引っ掛けシーリングとは、各ご家庭で照明用の配線器具として天井などに設置されている電気機器です。
写真は、角形の引っ掛けシーリングにリング状のアタッチメントを付けたものですが、引っ掛けシーリングには、角形の丸型、埋め込み形などいろいろな種類のものがあります。
また、写真は私が屋根裏の柱に取り付けたものなのでケーブルがむき出しですが、通常の屋内ではケーブルを天井裏に配置し、ケーブルが天井裏側から接続されています。(なのでケーブルは露出しません。)
本記事では、この引っ掛けシーリングへのケーブル接続方法について紹介します。
1.引っ掛けシーリングへ接続するケーブルの加工
まずはVVFストリッパーなどを使用して、接続するケーブル先端の外装被覆を剥きます。寸法は接続する器具にもよりますが、概ね15mm~20mmくらいで大丈夫だと思います。
続いて、芯線被覆を剥いて芯線を露出させますが、芯線をむき出しにする寸法が、引っ掛けシーリング側にスリット(ストリップゲージ)などで明記されていますので、その寸法に合わせて加工します。こちらは概ね10mmくらいです。
2.引っ掛けシーリングへのケーブル接続
ケーブルの加工が出来たら引掛けシーリングに接続していきますが、接続はいたって簡単です。接続端子(穴)にケーブルを奥まで挿入するだけです。接続した状態で、芯線が露出していなければOKです。
なお、機器には+端子と-端子がありますので、「設置側」や「W」と書かれている側に-側の白線を接続してください。
また、通常はケーブルが天井側から出てきて引っ掛けシーリングに接続されますが、我が家の天井裏に設置した引っ掛けシーリングのように、ケーブルを横から引き出したい場合は、引っ掛けシーリングの樹脂ケースを切り欠いてケーブルを横から出せるように加工します。
電源ケーブルを外したい場合は、上写真の上部に見える「電線はずし穴」にマイナスドライバなどを挿してケーブルのロック(バネ)を解除して引き抜きます。