ドアが半開きだと隙間風が入ってきて寒い季節になりました。また、ドアが勢いよく閉まる音は、閉める人の機嫌が悪いみたいで感じが悪いです。今回はドアの”半開き防止”と”閉まる音の軽減”の両方が実現できる「リョービ ドアマン S-101PV」をDIYでリビングに取り付けました。取り付け方法や取り付け時に注意する点、そして取り付け後の”開閉力”や”閉じ速度”の調整方法なども紹介しています。下記リンクで動画も公開していますので、皆様のDIYライフのご参考になれば嬉しいです。【DIY】#29 ドアの”半開き”と”閉じる音”をドアダンパーを取り付けて解決する-リョービ製 ドアマン S-101PV
目次
1.リビングドアの半開きと閉まる音問題
リビングから出ていくときにドアが最後まで閉まっていなくて「ちゃんと閉めてけー!」と親に叱られた経験は誰にでもありますよね?(ド偏見ですけど)
特に冬場は、リビングのドアが半開きになっていると、廊下や玄関からの冷たい”すきま風”が入ってきてとても寒いです。斎藤工の全館空調が導入されていればいいのですが、そんな家もなかなかないと思うので、リビングのドアをしっかり閉めることはとても重要です。
また、リビングで口論になって部屋を出ていく際にドアを勢いよく閉めて「なんだー!その態度はー!?」と更に激しい喧嘩になったことはありませんか?(火に油を注ぐというやつです。)また、別に機嫌が悪くないのに勢いよくドアが閉まって大きな音が鳴ってしまい「物に八つ当たりすんじゃねー」って叱られたこともありますよね?(私はあります。)
ドアを最後までしっかり閉めないと…と少し強めにドアを閉めれば大きな音が鳴ってしまうし、大きな音を鳴らしてはいけない…と気にして優しく閉めれば今度はドアが半開きになる。。。人生はなんてうまくいかないのでしょう?(笑)
今回はそんな由々しき問題を一気に解決していきます。
2.リョービ製ドアクローザ:ドアマン S-101PV
玄関のドアは半開きになることはありませんし、怒って家を飛び出して、勢いよく扉を閉めても大きな音が鳴ったりはしません。それはなぜでしょうか?
それは、玄関のドアには写真のようなダンパーとなる装置が付いていて、扉を勢いよく閉めようとした場合でもダンパーが効いてブレーキがかかり、ある一定の角度まで閉まれば、そのあとは自動で閉まってくれるからです。
このドアダンパーをリビングのドアに取り付けることが出来れば「リビングドアの”半開き”と”閉まる音”」の問題は解決できそうです。インターネットにて”安価で”、且つ”ある程度信頼が出来る”商品という条件でドアダンパーを探した結果、今回購入した商品は下記です。
リョービさんのドアクローザーシリーズ”ドアマン S-101PV”です。
リョービさんはお手頃価格で釣り具に工具に建築資材まで幅広くラインナップしていて素敵なメーカーさんですよね。私は電動トリマーにサンダー、芝刈り用の電動バリカンなどと、リョービさんの工具をいろいろと所有しているので、いろいろな場面でお世話になっています。
この”ドアマン S-101PV”については、どなたでも簡単に取り付け出来ると謳われている商品で、開き角度が70°まで閉まれば自動で閉まっていく機能と、勢いよくドアが閉まるのを防ぐダンパー機能が付いています。更に、閉じ速度や開閉力の調整ができるので、使用者のお好みの設定に調整できる商品です。(商品のアピールポイントをリョービさんのHPカタログから抜粋しました。ご参考まで。)
更に特筆すべき点としては、ドアにはヒンジ(ドアを支える回転軸)が右側についているものと左側についているものがありますが、この商品は左右兼用の仕様になっているので、購入時に迷うことも(間違えて購入することも)ありません。(”右開き”と”左開き”の定義についてはちょっと解り難いので、別途詳しく説明します。)
今回は、リョービさんの(川渕)ドアマンをリビングのドアに取り付けて、リビングで起きている問題をまるっと解決していきます。
3.リョービ製ドアマン S-101PVの内容物
リョービ製ドアクローザー:ドアマン S-101PVの内容物は写真、及び下記のとおりです。
- ダンパー本体(カバー付き)
- アーム
- アーム固定ブラケット
- 本体取り付け板
- 取付説明書(型紙付き)
- ネジ類
ドア、及びドア枠への部品の固定はすべて”ネジ”で、必要な工具はドライバーのみというのも、”簡単取り付け”をアピールするポイントになっているようです。
ただ、使用するネジが太めのしっかりしたものになるので、ドア枠に直接ネジ打ちするのは厳しいでしょう。下穴を開けてからネジを打つ必要がありますので、そのための”下穴加工用ネジ”なるものが付いています。
基本的にはドリルで下穴を開けた方が作業は簡単だとは思いますが、今回はドリルを使用せずに、取付説明書に従ってドライバー1本で取り付けを行ってみます。
4.リョービ製ドアマン S-101PVの取り付け
それでは、リョービ製ドアマンS-101SVを取り付け方法を紹介していきます。
4.1 ドア開き方向の確認
ドアマン S-101SVは左右両開き兼用の商品になっていますが、当然ながら、取り付けの向きなどが左右で異なります。後ほど使用する型紙なども変わってきますので、まずは取り付けたいドアが、右開きなのか?左開きなのか?を確認します。
確認方法は、ドアを開ける時に”押す”側に立って、ドアのヒンジ(ドアを支える回転軸)がどちら側にあるか?で判断します。
写真の「輝かしい未来へと続くドア」については、ドアを押す手前側から見てヒンジが右側にあるので右開きになります。
我が家のリビングドアは、玄関側からリビングに向かって押して開ける仕様になっていて、玄関側から見てヒンジが右側です。”右開き”仕様での取り付けを行っていきます。
4.2 アーム固定ブラケットの選定
続いて、アーム固定ブラケットの選定を行います。
基本的には、ドア側に”本体”を取り付け、ドア枠側に”アーム固定ブラケット”を取り付ける構成になります。ドア枠側の形状、及び寸法を確認して、使用するブラケットを決めます。
確認するのは、ドアを閉じた時にドアが当たる枠の形状と寸法です。(説明が難しいので、リョービさんのカタログから図を引用しました。)
図の左側のように、ドアが当たる段差の反対側にも段差があり、その”段差が20mm以下”で”奥行きが17mm以上”であれば、付属のブラケットDが使用できます。
また、図の右側のように、ドアが当たる段差の反対側に”段差がない”場合で、その面の”奥行きが22mm以上”ある場合も、ブラケットDが使用できます。
一方、図のように、ドアが当たる段差の反対側に”段差がない”場合で、その面の”奥行きが22mm以下”の場合は、残念ながらブラケットDは使用できませんので、ブラケットLを使用する必要があります。
なぜ”残念ながら”と表現したか?については、ブラケットLが付属品ではなく別売りだからです。「誰にでも簡単に取り付け出来る」と謳うのであれば、このブラケットLも標準で付属した方が良いと考えるのは、私だけではないと思います。(ここはちょっと残念なポイントですね。)
我が家のリビングドアは、ドアが当たる段差の反対側にも段差があって、段差が12mm(20mm以下)、奥行きが80mm(17mm以上)でしたので、ブラケットDで取り付けを行っていきます。
4.3 型紙と取り付けパターン図の選定
続いて、使用する”型紙”を選定します。
この”型紙”は、部品を固定するネジ位置を明確にするものです。取り付け面に型紙を当てて、それを目印にネジを打つための下穴を開けていきます。
壁紙の選定方法は、4.2項でブラケットを判定した基準(4.2項の図を参照してください)をベースに、更に、”左開き”or”右開き”の条件で決定します。
ドアが当たる 段差の反対側 | 寸法 | ブラケット | 開き方:型紙 |
段差あり | 段差が20mm以下で 奥行きが17mm以上 | ブラケットD | 左開き:型紙1 右開き:型紙4 |
段差なし | 面の奥行き22mm以上 | ブラケットD | 左開き:型紙2 右開き:型紙5 |
段差なし | 面の奥行き22mm以下 | ブラケットL | 左開き:型紙3 右開き:型紙6 |
我が家の場合は、反対側に段差がある右開きなので「型紙4」を使用します。
続いて、各型紙には「A」「B」2種類の取り付けパターン図が書かれていますので、そのどちらのパターン図を使用するか?を判定します。
「ドアを全開にした時の角度が90°を超える」(180°付近まで開く)場合は、「A」のパターン図を使用します。
「ドアを全開にした時の角度が90°くらい」になる場合は、ヒンジ軸からドア外形面までの寸法を測り、52mmを超えていれば「A」を、52mm以下であれば「B」のパターン図を使用します。
我が家の場合は、ドアを全開にした時の角度が90°くらいで、ヒンジ軸からドア外形面までの距離が58mmなので「A」のパターンを使用します。
我が家のリビングドアに使用する壁紙と、その取り付けパターン図は「型紙4/パターン図A」です。
4.4 取付用ネジの下穴加工
続いて、4.3項で選定した型紙とパターン図を元に、ネジを打つための下穴を開けていきます。
まずは、ブラケットをネジ固定するための下穴を開けていきます。
選定した型紙の”基準線”を谷折りします。書かれた線を元に谷折りする場合は、折る際に線がブラインドになってしまうので、折る時の基準(目安)が他にないといけないのですが…その辺の配慮はないように見えました。(線の印刷を1本追加するだけですよ。リョービさん!)
続いて、基準線で折り曲げた型紙を、ドアが当たる面の反対側の段差に貼り付けます。
貼り付け位置は、奥行方向は段差の角と折り曲げた基準線を合わせ、横方向はドアが当たる面の一段高い面に合わせます。(取り付け説明書にも図示されていますので、よく確認して貼り付けます。)
型紙を貼り付けることが出来たら、”下穴加工用ネジ”を用いて下穴を開けていきます。パターン図の「A」と「B」を間違えないようにしながら、「取り付け穴」と図示された位置に穴を開けます。
しかしながら、この”下穴加工用ネジ”。確かに下穴は開きますが、穴を開けるためにはかなりの力が必要です。奥までしっかり下穴を開けておかないと、後工程でネジが入りませんので、少し大変ですが、奥までしっかり下穴を開けておきます。
続いて、本体取り付け板をネジ固定するための下穴を開けていきます。
今度は先ほどの型紙をドア側に貼り付けます。貼り付け位置の上下方向は、ドアが見える上端と折り曲げた基準線を合わせる感じで、横方向は先ほどと同じ(ドアが当たる面の一段高い面合わせ)になります。
型紙を貼り付けたら、”下穴加工用ネジ”を使用してドアに下穴を開けていきますが…1点問題が発覚しました。型紙にはネジ固定する本体取り付け板の外形が印刷されているのですが、その位置がドアの段差に跨っています。このままの状態で取り付けても、取り付け板が傾いてしまって上手く取り付けることが出来ません。
そこで、段差と同等の厚みとなる合板を準備し、それを本体取り付け板と重なる位置に両面テープで貼り付けました。その状態で下穴を開けて、本体取り付け板と共締めすることで、段差を無効化します。(写真参照)
なお、この件に関しては、事前(商品購入前)にドアに段差があることを認識していたので、段差を無効化する対策を考えた上で、商品を購入しています。DIY用商品の購入で失敗しないためには事前の確認も重要になります。
”下穴加工ネジ”による下穴開け作業については、ドア枠と比較すると材料が柔らかいので、比較的簡単に下穴を開けることが出来ました。
4.5 ドア枠とドアへの部品の取り付け
続いて、開けた下穴を使用して、ドア枠とドアへ部品を取り付けていきます。
まずは、ブラケットの取り付けですが…今回はドライバーでネジを手締めしたのですが、ネジが太めのしっかりとしたネジなので、材料が硬いドア枠には、なかなか入ってくれません。ネジ頭の”十字溝”がつぶれてしまいそうなレベルで堅いので、危くネジをダメにしそうになりました。(写真のように両手で回してもなかなか入っていかないレベルでした。)
こちらについては、同梱する”ネジ”のミス(不具合)だと思います。材料の硬さによってネジが入りにくくなるのは仕方がないのですが、そのようなことが想定される部位には、ネジ頭に”十字溝”が付いただけのネジではなく、下写真のようなネジ頭の形状が”六角”になっている「六角フランジネジ」を使用すべきです。
ネジ頭が六角になっていれば、”十字溝”でネジが入らないと思えばスパナやボックスレンチなどを使用して入れることが出来ますし、”十字溝”がつぶれた場合でも対応できます。
ネジを締めている途中で”十字溝”がつぶれてしまい、ネジを締めることも外すことも出来ない状態はとても悲しいです。ネジを大量購入すれば、部品単価もそれほどではないと思いますので、もし開発担当者の方が目にしてくれる機会があれば、是非ご検討をお願いしたいです。(困っている人が絶対いるはずです。)
さて、話が少しそれました。ネジが太くてちょっと締めるのが大変ですが、開けた下穴にネジを締めていくだけなので、この工程は単純です。部品をしっかり固定しておかないと、日々の使用でガタツキが出てきたりするので、ネジは”十字溝”をつぶさないよう注意しながら、奥までしっかり締めてください。
本体取り付け板の固定は、ドアの材料が柔らかいので、問題なく取り付けることができました。段差を無効化する合板の効果もばっちりです。
4.6 ダンパー本体とアームの取り付け
続いて、いよいよダンパー本体とアームを取り付けていきます。
まずは、アームと本体を組みつけます。ダンパー本体からカバーを外し、ダンパー本体に書かれている文字を確認します。
ダンパー本体には向きがあって”右開き”と”左開き”で上になる面が異なります。それぞれの面に”右開き””左開き”と書かれたシールが貼りつけられているので、それぞれの設置条件にあったシール面を上にして、アームを取り付けていきます。(私の場合は”右開き”なので、右開きシールが上になります。)
本体とアームは、本体中央の四角い突起に、アームの四角い穴を嵌めた状態で、付属のフランジ付きネジを締めこんで固定します。ネジを締めていくことで”徐々に”突起が穴に嵌っていく設計になっているようなので、部品を当てた時点で「あれ?奥まで入んねーじゃん?!」と不思議に思わずに、そのままネジを締めて固定しちゃいます。
また、先ほど本体の向きを確認したシールにはアームの取り付け方向も記載されています。シールの矢印方向がアームの”関節”が配置される方向になりますので、その通りに組みつけます。(右開きであれば上写真の状態になります。)
本体とアームが組みつけ出来たら、ドア、及びドア枠に取り付けていきます。本体は本体取り付け板にネジ止めします。アームは、ブラケット側のネジを一旦外して、その軸にアーム先端のリングを挿入し、その状態で再度ネジを締めて固定します。
なお、アームの取り付けは、ドアを閉めた状態で、アームを少し手前に引きながら行っていきます。本体の油圧でアームを引く際には少し力を加える必要があるので、アームで指を挟んだりすることがないよう気を付けて作業します。
以上で、取り付け作業は完了です。
5.ドアダンパーの閉じ速度と開閉力の調整
取り付け作業自体は、最後に本体にカバーを取り付けて終了になりますが、今回準備した”ドアマン S-101PV”には、閉じ速度と開閉力を調整する機能が付いています。調整は後からでも出来ますが、家族に評価される前に最適化しておいた方が良いでしょう。(全否定されると悲しいので。。。)
5.1 ”ドアマン S-101PV”の閉じ速度の調整
閉じ速度は、本体横の”速度調整弁”をドライバーで回すことによって調整できます。
ネジを時計周りに締めると速度が遅くなり、反時計回りに緩めると速度が速くなる仕様です。
まずは、速度が大きくなる方向に調整してみましたが…勢いよくドアが閉まり過ぎました。これでは、機嫌が悪いのでは?と毎回勘違いされてしまいます。速度を速めるのは止めた方がいいですね。(予想よりも勢いよく閉まってびっくりしました。)
個人的には、ドアがものすごくゆっくり閉まっていき、忘れた頃に「パタン」と静かに閉まる設定が理想です。今度は速度が小さくなる方向に調整してみます。あまり遅く調整しすぎると、ドアが閉まらなくなってしまうようですが、いろいろと調整した結果、ものすごくゆっくりと優雅に閉まる”いい感じ”に調整できました。
しかしながら、ここで落とし穴が…速度を小さくすると、勢いよくドアを閉めた時に大きな「ブレーキ」がかかります。その急激な「ブレーキ」によって発生する反力が、ドアのヒンジ(ドアを支えて回転する部分)に集中するようになってしまいました。ドアを勢いよく閉めるたびに、ヒンジが「ミシッ」と悲鳴を上げています。
閉じ速度を小さくした時の閉まる感じはとても”いい感じ”だったのですが、ヒンジが痛んでドアが壊れてしまっては本末転倒です。よって、閉じ速度については、ゆっくりと優しく閉じる設定を諦め、”適度”な調整を行いました。(デフォルト設定のままが、一番良いのかもしれません。)
5.2 ”ドアマン S-101PV”の開閉力の調整
開閉力は、本体横(速度調整弁の反対側)の”開閉力調整ネジ”を付属の六角棒スパナで回すことで調整出来ます。
時計回りに回すと開閉力が大きくなり、半時計周りに回すと開閉力が小さくなる仕様です。
こちらについては好みがあると思いますが、我が家の総意としては「今までと比較して、出来るだけ違和感がないほうがいい」でした。開ける時にどうしても今までよりは大きな負荷を感じて、慣れるまでは「あれ?」という違和感を感じてしまうようです。
よって、こちらについては、開閉力が最も小さくなるよう調整を行いました。(そもそも、リビングドアのような軽めのドアでは、開閉力を大きくする理由があまりないよう気がします。)
6.カバーの取り付け(完成)
調整が完了したら、本体にカバーを取り付けて完成です。
カバーは本体の上に被せてツメを嵌合させて固定するだけです。本体の上でアームと接続している関係上、カバーの上面には切り欠きが必要となるので、上下に方向性がありますが、ロゴが書いているのでその文字の向きだけ気にしていれば大丈夫です。(逆には多分嵌りません。)
本製品には、ホワイト、アイボリー、ライトブラウン、チョコ、ブラック、という5色のラインナップがあります。我が家はリビングの壁紙がホワイトで、ドアの色はかなり薄めのライトブラウンなので、アイボリーを購入するか?ライトブラウンで購入するか?迷いましたが、最終的にはアイボリーを購入しました。
商品が届いたときは「カタログの色よりも色が薄いな。。。」と感じましたが、取り付けてみるといい感じでした。ドアの色よりも濃くない方が、ダンパーが存在を主張しなくていいかもしれませんね。
・リョービ製ドアマン S-101PVを取り付けた感想
ドアダンパーを取り付けると、開ける際にドアが少し重たくなるので、どうしても多少の違和感を感じてしまうようです。長年「このくらいの力でこのくらいの勢いで開く」感覚が身についているので、その辺は致し方ないところですね。でも逆に、慣れてしまえば違和感はなくなってくると思いますので、しばらくは家族の様子を見守りたいと思います。(急いでいるときはちょっと注意した方がいいかもしれませんね。)
ただ、閉める動作を行わなくても、自動でしっかり閉まってくれるのは非常に助かります。今までは、ドアを閉めて立ち去った後に「パタン」と閉まる音を確認しながら歩いていましたが、それを気にする必要がなくなったのは大きいです。
以上を踏まえた総合的な感想としては「是非、取り付けるべき!」です。確実に閉まるというのは、やはり大きなメリットだと思います。(感想が変わるようなことがあれば追記します。)
製品の仕様としては、速度調整機能は不要な気がしたのと、開閉力は出来るだけ違和感がなくなるよう、更に小さくなる方向に調整できた方がベターだと思いました。
また、下穴を”下穴加工用ネジ”で開ける部分については「特別な工具がなくても取り付け出来るようにしたい」という発想は素晴らしいのですが、そのネジ頭には”十字溝”しか切られていないので、作業の中でなめてしまうリスクが大きいです。この辺は大いに改善の余地ありですね。重複しますが、私の提案はすべてのネジを「六角フランジネジ」にすることです。”十字溝”を使ってドライバーで施工したい人はそう出来ますし、ネジを破損させずに確実に施工したい人はボックスレンチなどが使用できます。”十字溝”がなめた時のリカバリも容易となるので、是非ご検討をお願いします。^^
そして…私には不要でしたが、ブラケットLを同梱にしてあげてください。(笑)