壁裏センサー:ZIRCON製 壁裏探知機F19

壁内の柱の位置を特定するセンサーです。上記のリングはZIRCON製の新製品になっていますが、私の使っているのはもっと古い機種で、探知用インジケーターがLEDのみの”F19”という古い機種になります。(もうインターネットでも販売していない機種ですね。)

壁裏センサーで壁内の柱の位置を特定する

使用方法は、柱の位置を調べたい壁の表面にセンサーを密着させて左側のボタンを押します。そうすると右側の”探知開始”のLEDが光って探知が開始されます。その状態でセンサを横にスライドさせていき、柱が近くにあることを検知すると、縦に4個ならんだLEDの一番下の赤色LEDが点灯します。そこから更にセンサをスライドさせて、柱に更に近づいていくと点灯するLEDが欽ちゃんの仮装大賞の点数のように上昇していき、一番上の緑ランプが点灯して”ピー”という音が鳴った位置が壁(石膏ボード)裏に柱がある箇所になります。

検出した柱の位置には、テープなどの目印を貼り付けてマーキングします。

このセンサの最大のメリットは、壁(石膏ボード)にダメージを与えることなく柱の位置を特定できることです。探知開始位置が柱のある位置だった場合には、柱の検出ができませんが、その点だけ注意すれば、かなり正確に柱の位置を特定できると思います。

しかしながら、デメリットとしては、所詮センサーですのでその精度については限界があります。検出する場所によっては、検出位置(一番上の緑LEDが点灯する位置)に多少のばらつきが出ます。その辺は”所詮センサーだから”と割り切るしかないと思いますが、注意が必要です。

右近次的には、このような電気的信号で検知するセンサの精度には限界があると思っているので、柱の大体の位置を特定したい時にこのようなセンサを使用しています。そこから更に正確な位置を特定する必要がある場合には、物理的な検知が出来る下地キャッチを使用します。