【八王子の生き物】ニホントカゲは珍しい? -カナヘビとの違い 

ニホントカゲは珍しい?特徴や餌、飼育、カナヘビとの違い

我が家の芝生を日々パトロールしてくれている爬虫類。あまりに頻繁に出没するので、ずっとカナヘビだと思っていたのですが、特徴を調べてみたらニホントカゲであることがわかりました。今回は、そんなニホントカゲの特徴やカナヘビとの違いなどを記事にしたいと思います。我が家の芝生をパトロールする様子を撮影した動画も下記リンクにて公開していますので、興味があれば是非ご視聴ください。【我が家の生き物】#3 ニホントカゲ 芝生のパトロール隊!

1.我が家の芝生のパトロール隊 ニホントカゲ

芝生に顔を突っ込んで餌を探すニホントカゲ

我が家の芝生を日々パトロールし、芝生の中に隠れている虫たちを隈なく捕食してくれている爬虫類がいます。芝生の根元に顔を突っ込んで、一生懸命に虫を探す姿はなんとも愛らしいです。

我が家では、その爬虫類があまりにも頻繁に(ほぼ毎日)現れることから、カナヘビだと思いこんでました。幼き頃からの経験で、カナヘビとニホントカゲの発見回数を比較すると、ニホントカゲの発見数の方が圧倒的に少ない印象だったので、こんな頻繁に目撃できるのはカナヘビなんだろうなーという発想です。

しかしながら、特徴を元に調べてみたところ、我が家の芝生に現れる爬虫類はニホントカゲであることがわかりました。(改めて言われてみれば、確かに尻尾が青かった。)

我が家では、同時に3匹が芝生のパトロールに現れることこともありますので、かなりの数のニホントカゲが生息していると思われます。除草剤を撒かずに芝生を管理していますので、自然環境としては良好なのかもしれません。(であればとても嬉しい。^^)赤ちゃんトカゲを見ることもありますので、どこかで繁殖もしているようです。

2.ニホントカゲの特徴、餌、繁殖など

ニホントカゲのメス、及び幼体の特徴である青い美しい尻尾

ニホントカゲの最大の特徴は、その美しい見た目だと思います。成熟したオスは茶褐色の体になりますが、幼体やメスの尻尾は青々と光っていてとても美しいです。(幼き頃に、尻尾を自切して逃げたニホントカゲの青い尻尾がクネクネする姿は、右近次の心に強烈なインパクトを残しました。)体表は見た目も肌触りもしっとりしていて、ヘビに近い感触です。

餌は主に虫などを捕食しているようですが、生きた餌しか食べないようなので、以前に捕まえて少しだけ飼育した際には、ミミズやワラジムシなどを与えていました。大きなミミズを丸のみにしてしまう感じは見ていて飽きないです。

  

我が家の芝生では芝生から這い出てきたミミズや、芝生の中に潜んでいるイモ虫などを食べているのだと思いますが、どちらも芝生には歓迎されない生き物なので、それらを捕食してくれているニホントカゲは、我が家の芝生にとってはとてもありがたい存在です。

爬虫類ですので、繁殖はもちろん”卵”ですが、卵を産んだ後、メスが卵を守り続けるんだそうです。そんなことを考えると更に可愛く思えてきますね。

3.カナヘビの特徴 -ニホントカゲとの違い

木の上などで生活するカナヘビ

カナヘビのニホントカゲとの一番の違いは、ガサガサした見た目の体表でしょう。以前にニホンヤモリを観察した記事【八王子の生き物】我が家のニホンヤモリ -尊き”家守”様 をUPしていますがどちらかと言えば、ヤモリに似た固そうな体表をしていて、トカゲよりはイグアナなどに近い印象があります。

生息域も地表で虫を捕食するニホントカゲに対して、壁や木の上で生活することが多いようなので、ニホンヤモリとはテリトリーも異なるようです。

ちなみに産んだ卵は産みっぱなしなんだそうです。(まあ、それが普通なので。笑)

4.ニホントカゲの冬眠 時期や場所は?

今年も芝生をパトロールしてくれたニホントカゲ達も、もう冬眠する時期となりました。爬虫類は外気温に応じて体温が変化する変温動物ですので、外気温が下がると体が冷えて動けなくなります。一般的には15℃を下回ると冬眠の時期なのだそうです。

冬眠の場所は土の中です。枯れ葉などが堆積した腐葉土などの中に潜って眠りにつくようです。我が家には枯れ葉が堆積するような場所がないですが、どこで息をひそめているのでしょう?もし何らかの拍子に見つけてしまった場合は、なるべく起こさずにそっとしておいてあげようと思います。

・ニホントカゲなどの爬虫類の飼育に関して

右近次は基本的に爬虫類が好きみたいです・^^ なんだか見ていて飽きないんですよね。餌を丸飲みにするところとか、キョロキョロ周りを見ながら、チョロチョロと動く姿とか。

でも、以前にニホントカゲを捕まえて飼育したことがありましたが、1~2週間くらいで元気がなくなって見えたので、まだ体力のあるうちに逃がしてあげました。その時の印象としては、やはり乾燥には非常に弱いように見えましたし、日光浴なども絶対に必要に思えたので、飼育の難易度はかなり高いと思いました。屋内で飼う場合は湿度を一定に保って、紫外線ライトなどを照射してあげる必要があるなど、設備をしっかりそろえてあげる必要があります。

以前のニホンヤモリの記事でも同じようなことを書きましたが、子供にミミズの丸のみを見せてあげるなど、短期間の飼育、及び観察をするなら問題ないと思いますが、基本的には観察が終わったら元の場所に逃がしてあげることが重要だと思います。守り続けて孵化させた子供たちが母さんトカゲの帰りを待っているかもしれませんので。^^

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