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【DIY】屋根の上で作業する際の安全対策-落下防止用安全帯など

屋根の上でDIY作業する際の落下墜落防止安全対策ハーネス型安全帯 外構工事

強風で屋根のスレート材が剥がれてしまったのですが、火災保険会社に被災を申請するも「風災の特徴が一つもないため保険金は支払えません」との回答…。仕方がないので、DIYによる修理を決意したのですが、屋根で作業するためには、落下防止などの安全対策が重要です。そこで今回は、私が屋根をDIY修理した際に準備した安全対策と、その使用方法などを紹介します。下記リンクで、実際に屋根を修理した動画も公開していますので、ご参考になれば嬉しいです。

1.剥がれたスレート屋根をDIYで修理する

正月早々、強風で屋根のスレート材が剥がれました。(写真がスレートが剥がれた箇所です)

早速、加入していた火災保険会社(東京〇上日〇)に被災を申告するも、最終的に出てきた弁護士には「風災の特徴が一つもないので、保険金は支払えない」と言われてしまいました。。。(その辺りの顛末は別途記事化する予定です)

全く納得がいっていないので、徹底的に交渉は継続しますが、そんなことを言われてしまうのであれば、DIYで修理してやります!

剥がれたスレート屋根をDIYで修理した具体的な施工内容は、下記リンクの記事でまとめていますので、ご参考にしていただければと思いますが、私のDIYもついに屋根にまで到達しましたねw

しかしながら、DIYを行う際に最も重要なのは「安全に作業すること」です。DIYすることでお金を節約出来たとしても、ケガをしては元も子もありませんので。

増してや、今回の作業場所は屋根の上です。最悪の場合は「タヒ亡」することだって有りえます。そこで今回は、私が屋根で安全に作業するために準備した落下防止対策と、その使用方法などを紹介していきます。

2.屋根の上で作業する際の基本は「足場」を組むこと

屋根で安全に作業するための落下対策と言えば、「足場」を組むことですね。

かなり前の話になりますが、台風で屋根の棟板金が剥がれたことがあり、屋根を修理するついでに、外壁や屋根の塗装を行いましたが、その際は家の周りを足場で覆って作業してもらいました。

職人さんが作業しない日に、私も足場から屋根の上に登ってみましたが、周りがしっかり囲われた状態で登る屋根は、安心感が段違いでしたね。

今回のスレート屋根の修理も、保険会社に被災を申告する際に、屋根の修理業者に修理見積もりを実施してもらっていますが、見積もった2社からは「勾配がきつめなので、足場を組まないと作業できません」と言われています。

正直「スレート1枚くらい、足場なしで修理してよ…」とは思いましたが、やはり職人さんの安全には換えられませんね。(そんなこと考えてごめんなさい)

しかしながら、「足場」は専門の業者さんが部材を運んで、複数人で一気に組み上げてくれますが、設置費用がかなり高いです。まあ、職人さんが何人も来て作業してくれますので、それだけの工数がかかるのは分かりますが、少なくともDIYを行うためにお願い出来るような価格設定ではありません。

「足場」をDIYで組んでしまうという方法もありますが、単管パイプやそれを接続する金具、足場板などの材料を準備することを考えると現実的ではありません。

よって、一人作業が基本となる私のDIYにおいては、「足場」を組むという選択肢はなさそうです。

3.DIYでの落下防止対策は垂直親綱

屋根の上で作業する際の落下防止対策の基本は「足場」を組むことになりますが、「足場」組めない時に用いられる安全対策は、「親綱」を配置するという方法です。

親綱とはつまり”ロープ”です。屋根にロープを垂直方向に配置する「垂直親綱」、もしくは水平方向に配置する「水平親綱」を設置して、それを”命綱”として活用するということですね。

写真は私が実際に屋根に設置した親綱(ロープ)ですが、DIYで設置する親綱は、垂直方向に配置する「垂直親綱」になります。(「水平親綱」を張るためには、親綱を水平に張るためにロープを固定する箇所が別途必要になります)

一般的な垂直親綱の設置方法は、まず”操作棒”などと呼ばれる器具を用いて、”ガイドロープ”(ガイロープ)などの軽めのラインを屋根に通し、それに親綱となるロープを括りつけて引っ張ることで、ロープを設置していくという方法です。

”操作棒”と呼ばれる器具は下記のようなものです。6mを超える長さにまで伸縮する竿状の器具です。

釣りが趣味の私であれば、投げ釣り専用の長竿や、伸縮式のたも網用ロッドなどで代用できそうな気もしますが、”操作棒”にしかない特別な機能があるのでしょう。多分。

ただ、少なくとも、たまにしか実施しない屋根のDIY用に、高価な”操作棒”を購入するという選択肢は私にはありません。私が垂直親綱を設置した方法は後ほど紹介しますが、基本的な考え方としては、まずは屋根に通しやすい細いラインを通してから、それを利用して重くてしっかりした親綱用のロープを張るという手順になります。

また、親綱に使用するロープは、体重をしっかり支えることが出来る十分な強度を持つことが必要となりますので、人一人の体重を支えるのに十分な太さを持った”クレモナロープ”などを用意する必要があります。

今回は、後述する安全金具(ロリップ)との適合性を考慮し、直径が16mmの下記のロープを準備しました。

上記は船用のロープになりますが、親綱として使用出来る十分な強度があります。

また、長さが足りなかったら困ると思い、30mという長いものを購入しましたが…一般的な2階建ての家であれば、20mで十分でした。(ベランダなどを上手く活用すれば、10mでも足りそうな気もしました)

4.屋根の上で作業する際の安全用具

親綱を設置した後に重要になるのは、親綱に接続するなどして墜落事故の発生を防いでくれたり、万が一墜落した時のダメージを軽減させてくれる安全用具です。

作業時に装着することが必要な安全用具を、体に装着する位置の上から順番に整理していきましょう。

4.1 保護帽(ヘルメット)

まずは、工事現場では必須の安全用具である”保護帽”ですね。一般的な呼称は”ヘルメット”です。

ヘルメットは我々の大切な頭を、万が一の衝撃から守ってくれる大切な安全用具です。

被ると少々動きにくくなったり、視界が少々悪くなったりすることがたまに傷ですが、いざという時のことを考えると、軽視できない安全用具ですね。

価格的にも数千円で購入できますので、DIYをやる方は是非1つ持っておくとよいでしょう。

その他の気になる点は、長時間使用した時に頭皮が蒸れることですかねw 薄毛への影響は大きいと言われています?ので、気になる方は通気性のよいヘルメットを購入するのがベターでしょう。

4.2 ハーネス型安全帯

続いては、胴体部分全体に装着する”ハーネス型安全帯”と呼ばれる安全用具です。

図にように、肩から足までをしっかり保持してくれる構造になっていて、背中に接続する安全用具(ランヤード:後述)で親綱と連結させて、体をバランスよく保持してくれます。

同じような用途の安全用具としては、お腹にベルトのように巻くだけの”胴ベルト型安全帯”というものもありますが、屋根から落下して安全用具だけで吊り下げられた時に、体に受けるダメージは”ハーネス型安全帯”の方が圧倒的に小さくなるようです。

”胴ベルト型安全帯”の方が屋根の上で動きやすいのは間違いないとは思いますが、いざという時のダメージ軽減を考えると”ハーネス型安全帯”を使用したいところですね。(安全第一です)

お値段的には当たり前ですが”ハーネス型安全帯”の方が高価にはなりますが、差は数千円です。数千円の違いでいざという時にダメージが軽減できるのであれば、その金額を出す価値は十分にあると思います。

なお、私が購入した”ハーネス型安全帯”は下記のようなものです。

中華製の製品になりますが、ランヤードとのセット品となっていて、安全器具としての認証も取れていますので、命を守るという最低限の役割は果たしてくれるでしょう(多分w)

4.3 屋根作業靴

続いては、屋根作業に特化した”屋根作業靴”です。

一般的な運動靴や安全靴でも作業は出来ると思いますが、”屋根作業靴”のソールは屋根で滑りにくい加工が施されているようなので、専用のものを準備した方がベターです。

私の場合は、職人さんへの憧れもあり、下記の力王と呼ばれる地下足袋を購入しました。

ただ、力王足袋を使用した感想としては「やっぱり、注意して作業しないと滑る」ですw

専用の”屋根作業靴”がどれだけ滑らない仕様になっているか?はわかりませんが、何事も油断してはいけないということですかね。

4.4 ランヤード

続いては、”ハーネス型安全帯”を説明する中で出てきた”ランヤード”と呼ばれる安全用具です。(私の場合はハーネス型安全帯とセットになっているものを購入しました)

カラビナ(金具)が付いた側を”ハーネス型安全帯”の背中に接続して、フックが付いた先端側を図のように親綱などに接続して使用します。

ランヤードには用途によって様々な種類がありますが、まずは構造の違いとして「ロープ式」「ストラップ式」「ストラップ巻き取り式」などの種類があります。

「ロープ式」は、頑丈なロープが使用されているもので、ロープ部分に伸縮性はありません。

「ストラップ式」はソフトで扱いやすいナイロン製のストラップが”らせん状”になっていて伸縮性がありますが、強度的には「ロープ式」の方が優れているようです。(私が購入したランヤードは「ストラップ式」です)

また、「巻き取り式」は、ローブ部分が巻き取り式になっていて伸縮自在で取り回しが良いですが、強度の劣化が一番早いなどのデメリットがあります。

そして、ランヤードにはロープが1本のものと2本あるものがありますが、2本のものの方が”2丁拳銃”みたいで恰好がいいですw 今回の屋根の作業では1本しか使いませんでしたが、作業中にフックを付け替える際に「必ずどちらかが親綱とつながっている状態にする」ことを考えると、2本のものを購入した方がベターでしょう。

なお、ランヤードを使用しない時はハーネス型安全帯の胸元についている金具にフックを引っかけておくことができるので、使用しない時にも邪魔にならない設計になっています。(胴ベルト型安全帯がどうなっているか?は分かりません)

また、ランヤードには落下、墜落した場合に、ロープが伸びることで衝撃を吸収する”ショックアブゾーバー”という機構が付いています。(下写真のラベルが貼られている箇所がショックアブゾーバーです)

ショックアブゾーバーには「第一種」と「第二種」があり、「第一種」は、自由落下距離が1.8mで、衝撃荷重が4.0kN以下の設定です。

対して、「第二種」は、自由落下距離が4.0mと長く、衝撃荷重が6.0kN以下の設定になっているので、DIYで一般のご自宅の屋根で使用する場合に自由落下距離4.0mは長すぎます。よって、DIYでは「第一種」を選択するのが基本になるでしょう。

なお、一度伸びてしまったショックアブゾーバーは、ランヤードとしては使用できなくなりますので注意が必要です。(一度落下して、衝撃を吸収してくれたらお役御免ということですね)

また、ショックアブゾーバーは透明のビニールなどでパッキングされていますが、それを商品輸送時の保護材と勘違いして、使用前にビニールを取ってしまう人がいるようなので注意してくださいw

4.5 ロリップ

続いては、体に装着すると言うよりは、垂直親綱側に装着する”ロリップ”と呼ばれる下記の器具です。

上記の”ロリップ”は、直径16mm~18mmのロープ(垂直親綱)に装着して、それをランヤードやハーネス型安全帯に連結することにより、垂直親綱と作業者を連結させる重要な器具です。

実際にロリップを垂直親綱に装着した状態は写真のとおりで、ロープの上方向には負荷なく動かすことが出来ますが、下方向にはロープが連結されている輪っか部分を上方向(矢印方向)に倒さないと動かないという非常によくできた安全器具です。

屋根を登っていくときは、ロリップを少しずつ上にズラしながら登っていき、降りる時はレバーを上方向に倒して、少しずつロリップを下にズラしながら降りていくという感じになりますね。

使用時のポイントとしては、ロリップの位置が作業者よりも常に上に位置するようにして使用することになりますが、この器具が親綱に連結されている安心感は半端ないです。

逆にこれがないと怖くて屋根に上がれなくくらい重要な安全器具だと思います。販売価格がハーネス型安全帯よりも高かったりしますが、屋根初心者が垂直親綱でDIYする場合は、必ず準備すべき安全器具だと思います。

5.屋根に垂直親綱を設置する方法

屋根で作業するための安全器具が準備出来たら、いよいよ垂直親綱を設置していきます。

一般的には、前述の”操作棒”などを用いてガイドロープを張っていきますが、今回は「投てき」という手法で、ガイドロープに相当するものを張っていきます。

使用したのは、写真の釣り用のロッドとリール、そして、柔らかめのボールです。

使用しているボールは中空の犬用の玩具ですが、小さな穴を開けてラインを通し、そのラインの先端に結束バンドを括りつけて抜け止めしてあります。(結束バンドを使用したのは、適度な軽さでしっかり抜け止めしたかったからです)

また、使用しているラインはやや太めの5号ラインです。(大物が掛かっても切れることがほとんどない太めのラインです)

こちらを使用して、ボールを家の北側(玄関側)から投げて南側(庭側)までラインを通し、そのラインに親綱となるロープを括りつけて屋根に通していく作戦ですね。

作戦を遂行させるためには、屋根を越えてボールを投てきする遠投力が必要になりますが、成人男性であれば何とかなるでしょうw

無事にボールが屋根を超えたら、ラインからボールを外して親綱の先端を括りつけ、反対側からリールを巻いてきます。(事情を知らない人がみたら「あいつ、気が触れたか?」などと思うかもしれませんが、本人は至って真剣ですw)

なお、今回は親綱の先端を輪っかにして、括りつけたラインが絶対外れない状態にしてリールを巻きましたが、リールで釣り上げる親綱は想像よりも重いです。基本的には輪っかなどは作らずに、軽さを意識して対応した方が良いでしょう。

また、最初はロープの余長をベランダに置いた状態でラインで引っ張ろうとしましたが、ロープがベランダから屋根に上がるための重量でリールが巻けませんでした。予めロープの余長を屋根の上に乗せた状態で反対側からラインを引っ張るなどして、ロープの自重影響が極力なくなるようにすることが重要です。

そんなこんなで、ロープの先端を反対側まで引き回すことが出来たら、ロープの先端を頑丈なものにしっかり括り付けて固定します。(我が家の場合は、玄関横の庭木に括りつけました)

そして、反対側を庭側にしっかり固定すれば、垂直親綱の設置は完了です。(我が家の場合は、ベランダの手すりに括りつけました)

なお、垂直親綱を設置する方法は、他にも色々と考えられると思いますので、自分なりの方法を考えるのも楽しいでしょうw 基本的な考え方としては、最初に細いラインやロープなどを屋根に通して、それを利用して親綱を配置するのが基本になります。

6.屋根に安全に登って作業する方法

親綱が設置出来たら、いよいよそれを利用して屋根に登っていきます。

まずは前述の安全器具を全て装着して、屋根に登るための梯子を掛けます

梯子は屋根の高さよりも60cm以上飛び出すように掛けるのが基本になります。実際に屋根に登ってみるとわかりますが、屋根から降りる時に梯子の足を掛ける部分が見えないのが一番怖いです。よって、60cmという高さが確保できない場合でも、少なくとも梯子の位置や状態がしっかりわかるように設置することが重要になります。

また、屋根から降りる時に梯子を蹴飛ばしてしまい、梯子が倒れてしまうリスクがあるので、梯子が倒れないようどこかに固定しておくのがベターでしょう。(私の場合は、ベランダの物干し竿に固定しました)

梯子が固定出来たら、親綱にロリップをしっかり固定し、ハーネス型安全帯やランヤードと連結させて屋根に登っていきます。

ロリップの使用方法は前述のとおりで、ロリップが体よりも常に上に位置することを意識して、少しずつ上にズラしながら登って行くだけです。

屋根の上は踏ん張りがきかないので、最初の内はかなり怖いですが、慣れてくるとそれほど恐怖を感じなくなりました。(感覚が徐々にマヒしていくだけなのかもしれませんがw)

むしろ、怖いのは降りる方ですね。(山登りと同じで下りの方が危険です。)ロリップのレバーを上に倒して、少しずつ下にズラしながら降りていくのですが、慣れないうちは本当に少しずつ降りていった方が無難でしょう。

軒先(屋根の先)端まで降りることが来たら、梯子にしっかり足を掛けたことを確認して屋根から降りれば、無事”生還”です。

こうして説明するととても簡単ですが…やはり最初はかなり怖いですw しっかりと安全器具を装備して、適度な緊張感を持ちつつ、ビビり過ぎずに作業すれば、比較的安全に作業できると思います。

DIYは自己責任になりますが、皆様のご参考になれば嬉しいです!

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