【芝生】病害対策に有効な殺菌剤-オーソサイド水和剤80

芝生の病害対策に有効な殺菌剤-オーソサイド水和剤80

年間を通して芝生を育成していくと、病原菌の増殖により”さび病”などの病気が発生します。そんな時に使用しているのが、ホームセンターで手軽に購入出来て、気軽に使える殺菌剤「オーソサイド水和剤」です。その特徴や使用方法などを紹介します。下記リンクにて動画も公開していますので、ご参考にしてみてください。【芝生】10年放置した芝生を再生する #11 殺菌剤を散布する

1.芝生に発生する病気-葉枯れ、さび病、etc.

放置している芝生は伸び放題で見た目は悪くなりますが、すこぶる元気に見えました。しかしながら、見た目が綺麗な芝生にしようと育成を始めると、色々な病気にかかったりして手間がかかるようになります。(笑) 手間を加えることで芝生が弱くなるのか?お上品になってしまうのか?それとも、育成を始めたことで異常に気が付くようになっただけなのか?はよくわかりませんが、難しいですよねー。

芝生に発生する葉枯れ 葉腐病、ラージパッチ、ブラウンパッチ

昨年の芝生育成の中で一番多くみられたのが、写真のような円形の葉枯れです。

葉を枯らす病気としては、葉腐(はぐされ)病とも呼ばれるラージパッチや、ブラウンパッチなど色々な種類があるみたいなのですが、私には我が家の葉枯れがどの病気になるか?はわかりません。いずれも梅雨時や秋の長雨の時期などの、気温が高く、湿度が高い時期に増殖する病源菌によって起こる病気で、放っておくと葉枯れが広がる可能性があり、早急な対処が必要です。

芝生に発生するさび病 触ると黄色・橙色の粉が付く

また、同じく高温多湿の時期に発生するのがさび病です。我が家の芝生で見られるのは、写真のような黄色い(橙色の)さび病で、触ると手に黄色い粉がついて気持ちが悪いです。こちらも詳しいことはわかりませんが、同じく病源菌によって発生する病気で、放っておくと広がってしまうので対処が必要です。

芝生を育成すればするほど芝生の密度が上がって見た目は良くなりますが、密度が上がることで芝生の根元が蒸れやすくなり、病原菌が増殖しやすくなる。手をかければかけるほど病気になりやすくなるって…悩ましい問題ですね。^^

芝生に生えるキノコは午後にはしぼんでしまう

それと、こちらは病気ではありませんが、秋に菌が増殖することで発生するのが写真のようなキノコです。こちらは放っておけば午後にはしぼんでカラカラになってしまうので、それほど気にする必要はありませんが、芝生の根元が蒸れている目安になると思いますので、発生した際には注意が必要だと思います。

いずれにしても、芝生に発生する病気は、芝生の根元が蒸れることにより病原菌が増殖して発生するものが多いことがわかりますね。

2.芝生に散布する殺菌剤-オーソサイド水和剤

芝生に病源菌起因の病気が発生した際に、私が散布しているのは下記です。

住友化学園芸社のオーソサイド水和剤80です。

オーソサイド水和剤の粉末は付属の計量スプーンで分量を量り、水で希釈して使用する

中身は写真のような白い粉末で、付属の計量スプーンで分量を量り、水で300倍~800倍に薄めて使用します。

ホームセンターなどで普通に購入できる殺菌剤ですので、殺菌力としてはあまり強くないと言われているようですが、我が家では、別記事【八王子の生き物】ニホントカゲは珍しい? -カナヘビとの違いで紹介したニホントカゲが、芝生を定期的にパトロールして虫たちを退治してくれているので、芝生にあまり殺菌効果が高い薬剤は使用したくありません。(同様の理由で除草剤も使用しません。)現状で、散布後の病気拡散は抑制できておりますので、それなりの効果があると信じて使用し続けています。

殺菌剤が周りに飛散しないよう、スプレーボトルで局所的に散布する

また、お庭のビオトープでメダカやタナゴなどを飼育しておりますので、噴霧器などを使用した大掛かりな散布ができません。100均のボトルスプレーを使用して局所的に散布するようにして、ビオトープの生体に影響がないように考慮しています。

葉枯れの発生個所や範囲が広いと殺菌液を複数回作らなければならないですし、スプレーを繰り返すことで握力も使いますが、飼育している生き物への影響は今のところありません。(生き物ファーストです。^^)

・芝生への殺菌剤の使用と生き物たちへの影響

前述の理由で、芝生には出来る限り薬剤的なものを使用したくないと思っていますが、殺菌剤は薬剤が直接付着した面にしか効果はないはずですし、雨が降れば土壌に浸透してしまうと思うので、増殖した菌の抑制を殺菌剤に頼るのは致し方ないかなと思っております。

スプレーボトルの使用でビオトープへの影響は全くないとして、多少心配しているのはニホントカゲ達への影響ですが、殺菌剤散布後も元気にパトロールしてくれているようです。こちらも問題はないレベルと判断していますが、オーソサイドで対処できないような病気が発生しないよう、芝生を日々管理していくことが重要ですね。

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