嫁さんの乗っているフォルクスワーゲン・ゴルフⅦですが、デパートの駐車場で突然エンジンがかからなくなりました。少し前からバッテリーが弱っている兆候はあったのですが、これが噂に聞いていた輸入車用バッテリーの突然死ですね。。。そこで今回は、そのゴルフⅦのバッテリーをメモリーバックアップなしで交換していきます。結論としては、バックアップ電源がなくても全く問題はありませんでした。バッテリー交換後に必要な作業内容などもまとめていますので、下記リンクの動画も含めて、是非、ご参考にしてみてください。
1.輸入車のバッテリーは突然逝く…
しばらく前からエンジンのかかりが悪くなっていた嫁さんのゴルフ7。定期的に補充電をして乗ってもらっていましたが…なんと、デパートで買い物から戻る際にエンジンがかからなくなったようです。。。

更にタイミングの悪いことに、その時に私は親戚の初彼岸で遠方まで出かけていて、救護には行けない状態でした。ロードサービスを呼んでジャンプスタートでエンジンを始動し、帰りはしばらく運転してもらって充電した状態で帰ってきてもらいましたが「こんな思いは二度としたくない!今すぐバッテリー換えて欲しい!」と叱られてしまいました。いやはや、ごもっともです。ごめんなさいw
色々と調べてみると、国産車と比較すると輸入車のバッテリーは突然逝くことが多いんだそうです。(輸入車は、あらゆる部品に関して、早期に交換することを前提に設計されていますが、その影響なの??)
したがって、エンジンのかかりが悪くなったり、ヘッドライトが暗くなるなどの兆候が現れた輸入車では、早めのバッテリー交換を心がけた方がいいらしいです。(私のティグアンは大丈夫かな?)
2.アイドリングストップ対応車について
最新のトヨタ車などではアイドリングストップ機能をなくした車が増え始めたようですが、それよりも前の車は、あらゆる車種がアイドリング・ストップに対応していた印象です。嫁さんのゴルフⅦ、そして私のティグアンもアイドリングストップ対応車です。

しかしながら、「車が一番電力を消費するのはエンジンを始動させる時」などということは、運転免許を持っている人なら誰でも知っている事実です。個人的には、そのようなバッテリーへの負荷が甚大なエンジン始動を、交差点で停止する度に行うなんて”正気の沙汰ではない”と思っていました。
そもそもアイドリングストップが環境に優しいなんてのも嘘っぱちで、車メーカーが燃費の目標基準を達成するために考えた手法だという話もありますので、我が家の車は、2台ともコーディングでアイドリングストップ機能は動作しない設定にしていました。
しかしながら、そんな感じでバッテリー負荷に注意を払っていた我が家のゴルフⅦでも、前述のとおりバッテリーが突然死しました。そして、交換するバッテリーにはアイドリングストップ車に対応している高価なバッテリーを購入する必要があります。
アイドリングストップって、停車する度にエンジンが止まって乗り心地がすこぶる悪いし、いいところなんて何一つないじゃん!なんて思う今日この頃ですねw
3.リーズナブルなバッテリー交換方法は?
今回は、突然死した嫁さんのゴル7のバッテリーを、新たなバッテリーに交換していきますが、どのように交換するのがリーズナブルでしょうか?

一番手っ取り早いのは、フォルクスワーゲン・ディーラーでのバッテリー交換ですね。車を設計した時に想定しているスペックの純正バッテリーを、ディーラー側で準備して(整備する必要がないところまで)しっかり整備してくれるので、「安心感」を重視する方にとっては最適な方法です。
しかしながら、ディーラーの存在はいざという時には必ずお世話になるとても有難い存在ですが…私の感覚としては、すべての価格設定が極めて”ボッタくり”です。今回のバッテリー交換も、ディーラーでお願いした場合は軽く6万円を超えてしまうようです。(見積もり価格が10万円を超えていたオーナーさんもいるようです。)ってか、バッテリー交換に6万円超て…個人的にはあり得ない話です。「安心感」をお金で買う人限定の選択肢じゃないかと思っています。
続いての選択肢は、オートバックスやイエローハットなどのカー用品店でのバッテリー交換です。ショップのサービスカウンターで車種を伝えれば、適合するバッテリーを選択して取り付けてくれます。

しかしながら…こちらも私の個人的な見解としては、車に詳しくない情報弱者を対象とした”ボッタくり”のビジネスだと思っています。(あくまで私見ですww)
まず「最適だ」と勧められるバッテリーが本当に”最適”なのか?が疑問です。私なら、その時に店の在庫が潤沢にある商品を”最適”として”おススメ”するはずですからねw(それがビジネスというものです)
そして、カー用品店の作業員さんの外車に対する知識に疑問を呈する方も一定数いらっしゃいます。実際に、私に対していい加減な説明をしてきた作業員がいたことも事実なので、個人的にはカー用品店には「安心して任せられない」というのが正直な気持ちです。
また、そんなカー用品店でも、アイドリングストトップ車のバッテリー交換は、作業費を含めると軽く4万円を超えてしまうという話です。よくわからない店員に勧められたバッテリーを4万以上も払って換えられないというのが私の結論になります。
カー用品店と同様、ガソリンスタンドなどでもバッテリー交換が出来ますが…信頼度で考えたら、カー用品店以下になってしまうでしょう。(値段もカー用品店と同等程度の認識です。)
以上の状況から考えると、人間不信でケチな私には、最安で対応できるDIYによるバッテリー交換が性に合っているようです。適合などについて、少々お勉強する必要がありますが、ゴルフⅦ用バッテリーの適合を自分で調べて、コストに見合うリーズナブルなバッテリーを準備して交換していきます。
4.ゴルフ7に適合するバッテリーは?
それでは、ゴルフⅦに適合するバッテリーを調べて、購入するバッテリーを準備していきます。
まず、現在装着されているバッテリーの仕様は下記のとおりです。

- メーカー:EXIDE made in Poland
- 品番:000 915 105 FC
- 仕様:EFB+(アイドリングストップ対応)
- 型式:LN3
- 20時間率容量:70Ah
- CCA:700A
純正品のバッテリーは、EXIDEというメーカーのアイドリングストップ対応品(EFB+)でした。製造国はポーランドです。(ってか、私の持ち物でポーランド製ってこれ以外にあるのか?)
また、欧州車はEN規格という、日本のJISとは全く異なる規格で部品が構成されててて、形状やサイズは、”LNx”(xは任意の数字や記号)という型式で表現されます。
写真の純正品には”LNx”の表示がありませんが、サイズから判断すると”LN3”という規格のバッテリーになるようです。”LN2”などのバッテリーでも取り付け出来ることがあるようですが、今回は”LN3”に限定して探していきます。
容量やCCAなどの性能は、純正品と同等以上になるものを購入すればいいと思いますが、性能が上がれば価格も上がるでしょうから、価格とのバランスを考えて決める必要がありますね。
上記の条件を元に、私が今回購入したバッテリーは下記です。
ACDelco製のアイドリングストップ対応、LN3仕様のバッテリーです。
ACDelco製 LN3 | EXIDE製 純正品 | ||
20時間率容量 | 80Ah | > | 70Ah |
CCA | 750A | > | 700A |
純正品との性能比較は上記のとおりです。容量は純正品より10Ah大きいですし、CCA(コールド・クランキング・アンペア)も50A程大きいので、初期性能としては、純正品より優れているバッテリーと言えそうです。(肝心の耐久性能はわかりませんが…)
そして、価格は…¥13,500程です。ディーラーでの6万円を超える交換費用を考えたら、同じバッテリーが4回交換出来る価格になりますw
ということで、今回は、このリーズナブルなACDelco製バッテリーをDIYでゴルフⅦに装着していきます。
5.ゴルフ7のバッテリー交換方法
交換するバッテリーが準備出来たら、古くなったバッテリーを取り外して、新しいバッテリーを込みこんでいきます。

バッテリーの交換方法は、まず、キーを抜いた状態(イグニッションオフの状態)でボンネットを開けます。(電装品に触れる際の基本ですね)
エンジンルームの助手席側で黒いカバーに覆われているのがゴルフⅦのバッテリーです。私のティグアンはバッテリーが剥き出しですが、ゴルフ7はカバーに覆われています。この設計の差はなんだろう?w
ちなみに、このゴルフ7のカバーの中には、ネズミが一定期間生活した痕跡がありましたので、個人的にはカバーは不要と思っていますw
バッテリーに接続されているケーブルの端子は、手前側がプラスで奥側がマイナスです。まずは、この端子のケーブルを外していきますが、外す順番は「マイナス側から」です。私はまだバッテリーをショートさせた経験がないですが、この順番がかなり重要ですので注意が必要です。

端子に接続されているケーブルは、10mmのスパナやレンチで固定ボルトを弛めて、端子に接続しているリングを広げることで取り外すことが出来ます。
マイナス側が取り外せたら、プラス側も取り外していきます。こちらも10mmのスパナやレンチで取り外すことが出来ますが、私のゴルフ7は、プラスの端子が少し固着していて、マイナスドライバーを使用して、端子に接続しているリングを広げて取り外しました。
両方の端子のケーブルが取り外せたら、バッテリーを車体から取り外していきますが、バッテリーは底面部に取り付けられた”金具”で固定されていますので、金具を固定しているボルトを外して取り外していきます。

なお、金具を固定しているボルト(写真矢印部)は、13mmのスパナやレンチで弛めることが出来ます。よって、ゴルフ7のバッテリーを交換するのに必要な工具は、10mmと13mmのスパナやレンチということになりますね。
車種によっては、バッテリー前方のスペースが小さくて”エクステンションバー”などを使用しないと金具のボルトを弛めることができない車種もあるようですが、ゴルフ7は十分なスペースがあるので大丈夫です。
金具が外せればバッテリーが取り外せるようになります。バッテリーが重いので、腰を痛めないよう注意しながら、バッテリーを取り出していきます。
なお、バッテリーを取り外した土台には、ネズミのフンがたくさん散乱していました。せっかくなので、その辺りもしっかり綺麗にしておきますw
古いバッテリーが取り外せたら、購入した新しいバッテリーを組み込んでいきます。

バッテリーの組み込みは、取り外しと逆の作業を行うだけです。まずは、新しいバッテリーを所定の位置に組み込み、金具(写真参照)で固定します。金具には向きがあるので、取り外す前に写真を撮っておくと良いですね。
また、ケーブルを接続する前に、バッテリーにカバーを被せておくのも忘れないようにしましょう。(ケーブルを装着した後ではカバーが装着できません)
バッテリーが固定出来たら、端子にケーブルを接続していきますが、取り付けは外した時とは逆となる「プラス側から」です。リングを端子の奥までしっかり挿入して、ボルトを締めて固定します。
続いて、マイナス側を接続しますが、この時、少しだけ火花が出ました。まあ、ビビるほどではありませんでしたが、接続作業には細心の注意を払った方が良さそうですね。
両側のケーブルが接続出来たら、バッテリーの交換作業は完了です。多少の危険は伴いますが、作業自体はとても簡単です。あらゆるものの価格が上昇している世知辛い世の中においては、是非自分で実施すべき作業だと思います。
6.フォルクスワーゲン車のバッテリー交換後の作業
バッテリーが交換出来たら、早速、エンジンを掛けていきますが、フォルクスワーゲンなどの輸入車では、バッテリーを交換すると、新たに取り付けたバッテリーでの設定を車のコンピューターが学習するまでにたくさんのエラーが出ます。(部品を交換した際によくある現象ですね)
私のゴルフⅦで今回表示されたエラーは下記のとおりです。

- ACC(アクティブクルーズコントロール)
- アイドリングストップ
- ESP(ABSの進化版機能)
- スタートアシスト
- Front Assist *写真参照
- プリクラッシュセーフティーシステム
- タイヤ空気圧
そして、チェックランプとして警告灯(オレンジ)が点灯していたのは下記です。
- ステアリング
- ESP(ESC)OFF
エンジンを掛けて色々なエラーが出るとかなりビックリしますが、この辺りは車を少し走行させれば学習して消えてくれます。加えて、ハンドルを大きめに切ることで、ステアリング角を学習してくれますので、曲がる際にハンドルを大きめに切って走って、ステアリング系のエラーも全て消し込みます。
私の場合も、走り始めて1分未満で、すべてのエラーが消えてくれました。

あとは、パワーウィンドウのオート開閉設定を実施する必要がありますが、こちらの設定方法も簡単です。すべての窓を「全閉」にした状態で、運転席の集中操作パネルで、更に2秒程、閉じる方向にレバーを操作します。そこから更にもう一度閉じる方向にレバーを操作すると「カチッ」という音とともにオート開閉機能が有効になります。
この辺は、多くのサイトに操作方法が記載されていますが、記載されている内容がそれぞれで若干異なるようです。我が家のゴルフの場合は、上記でしっかり設定できましたので、ご参考にしてみてください。(閉じた状態で更に閉じる方向に負荷をかけることで、全閉の位置を覚えるのかな?知らんけどw)
以上で、バッテリー交換後の設定作業は完了です。このレベルの作業であれば、わざわざバックアップメモリー電源を準備する必要なんてないと思います。(私見ですが)
なお、今回のバッテリー交換は、アイドリングストップ車用バッテリーである、EFB ⇒ EFB での交換となりましたので、車への登録作業(どんな種類のバッテリーを装着したか?を車のシステムに登録する作業)は不要と判断しました。上位品の”AGM”バッテリーに変える場合などでは、設定した方がいいのかもしれませんが、この辺の見解は記事によって異なります。自己判断で対応すべき領域になりますね。(設定を変えない前提であれば、同じ種類のバッテリーに交換するのが良さそうです)
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