マウンテイル 輸入車タイヤ交換用ガイドバー

輸入車のタイヤ交換に使用するガイドバーです。日本車との構造差分を補完し、日本車と同様の感じで輸入車のタイヤ交換ができるようになる素晴らしい商品です。(詳しくは【車-カーケア】輸入車のタイヤ交換-ハブボルトとガイドバーの記事をご参照ください)

ガイドバーの利点は、上記の記事に詳しく記載しているのでご一読いただきたいですが、今回購入した商品が他の商品と比べて優れていると思われる点は下記2点です。

1点目は、ガイドバーの先端ににローレット(ギザギザ)加工がないことです。ガイドバーはハブのネジ部に固定する商品ですが、他の商品ではネジを回し易くするために、ガイドバーの先端にローレット(ギザギザ)加工が施されています。確かにそのローレットでネジは回し易くなるとは思いますが、ネジで強く固定する必要はないので、ローレットがなくても問題なく取り付けできます。逆にローレットがあることで、タイヤを装着する際に、ホイールの穴が傷つきます。ホイールは高価なものですので、作業性を重視して傷つけてしまうのは本末転倒なんじゃないかと思われます。その点、この商品にはローレット加工がないので、タイヤ装着時にホイールを傷つけません。もし万が一、ハブにガイドバーが食いついてしまいネジが緩まなくなった!という場合には、ガイドバー先端の穴に付属の棒を貫通させて取り付けることによって、力を入れて回せるようになります。その辺のことも考えられているところが、この商品の優れたところです。

2点目は、2本のガイドバーの長さが異なる仕様になっていることです。長い方を上側に、短い方をそれよりも下側にセッティングすることにより、タイヤを装着する際には、まず上側の長い方のガイドバーをホイールの穴に通して1点目の位置を決め、そこを支点にして短い方のガイドバーとホイールの穴を合わせるように組み込めば、ハブとホイールが簡単に位置合わせできます。この辺はやってみていただかないとわからない部分かもしれませんが、設計した人はとても優秀なんじゃないかと感心しました。また、それぞれのガイドバーの長さ設定も、ガイドバーを装着した状態でクロスレンチが自由に回せる設定になっているのも素晴らしいです。

ということで、この商品については悪い部分がないです。よって、右近次的評価は迷わず ★★★★★です。なお、購入の際には、作業する車のネジ径とピッチを確認いただいたうえで、仕様に合うものをご購入ください。