4.スピーカーケーブルの配線仕様を設計する

スピーカーが壁面に固定出来たら、そのスピーカーにケーブルを配線する方法を考えていきます。

今回、新たに配線するスピーカーケーブルは、出来る限り壁内や天井裏を引き回して、ケーブルが極力見えないようにしていきます。(2階のケーブル配線は、天井裏が使用できるのでいいですね。)

リアスピーカーを後方壁面に常設するためにケーブルを壁内と天井裏に引き回すケーブル配線設計図

検討した結果、今回は図の通りでケーブルを配線することにしました。

まずは、ステレオアンプに接続したケーブルを、アンプと同一面上にある壁面コンセントから壁内に通していきます。

そして、壁内に通したケーブルを天井裏まで引き回し、天井裏の屋根裏収納の横(図では手前)の空間にケーブルを通してスピーカーを設置する壁側まで引き回します。

更に、スピーカー側まで引き回したケーブルは、壁面上部に新設する”ケーブル引き出し口”から室内に引き出して、壁面設置したスピーカーに接続していきます。

また、ステレオアンプからスピーカーまでを1本のケーブルで繋ぐと工事難易度が上がりそうなので、ケーブルを2本に分割して、天井裏に新設する”中継用端子台”で接続する仕様とします。(ケーブルをアンプ側とスピーカー側で分割して施工しやすくします)

5.スピーカーケーブルにはTIVケーブルを採用

続いて、施工に使用する材料を考えていきますが、まずは使用していくケーブルを決めます。

スピーカーケーブルには、VVFケーブル内のIVケーブルを使用すると良いという記事をよく目にします。IVケーブルは芯線が銅の単線になっていて抵抗値の低いので、音の信号を伝えるのに優れているとのことです。

バナナプラグがついたオーディオケーブルは比較的高価

しかしながら、写真のような”高級な”オーディオケーブルと比較すれば、費用対効果でIVケーブルのメリットが出るのかもしれませんが、VVFケーブル自体もそれほど安いものではありません。(そこまでいい音を求めていない私にとっては十分高価です。)

ただ、現状で使用しているオーディオケーブルは、ビックカメラで1m単位で販売していた¥100/m程度の安物のケーブルだったと記憶してますが、仕様的には”より線”仕様で、購入からは既に15年以上経過しています。ケーブルの耐用年数がどれほどか?はわかりませんが、材質が銅であれば、表面が酸化して性能は劣化しているはずなので、新たに壁内や天井に引き回すのであれば、新しいものに換えておきたいです。

また、今回はケーブルを壁や天井を通して部屋の反対側まで引き回すので、長さ的にはトータルで20m以上は必要になると思われます。現状の安価なオーディオケーブルでも¥100/m以上はするので、新調すると¥2,000超えてしまいます。お金を極力かけないDIYを信条としている私にとってはちょっと微妙な金額です。

そこで今回は、芯線が銅の単線仕様であるIVケーブルが特性的に優れているのであれば、同じく銅単線のケーブルであれば問題なく使用できるのでは?との発想で、より安価な下記のケーブルを準備しました。

ELPAのTIVケーブル(ホワイト)です。通称「ベル線」(チャイムコード)と呼ばれるもので、電気工事では玄関などのチャイム側(室外側)の独立した60V以下の回路などに使用されるケーブルです。

芯線は銅単線のΦ0.8mmで、IVケーブル(Φ1.6mm~Φ2.0mm)と比較すると断面積が1/4以下になってしまいますが、Amazonで10m品が¥300程度で購入できるので、電気屋さんで安価なオーディオケーブルを購入するよりお得になる計算です。

よって今回は、コスパを最大限考慮して、このTIVケーブル(通称:ベル線)を10m×3個購入して配線することにしました。長めにケーブルを購入することで、スピーカーとの接続部分に十分な余長を設け、余ったケーブルを左右のメインスピーカーやセンタースピーカーのケーブルに活用していきます。

6.スピーカーケーブル配線に必要な材料

スピーカーケーブルを壁内及び天井裏に配線するために準備したTIVケーブルとテレフォンガイドなどのコンセント機器

今回のスピーカーケーブルを新たに配線するDIYにて使用する材料は下記です。

  • TIVケーブル(10m×3)
  • コンセントボックス
  • 連用取付枠
  • ベース(樹脂製の枠)
  • フェイスプレート(1個口)
  • テレフォンガイド(電話線引き込み口×2)
  • ブランクチップ
  • 端子台
電話線引出し用のテレフォンガイドを連用取付枠に装着してスピーカーケーブルを壁内から出入りさせる

まず、スピーカー側の壁面からケーブル引き出す箇所には、新たにコンセントボックスを埋め込んで設置し、その真ん中にテレフォンガイド(電話線引き込み口)を取り付けてケーブルを通していきます。(それを仮組みしたのが写真の状態です)

ステレオアンプ側のケーブルを壁内に挿入する箇所には、既設のコンセントボックスを使用していきますが、現状は下記リンクの記事でDIY設置したLANコネクタ(ぐっとす情報モジュラージャック)が真ん中に1個のみ接続されている状態ですので、そのLANコネクタを上段に移動させて、下段にテレフォンガイドを新たに固定してケーブルを通していきます。(面倒ですが、機器が3個固定できる連用取付枠に機器を2個のみ装着する場合は、枠の上下に機器を固定し、真ん中には何も固定しないのがルールになっています。)

また、LANコネクタを移動させて空いた(機器が固定されていない)真ん中のスペースには”ブランクチップ”を装着して穴埋めします。更に、その上に装着するフェイスプレートが現状では”1個口”になっているので、それを”3個口”に加工して仕上げます。(穴を拡張します)

そして、引き回すケーブルには前述のTIVケーブルを使用し、分割したケーブルの接続に使用する端子台には、電気工事試験の練習用に購入した端子台を流用していきます。(使用するのはケーブルが6本接続できる端子台です)

7.スピーカーケーブルを壁内と天井裏に配線する

DIYに必要なすべての材料が準備出来たら施工をしていきます。

7.1 スピーカー側の施工

まずは、スピーカー設置側のスピーカケーブルの引き出し口を施工して、スピーカーから中継用の端子台までのケーブルを配線していきます。

石膏ボードの穴あけにはマルチツールを使用するのが便利

壁裏センサーを使用して間柱位置を確認したら、間柱を避けた壁面(石膏ボード)に、マルチツールを使用して穴を開けていきます。(マルチツールは刃先が振動して切断してくれるので、刃を材料に当てるだけでカット出来る非常に便利なツールです)

開ける穴のサイズは埋め込むコンセントボックスと同じ大きさです。

また、今回は、石膏ボードを挟み込んで固定出来るコンセントボックスを使用しますので、石膏ボードを挟み込む”羽根”の分だけ間柱から離して穴を開けます。(加工の詳細は下記リンクで別途まとめていますので、ご参照してみてください。)

なお、この時にいきなり最終形状となる穴を開けてしまうと、壁内に障害物があった時などに取り返しがつきませんので、まずは、かなり小さめの穴を開けて壁内に何もないことを確認し、そのあとで最終形状の穴を開けるのが失敗しないコツです。

壁面に穴があいたら、天井裏側からケーブルを通して穴から引き出し、コンセントボックスのテレフォンガイドの穴にケーブルを通してスピーカーに接続します。(スピーカーに接続する前にテレフォンガイドの穴に通しておくことが重要です。)

壁内から引き出したスピーカーケーブルを天井角のモールに結束バンドでフォーミングしてスピーカーまで接続する

ケーブルをスピーカーに接続したら、スピーカー周りに残しておく余長(=スピーカーを移動させることが出来る範囲)を考慮してケーブルの長さを決め、配線したケーブルを結束バンドなどで綺麗にフォーミングしていきます。(今回は上写真のように、天井側の角のレールに結束バンドで固定してフォーミングしました。)

フォーミングが完了すれば、室内側で必要なケーブル長さが確定します。コンセントボックスから余ったケーブルを壁内側に引き込んで、スピーカー側の施工は完了です。なお、今回はケーブルを天井側にフォーミングしたので、テレフォンガイドの開口向きは上向きとしました。

そして、壁内に引き込んだケーブルは、天井裏を通して中継用端子台を設置する位置まで引き回しておきます。

7.2 中継用端子台を設置してケーブルを接続

スピーカー側の施工が完了したら、スピーカーから天井裏を引き回したケーブルを中継用端子台に接続していきます。

長さの大きなスピーカーケーブルを1本で配線すると施工が大変になるので、2本に分割して中継用端子台で接続する

中継用端子台は天井裏の柱に写真のようにネジ固定しました。

また、スピーカーのケーブルには⊕⊝がありますので、誤接続しないよう端子台に極性を明記し、L及びRについても明記しておきました。

スピーカー側の接続が出来たら、ステレオアンプに接続したケーブルを端子台の反対側に仮接続し、実際に音を鳴らしてスピーカー側の電気的な接続を確認していきます。(まずは、アンプ側のケーブルは壁内を通さずに、簡易的な状態で仮接続しました)

結果としては、スピーカーからしっかり音が出ることが確認できましたので、スピーカー側の施工は問題なしです。

7.3 ステレオアンプ側の施工

続いて、ステレオアンプ側の施工をしていきます。

まずは、スピーカーケーブルを壁内に挿入するコンセントから、天井裏に設置した中継用端子台まで、ケーブルを通線するためのラインを通していきます。

壁内を上下にケーブル配線する際には釣り用のラインとおもりを使用すると便利

上下方向の壁内ケーブル通線で活躍するのは、写真のような「釣り用のラインとおもり」です。(今回はそろばん型のおもりを使用しました。)

天井裏のコンセントの真上から壁内におもりを落として、コンセント側でそのおもりをキャッチして、ラインを壁内に通していく作戦ですね。

しかしながら、今回ケーブルを通そうとしているコンセントは、3連のコンセントボックスになっていて、電源ケーブルだけでなく、テレビ用の同軸ケーブル、通信用のLANケーブルなど、いろんなケーブルが集中して接続されていて、天井裏からおもりを落としても何かに引っかかってしまい、おもりをキャッチすることができません。

壁内にケーブルを通すために上から壁内に落下させた釣り用のラインとおもりを分解したコンセントから取り出す

事前の想定では、3連のコンセントボックスの1か所分だけ外せばラインくらい通すくらいは出来るだろうと安易に考えていましたが…最終的には、写真の通り3連のコンセントボックスを完全に取り外して、壁に手を突っ込んで、やっとのことでおもりをキャッチすることが出来ました。(この辺の施工は横着してはダメですねw)

通線用のラインが通せたら、ラインにTIVケーブルを結んで壁内に通していきます。

なお、通常は重力に従って上から下にケーブルを通した方が施工しやすいですが、今回は下側のコンセントボックス周りにケーブルが密集しているため、下側から壁内にケーブルを挿入しました。また、スピーカ側と同様、テレフォンガイドにケーブルを通してから壁内にケーブルを挿入することを忘れないようにしましょう。(あとから通すのは大変なのでw)

コンセント表面の化粧パネル(フェイスプレート)の形状が機器と合わないときはカッターで加工して開口を拡げる

ちなみに、フェイスプレートに関しては、現状では取り付け機器1個分(LANコネクタ分)の穴しか開いていませんので、写真のように、カッターで3個分に拡張してからケーブルを通しました。(写真では表側から加工していますが、裏側から加工した方がカッティングシートとの隙間がなくなり加工しやすいです。)

そんなこんなで、ステレオアンプ側のケーブルを天井裏まで通せたら、中継用の端子台にケーブルを接続していきます。なお、ここでもケーブルの誤接続には注意が必要です。通すケーブルには見分けるためのしるしをつけておいた方がよいでしょう。

LANコネクタの下に電話線引き込み用のテレフォンガイドとブラックチップを装着したコンセント

中継用の端子台にケーブルが接続出来たら、分解したコンセントを元通りにしていきます。左側のテレフォンガイドを追加した連用取付枠は、前述のとおりLANコネクタを上側に移動させ、下側にテレフォンガイドを取り付けて、真ん中にはブランクチップを取り付けました。

なお、こちら側のスピーカーケーブルは下(床方向)に向けてケーブルを引き出しましたので、テレフォンガイドの開口向きは下向きにしました。

最後に、穴を加工したフェイスプレートをしっかり嵌めて、引き回したケーブルを床側に綺麗にフォーミングすれば、ステレオアンプ側の施工も完了です。

8.サラウンドスピーカーの動作確認

アンプ背面の音声出力端子にスピーカーケーブルを接続する

施工が完了したら、配線したスピーカーケーブルをアンプに接続して動作を確認していきます。

動作確認には、みんな大好き”AmazonPrime”(2026年現在、広告が流れ始めて批判殺到中)を使用しましたが、結果としては、5個すべてのスピーカーから臨場感のある音が出ていることが確認できました。(やはり、アクション映画などは5.0chで観ると迫力が違いますね)

最後に、センタースピーカーと左右のメインスピーカーの接続ケーブルを、余ったTIVケーブルに差し替えて、すべての作業は完了です。

ケーブルを安価なオーディオケーブルからTIVケーブルに変えることで音質が変わったか?については、私レベルではその違いがわかりませんでしたが、すべてのスピーカーから音が出ることまでは、しっかり確認できましたw

・サラウンドスピーカーを常設した感想

サラウンドスピーカーを常設したことで、今後は5.0chで音響を楽しむことが増えそうです。しかしながら、私の使用しているアンプ、YAMAHAの”DSP-AX530”は「まだそんなの使ってんの?」と言われて然るべき古いアンプになります。最新の映画に採用されている最新の音響が利用できるようになっていません(DTSにギリギリ対応しているレベルな)ので、そろそろ新しいアンプが欲しいと考えている今日この頃です。

そして、サブウーファーも購入して5.1chにしたいな。嫁さんには内緒でこそっとww

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