PR

【DIY】セミダブル用のベッドフレームをシングル用のサイズに改造

30年使用したセミダブルベッド用のマットレスが寿命を迎え、所持しているシングルベッドサイスのマットレスを使用することになりました。そこで今回は、長年使用してきたセミダブルベッド用のベッドフレームをシングルベッド用に改造していきます。ある程度の”慣れ”が必要なDIYになるかもしれませんが、施工自体はそれほど難しくありません。ベッドをサイズダウンすると部屋は確実に広くなりますので、是非ご参考にしてみてください。

1.ベッド用マットレスのバネがへたった…

私が今まで使用してきた下写真のベッドは、就職して1年後に独身寮を出て、一人暮らしをする時に購入したものです。

図体がそこそこ”デカい”ので、「ノビノビと寝たいなぁ」という思いが漠然とあり、セミダブルサイズのベッドを購入しました。

また、当時は人生経験も浅かったので…店員さんの「人生の1/3は寝ているので、睡眠の時間は大切ですよ!」「マットレスは出来るだけいいものを選んだ方がいいですよ!」などというセールストークに背中を押されて、フランスベット製の社会人2年生としてはかなり高額なベッドを購入していますw(人生経験を積んだ今なら、そんなセールストークには踊らされませんけど…)

ただ、高価なものを選んだだけあってか、そのベッドは30年以上、現役として稼働してくれました。(それとも、フランスベッドの品質がなせる業なのかな?)

しかしながら、30年という月日で蓄積されたダメージは流石に大きく…マットレスの重量負荷の最も大きい中央部、ちょうど寝た時にお尻が乘る部分(矢印部付近)のバネがへたって凹んでいます。

恐らく、そのエリアの内部のバネが何本か折れてしまっている状態だと思われます。(裏面側は穴が開いてバネが飛び出しています)

昔は、日曜日になかなか起きて来ない父さんを、子供たちが起こしに来てベッド上で暴れたりすることも多々あったので、その辺の暴挙が影響している可能性がありますが、30年も頑張ってくれたんですから、そろそろ”お役御免”とさせてあげてもよいタイミングなのかもしれないですね。

ただし、八王子でスプリングタイプのマットレスを廃棄するためには、廃棄料金として「¥2,400」が必要です。廃棄するためにその金額は微妙なので…スプリングを分解して通常ゴミとして処分しようと思っていますが、その辺の内容は別途、記事にしたいと思います。(現在、少しずつ解体中です)

2.セミダブルベッドとシングルベッドのサイズ差

30年使用したセミダブルベッドのマットレスがへたり、新たなマットレスが必要となりましたが…実は我が家には、長いこと使用していないシングルベッド用のマットレスがありますので、当面はそちらを使用していきたいと思っています。

2つのマットレスを重ねて、そのサイズの差を確認してみると写真のような感じです。(写真では、2つのマットレスを壁にピッタリ押し付けて確認しています)

マットレスの長さは基本的に「195cm」で共通ですが、幅に関してはセミダブルベッド用の幅が「120cm」なのに対して、シングルベッド用の幅は「97cm」です。幅寸法としては「23cm」の差があります。

「23cm」という数字だけ見ると、それほど大きい差には感じないかもしれませんが、重ねて比較してみるとかなり大きな差になっているのではないでしょうか?(主観ですが)

実際に、セミダブルベッドのフレームにシングルベッドのマットレスを乗せて使用すると写真のような感じになります。(この状態で数日間使用してみました)

フレームの真ん中にマットレスを乗せているので、その差が小さく見えていますが、やはりベッドフレームが出っ張っている分だけのスペースが勿体ない感じがしますね。

また、現状はセミダブルベッドの幅がベランダに向かって通路となるスペースを阻害していますし、写真の右側にある机との距離も近く、私が座る椅子用のスペースがかなり窮屈になっています。

そこで今回は、折角シングルベッド用のマットレスを活用するのであれば、ベッドフレームもシングルベッド用にダウンサイズして、椅子用のスペースをより(23cm)広くして、部屋のスペースをより有効活用していきたいと思います。

3.現状のベッドフレームの構造

セミダブルサイズのベッドフレームを、シングルベットサイズに改造するために、まずは現状のベッドフレームの構造を確認していきます。

上図は、今回のベッドフレームの構造概略図です。構造としては、4つのフレーム(に相当する物含む)が、各角の2本ずつの計8本のネジで固定されているという単純な構造になっています。

4.ベッドフレームをシングルベッド用に改造する方法

現状のベッドフレームの構造は確認出来ました。続いては、セミダブル用のベットフレームをシングルベット用に改造するための具体的な方法を考えていきます。

まず、前述のとおり、セミダブルベットとシングルベットのサイズで、その”長さ寸法”は変わりません。よって「サイドフレーム」と「引き出しユニット一式」などの長手寸法に関わる部品については、改造する必要がなさそうです。

改造すべきパーツは、”幅寸法”に影響する「ヘッドボード」「フッドボード」そして、2枚の「床板」です。

検討した結果、具体的な改造方法は図のとおりとなりそうです。

まず「ヘッドボード」と「フッドボード」は、中心付近を「23cm」カットすることで、ヘッドボードの形状の大まかにキープしたままで幅寸法をダウンサイズし、現状のフレームの固定構造をそのまま活用することが出来そうです。

また、2枚の「床板」に関しては、その幅寸法を片側「23cm」カットすれば、いい感じにダウンサイズしたフレームに収まってくれるでしょう。

なお、床板については左右のどちらをカットしても良さそうなので、床板の状態を確認して、状態の良い側を残す感じてカットしていきます。

5.ベッドフレームのシングルベット化の施工

ベッドフレームの構造を確認して、改造するための内容が明確になったら、いよいよセミダブルベッドをシングルベット化する施工を実施していきます。

5.1 ヘッドフレームをカットする

まずは、ヘッドフレームをカットしていきます。

高級なベッドでは、ベッドフレームに無垢の素材が使われている場合もありますが、大抵の木製のベッドでは合板などを組み合わせて製作されています。(重さが極端に重くなければ、基本的には合板でしょう。)よって、材料の中身は空洞の部分が多いはずなので、この手のベッドフレームのカットは比較的簡単です。

ただし、今回のようなDIYでは「カット面の直線性」が重要になります。(特に今回のヘッドフレームのカットでは、カット面が直線でないと、接合した時にぴったり合わなくなります。)よって、テーブルソーなどを使用して完璧な直線になるようカットするのが理想ですが、今回はDIYですので、電動丸ノコ丸ノコガイド定規を使用して、出来るだけ綺麗な直線になるようカットしていきます。

なお、DIY初心者の方は、どちらも所持していない場合も多いかもしれませんが、木工系のDIYを実施するなら、両ツールが必須となることが多いので、機会を見て購入を検討した方がよいでしょう。(私もこんな偉そうなことを言える感じになってきたんですねーw)

また、合板を使用した家具の中には、強度UPを目的として、合板の中に金属の芯などが入っているものがあります。まあ、ある程度の金属の芯なら電動丸ノコで問題なく切断できますが、そのようなこともあらかじめ想定した上で加工した方がより安全ですね。(以前にDIYでサイズダウンしたテレビボードの天板には、金属の芯が入れられていました。)

なお、カットしたヘッドフレームの切断面は写真のとおりです。

結果として、金属の芯などはありませんでしたが、横方向に計4本の芯材が配置されていました。

その内、ヘッドフレーム上端の材料は、無垢の木材でしたが、その下の3本の芯材は集成材(木くずを圧縮して作った木材)でした。

更に、芯材間の空間には、段ボールに近い薄い素材が空間を埋めるように配置されていて、ヘッドボードの表面を押した時に簡単には凹まないような構造になっていました。

そんな感じで、中心の「23cm」のエリアがカット出来たら、ヘッドフレームのカットは完了です。

5.2 フッドフレームをカットする

続いて、フッドフレームをカットしていきます。

カット方法などはヘッドフレームと同様です。中に金属の芯などがあることも想定しながら、電動丸ノコ丸ノコガイド定規を使用して、カット面が直線になるよう慎重にカットしていきます。

結果としては、フッドフレームには無垢の芯材は使用されておらず、全ての芯材が集成材でした。

そして、芯材の配置としては、横方向には上下に2本の芯材が配置されていて、縦方向には左右と中心に計3本の芯材が配置されているという、「日」の字を横にして長くしたような配置になっていました。

こちらも中心の「23cm」をカット出来たら、フッドフレームのカットは完了です。

5.3 床板をカットする

続いて、2枚の床板を必要な寸法にカットしていきます。

こちらもカットには電動丸ノコ丸ノコガイド定規を使用し、中に金属の芯が入っていることも想定しながら、慎重にカットしていきます。

ただし、こちらはカット面を接合させたりはしないので、カット面の直線性などの仕上がりはそれほど気にしなくても大丈夫です。(ベットフレームの床板と嵌合する箇所には10mm程のクリアランス(余裕)があります)

結果的には、床板にも金属の芯は入っていませんでしたが、未知の材料を加工していく際には、悪く言えばビビりながら、よく言えば極めて慎重に加工していくことが重要です。(私見ですけどw)

そんなこんなで、2枚の床板を「23cm」カットしたら、床板のカットは完了です。

5.4 カットしたヘッドフレームを接合する

全ての材料のカットが完了したら、接合した材料を接合して仕上げていきます。

まずは、ヘッドフレームの接合方法を考えていきます。

カットした結果、フレームの中には、横方向に無垢材が1本、集成材が3本、計4本の材料が芯材として配置されていることがわかりましたので、今回はその芯材どうしを、木ダボで4か所を接合するダボ継ぎ(図参照)と呼ばれる手法で対応していきます。

ダボ継ぎは、木材どうしを強固につなぐ方法の一つで、繋ぐ材料のそれぞれに木ダボと同径の穴を開けて、それぞれの穴に木ダボの両端を挿入して木工用ボンドで接着することで、接合面を強固に連結するという方法です。(自分で組み立てる家具などでも見られる手法ですね)

基本的には、接合面の全面積を木工用ボンドで接着するだけでもある程度の強度が確保できますが、そこに木ダボを加えることにより、構造的により強固に接合することが出来ます。

なお、今回使用する木ダボは、直径Φ8mmの長さ25mmの下記のような木ダボです。

木ダボでダボ継ぎを行う際のポイントは2点です。

1つ目のポイントは、それぞれの材料に垂直な穴を開けることです。それぞれに開ける穴が垂直でないと、接合する材料が真っすぐ接合できません。

工場などでつくる家具では、ボール盤などを使用して垂直な穴を開けますが、ボール盤などを使用できないDIYでは、下記のようなドリルガイドを使用することで、より垂直な穴を開けることが出来ます。

写真の要領で、ドリルガイドを穴を開けたい位置にしっかり固定し、ドリルを材料の真上から垂直にアプローチさせることによって、材料に垂直な穴を開けていきます。(ダボ継ぎする4か所に穴を開けました)

2つ目のポイントは、ダボ継ぎする材料どうしで、接合面に対して完全対称となる位置に穴を開けることです。(こちらが一番重要なポイントになります)

穴位置を完全対象にするためには色々な方法がありますが、私は下記のようなダボ用マーカーを使用して、片側に開けた穴位置を、もう一方の材料に転写しています。

使用方法は、接合する片方の材料に穴を開けたら、その穴にダボ用マーカーをセットし、その状態でダボ継ぎする2つの材料の接合面を合わせます。そうすることで、ダボ用マーカーの先端の針が、もう片方の材料に小さな凹みを形成して穴位置を転写します。

穴位置(凹み)が転写出来たら、ドリルガイドを使用してそこに8mmの穴を開ければ、ダボ継ぎ用の穴は完成です。

両方の材料に対称となる穴を開けたら、穴の中、及び接合面全体に木工用ボンドを塗布して、両方の材料をピッタリ合わせていきます。(木工用ボンドが塗られた木ダボは少し膨張して抜けなくなります)

なお、接合面の表面にはみ出した木工用ボンドは、濡れた雑巾などで拭き取れば綺麗に除去することが出来ますので、ボンドが乾く前に綺麗に拭き取っておきましょう。

また、ダボ継ぎする材料どうしは、通常、F型クランプなどでしっかり締め付けて隙間が発生しないように接合しますが、今回のように面積が大きいものを接合する場合、両側から締め付けると材料が太鼓状に沿ってしまうリスクが高くなります。

よって今回は、太鼓状になってしまうリスクを避け、F型クランプは使用せずにそのままの状態で乾燥させました。

ボンドが完全に乾燥したら、ヘッドフレームの接合は完了です。

5.5 カットしたフッドフレームを接合する

続いては、カットしたフッドフレームを接合していきます。

フッドフレームには横方向の上下に集成材の芯材が配置されていましたが、その上下の芯材どうしの2か所をダボ継ぎするだけでは、フレーム内のほぼ全域の空間が空洞になってしまい強度的に心もとないです。

そこで今回は、カットした「23cm」の中心部分に配置されていた縦方向の芯材を、図のように接合面の中心に配置し、それを両方の材料に半分ずつ挿入することで、強度を確保していくことにしました。

接着は木工用ボンドのみになりますが、接合面全面がしっかり接着されることになりますので、ダボ継ぎを行うよりも、かなりの強度を持った接合が出来そうです。(位置も全くズレることなく正確に接合できます)

なお、接合面に配置する芯材は、材料にピッタリの厚みになるよう、カンナを使用して、いい感じの厚みになるように仕上げました。(写真参照)

また、芯材の材料に挿入される部分については、カンナで角を落として、挿入しやすい形状に加工しました。

芯材が加工出来たら、芯材に木工用ボンドをたっぷり塗布して、フッドフレームを接合します。

それをしっかり乾燥させれば、フッドフレームの接合は完了です。

5.6 床板を加工して仕上げる

続いては、カットした床板を必要な形状に加工していきます。

カットした床板は、カット面に木材が配置されていない状態になっているので、図のように、使用しない側から必要な木材を移植して補強してあげる必要があります。

まずは、カットして使用しない側をバラバラに分解して、移植する材料を取り出します。

そして、移植する材料が固定出来るよう、カット面の木材を移植する木材の厚み分だけカットします。

材料のカットは通常ののこぎりで施工する予定でしたが…電動工具に慣れてしまうとその利便性を手放せませんねw 1か所はのこぎりでカットしましたが、2か所目以降は面倒になり、写真のようにマルチツールを使用してカットしました。

材料がカット出来たら、そこに移植する木材を固定していきます。

元々の木材どうしの固定には、ガンカッターなどで打ち込まれたホッチキスの芯のようなものが使用されていましたが、今回は、材料どうしがよりしっかり密着できるようコーススレッドを使用して固定しました。

なお、コーススレッドを使用すると材料どうしの密着度が向上する原理などは、下記リンクの過去記事などで紹介していますので、ご参考にしてみてください。(ネジがない部分が密着に寄与します)

移植した木材が床板にしっかり固定出来たら、床板の加工は完了です。(2個の床板に対して同様の加工を行いました)

5.7 フレーム接合面の補強

接合面に塗布した木工用ボンドが乾いたら、いよいよベッドに組み上げていきますが、その前に、接合面の強度が機械的にUPする加工を施していきます。

まず、フッドフレームに関しては、接合部全体に芯材を挿入して接合したのでかなりの強度が確保できていると思いますが、念のための更なる強度up対策として、外観から見えない底面に、フレームをカットした部分に使用されていた木目の化粧板をネジ止めして補強しました。(写真参照)

フッドフレームに関しては、これだけ対策しておけば強度的には完璧でしょう。(多分w)

ヘッドフレームに関しては、フッドフレームと同様の補強を底面に施工すると同時に、フレームの裏面側上部に、カットして分解した床板の材料をネジ止めして補強していきます。

そのヘッドフレームの裏面側の補強は写真のとおりです。

ヘッドフレームの接合強度は4本のダボ(+接着剤)に頼っている状態なので、ベッドの移動による負荷などで、ヘッドフレームが真っ二つになってしまうことがないよう、見た目は少々損ないますが、裏面側の高い位置に補強を入れておきました。(通常使用では見えない位置です)

結果、ヘッドフレームの下側は底面に施工した化粧板による補強のみになってしまいましたが、上側にある程度の厚みのある材料を固定して補強しましたので、ヘッドフレームに負荷が掛かった場合は何とか上側が踏ん張ってくれるでしょう!(多分w)

5.8 シングルベッドに組み立てる

材料の加工が全て完了したら、早速、生まれ変わったシングルベッドに組み立てていきます。

まずは、完成したフレームなどを4角のネジ(8本)で固定していきます。

なお、写真にはヘッドフレームが映っていますが、カットして接合した面は表面の化粧板の木目が合わなくなってしまうので、その変化がある程度くっきり見えてしまっていますね。(その辺は、どんなに正確に加工しても致し方ないです)

しかしながら、逆言えば、注意して見なければわからない程度には、いい感じに仕上がっていると思います。違和感が大きいようであれば、接合面を電動トリマーで削りこんで誤魔化すことも視野に入れていましたが、そこまでする必要はなさそうです。

フレームが組みあがったら、加工した2枚の床板を嵌め込んで、セミダブルベッドのシングルベッド化は完了です!(完成した姿は写真のとおりです)

普段、この部屋で過ごしている私からするとベッドがかなりスマートになり、部屋の有効スペースを随分と広くすることが出来たと感じました。(そもそも、おじさんが一人で寝るのにセミダブルサイズは必要ないですw)

実際に、シングルサイズのマットレスを乗せてみた結果も、サイズ的にはピッタリで完璧です!かなり満足のいく出来映えとなりました!

6.セミダブルベッドをシングルベッドに改造した効果

下写真は、セミダブルベッドをシングルベットに改造した後の、部屋の様子です。

今までは、キャスター付きの椅子の移動できるエリアが狭くて窮屈でしたが、ベッドの幅が小さくなったことにより、移動できる範囲がかなり広くなりました!これであれば、仕事も1.5倍くらいは捗りますね!w

また、ベランダに向かっての通路としてのスペースも広がり、観葉植物などを置くスペースも増えました。冬には栽培中のバナナの苗が室内に移動してくるため、その辺も考慮しないといけませんが、観葉植物用の棚をDIYして窓際に設置し、置ける植物を増やせると更に快適になるかもしれませんね。

そして、今回のDIYで実感したことは「23cm」の空間が部屋の有効スペースに与える影響は大きい!ということですねー。

コメント

タイトルとURLをコピーしました