ケーブルとケーブルを電気的に接続するための端子である”リングスリーブ”を圧着するための工具です。電気工事士の実技試験では、リングスリーブの圧着が必ず出題されるため、電気工事士の試験を受ける方は準備が必須の工具になります。しかしながら、実際の電気工事のケーブル接続では、ほぼほぼ”差込型コネクタ”を使用すると思うので、”リングスリーブ”を使用することはほとんどないと思っています。よって、電気工事士の試験を受験後、この工具を使用することはほとんどなくなると思いますので…何やら、業界の闇を感じる工具です。。。
加工としては、”小サイズ”と”中サイズ”のリングスリーブに対応しています。大サイズ”のリングスリーブには対応しておりませんが、電気工事士2種の実技試験では”大サイズ”のリングスリーブを使用する試験問題が出たことがないので、実質的に”中サイズ”まで対応する工具を持っていれば、電気工事士2種の受験に対しては問題はありません。電気工事2種までの受験しか考えていない方は、こちらの工具を準備すれば十分です。(試験後は使用しませんし:笑)
また、”小サイズ”のリングスリーブでは、「〇」刻印と「小」刻印の両加工に対応しています。その加工の使い分けが試験の合否に直結しますので、使い分けは試験前にしっかり理解しておきましょう。(写真は「小」の加工です。)