【ガーデニング】冬の間に完全に落葉したレモンの木は復活出来るか?

冬の間に全ての葉が落葉してしまったレモンの木は復活できるか?

取り木したレモンの枝にたくさんの実が生ったため、親木からの切断をレモン収穫後とした結果、取り木したレモン苗が十分に根付く前に冬を迎えることになってしまい冬の間に全ての葉が落ちてしまいました。ただ、枝は緑色で、まだ完全に枯れたわけではなさそうです。果たして、葉が全て落ちてしまったレモン苗は復活できるのか?下記リンクにて動画も公開しておりますので、皆様のガーデンライフのご参考になれば嬉しいです。【ガーデニング】葉が全て落ちてしまったレモンの苗は復活できるか?-枝が緑色の間は諦めないでっ!

1.冬の間に全ての葉が落葉したレモン苗

剪定する枝に水苔を巻いて発根させるレモンの取り木

過去記事【ガーデニング】レモンの苗木を取り木で増殖-発根に必要な期間は?では、剪定予定の枝の皮を剥いて水苔を巻き、そこから発根させることで、”取り木”でレモン苗を増やしました。(写真が発根したレモンの枝です。)

計2か所の枝に対して取り木を行い、2か所とも発根させることに成功したのですが…2か所中1か所の枝にはレモンの実がたくさん生っていたので、発根した8月時点での親木から切断するのは諦め、レモンの実を収穫した後に切断することとしました。

その年のレモンの収穫は11月末です。よって、親木からの切断は寒さが厳しくなってきた12月の頭となりました。結果、取り木した苗は、12月の頭に親木から切り離されて鉢に植えられ、土に十分根付く前に厳しい冬を迎えることに…

しっかり根付いていないレモンの苗を八王子の厳しい冬に屋外放置するのは、かなり厳しい栽培条件になりますので、そのレモンの苗は、冬の間、室内(私の寝室)に格納して冬越しさせることにしました。

取り木した枝の親木からの切り離しが冬になってしまったため、鉢に植え付けた後に室内に入れて保護した

写真が室内に格納したレモンの苗です。この時点ではたくさんの葉が付いて元気いっぱいでした。(観賞用に、成長が遅れていたレモンの実を1個だけ残して植え付けました。)

そして、冬の間は、窓際に鉢を置き、昼間は少し陽にあてて、水は少し控え気味にして(時々話しかけながら)大切に育てたのですが…十分に根付いていない苗には、八王子の冬の寒さは室内でも厳しかったのでしょう。日を追うごとに葉が落ちていきました。

冬を越えて葉が全て落葉してしまった3月時点のレモンの木

そして、写真が冬を越した3月中旬時点のレモン苗の状態です。取り木した時点で付いていた葉はすべて落ち、見るも無残な姿になってしまいました。

収穫せずに残しておいたレモンの実も、辛うじてついていますが…干からびてしわくちゃです。

ただ、枝の色はまだ緑色をキープしているので、苗全体が枯れてしまっているわけではなさそうです。

そこで今回は、落葉して弱りきってしまったこのレモン苗をしっかりケアして、元の元気な姿に復活出来るか?確認ししていきたいと思います。

なお、枝の先についている白いテープは、前年にレモンの実を収穫した枝です。レモンは実を付けた翌年には、同じ枝に実を付けないと言われているので、剪定時の目印になるようマーキングしました。

2.新芽を出し始めたレモン苗-3月末

冬の間に全ての葉が落葉してしまったレモンの木は3月下旬も葉が落ちたまま

確認を始めてから2週間が経過し3月末になりました。葉がすべて落ちてしまったレモン苗の様子はどうなったでしょうか?

写真が3月末のレモン苗です。前回の3月中旬時点から、新たに痛み出して茶色くなった枝を剪定して、苗全体の負担が軽くなるよう処置したので、苗の様子は写真のとおり、かなりスマートになりました。

苗全体の様子としては、茶色くなった枝を剪定しているので、残っている枝はみな緑色です。苗が辛うじて生き続けてくれているのは間違いなさそうです。

そして、相変わらず丸裸に見える苗をよく観察してみると…

冬の間に全ての葉が落ちてしまったレモンの木から小さな新芽が顔を出した

なんと、枝のいたるところから、写真のような小さな新芽が出てきていることが確認出来ました!

他の場所を確認してみても、枝の色々な箇所から同様の新芽が出てきてくれています。

これも屋外に出して、陽に十分当てた効果でしょうか?(太陽って偉大。)これで、このレモン苗も復活の兆しが見えてきました。

ただ、この状態でまたダメージを受ければ、折角の新芽も十分に育たずにで萎れてしまいます。引き続き大切にケアしていきます。

3.すっかり復活したレモン苗-6月上旬

春も終わり6月になりました。その後、大切にケアしたレモン苗はどうなったでしょうか?

冬の間に全ての葉が落葉したレモンの木が6月を迎えて葉をつけ始めた

写真が6月上旬のレモン苗の様子です。

冬を終えた時点で葉が全て落ちてしまっていた苗ですが、春になって新たに出てきた新芽の一部が育ち、枝の先端に葉が付き始めました!

ただ、中心の一番高かった枝が茶色くなって枯れてしまいましたので、その結果、枝の数は更に少なくなり、状態としてはまだまだスカスカな状態ですが、葉が付き始めれば自分で光合成して、しっかり力を蓄えていくことが出来ます。

あとは通常通り管理していけばしっかり元気なレモン苗に(レモンの木)に育ってくれるでしょう。

冬の間に落葉したレモンの木が6月を迎えて葉をつけ始めた光合成できるようになった

なお、写真の右側に見える茶色くなって枯れてしまった枝は、写真を撮影した後、生木用ののこぎりで根元から切り落としました。(痛んだ部分は早めに剪定して、苗の負担を減らすことが大切です。)

現状の枝葉の数などを考えると、今年のレモンの収穫は難しいかもしれませんが、今年順調に育ってくれれば、来年の収穫が見込めると思います。今後は、地植えして育てていくことも含めて、栽培方法をしっかり検討していきます。

さて、今回の検証の結論です。今回の検証で分かったことは、「冬の間にレモンの木のすべての葉が落ちてしまっても、冬越しした時点で枝が緑色であれば復活できる!」です。

例え、冬の間に全ての葉が落ちてしまっても諦めないでください。植物の力を信じていれば、きっと頑張って復活してくれます!

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