電気工事士実技試験の必須アイテムと言ってよい工具です。ケーブルの被覆は電工ナイフを使用して剥くという体になっていますが、試験会場でVVFストリッパーを使用していない人を見たことがありません。実技試験の時間短縮にもつながりますし、試験合格後も実際の工事で必ず使用する工具となりますので、これから電気工事を行おうと考えている方は、必ず持っておくべき工具です。
VVFケーブル芯線Φ1.6mm、Φ2.0mmの、2芯、3芯タイプに対応しています。工具の持ち手に近い方の刃は、外装のビニルシースを剥く刃です。上から、Φ2.0/3芯、Φ2.0/2芯、Φ1.6/3芯、Φ1.6/2芯の加工用です。先端側の刃は、芯線の絶縁被覆を剥くための刃です。先端側からΦ1.6mm用、Φ2.0mm用となっています。(それぞれ3本一度に加工出来ます。)工具内にはいろいろな目盛りが書かれているので、加工する際にその目盛りをうまく利用して加工します。
また、先端がペンチになっていて、実技試験に必ず登場するランプレセプタクルや露出型コンセントに接続するための「の」の字曲げ加工(リング加工)に使用することができます。コツをつかんでしまえば簡単ですが、実技試験のポイントになる加工なので、試験前はこちらの工具を使用して十分な練習をする必要があります。(ケーブルの先端をつまんで”くるりんぱ”するだけです。)