フォルクスワーゲン車を3年前に中古で購入し、車検を2回通しましたが…実は今まで、エアコンフィルターを一度も交換しておりません。そこで今回は、適合するエアコンフィルターを調査して、DIYにてセルフ交換してみました。フォルクスワーゲン車のエアコンフィルターの格納場所や、その交換方法などを紹介していますので、ご参考にしてみてください。
1.車のエアコンフィルターの役割
最近では、ほぼすべての車にエアコンが搭載されており、車内の空気はエアコンによって循環しています。

そして、車のエアコンには「内気循環モード」時には社内の空気が、「外気導入モード」時には車外の空気がエアコンに取り込まれますが、その際に取り込まれる空気にゴミが混入していたりするとエアコンが痛んでしまうので、空気の取り込み口には「エアコンフィルター」と呼ばれるゴミを除去するフィルターが装着されています。
よって、車内を循環する空気は、エアコンに取りこまれる際に「エアコンフィルター」で異物が除去され、綺麗に保たれているということになります。
また、エアコンフィルターには、花粉や排気ガス微粒子、大気中のPM2.5と呼ばれるものや、アレルゲン物質などを取り除く効果があるもの、菌の抑制や消臭効果があるものもあり、快適なドライブのためには重要なパーツとなっています。(もはや、車の空気清浄器ですね)
2.車のエアコンフィルターの交換時期
快適なドライブのために重要な”エアコンフィルター”ですが、どんな頻度で交換するのが良いのでしょうか?
一般的に言われている交換時期は下記のとおりです。
- 1年に1回
- 走行距離10,000~20,000km
うーん。この辺りは一般的に言われているエンジンオイルのメンテナンス頻度などにも言えることですが…1年に1回なんて絶対にやり過ぎな気がしますよねw 車オーナーの消費を促したい魂胆が見え見えです。(オイル交換の頻度に関しては、下記リンクの記事で私の意見をまとめていますので、ご参考にしてみてください)
そのそも通常のエアコンは、フィルターを定期的に清掃すればずっと使えますよね?まあ、車では、排ガス混じりの汚れた空気も取り込まれるので、通常のエアコンよりは条件が厳しくなるとは思いますが、車内に取り入れられる外気は、同時にエンジンにも供給されている関係上、車内に取り込む前に一度「エアフィルター」でろ過されています。その辺を考慮すると、より汚れやすいのは外気が直接取り込まれる”エアフィルター”の方です。”エアコンフィルター”を1年に1回交換するというのは、少なくともやり過ぎでしょう。

車のコンディションによって、エアコンフィルターがカビていたり、エアコンから不快なにおいがしたりする場合はすぐに交換した方がいいでしょうが、そうでない場合は、ダイソンでフィルターを吸って清掃してやるだけで、交換までしなくても問題なく使えるんじゃないかと個人的には思ってます。
まあ、その辺は完全な私見になりますので…一般的には「1年に1回」、少なくとも「車検ごと」にエアコンフィルターを交換するのがいいらしいですw
ただ、実は我が家の車は、中古で購入して以来、3年以上エアコンフィルターを交換していません。。。今回は、そんな可哀そうなフォルクスワーゲン車のエアコンフィルターを交換していきます。
3.エアコンフィルターの取り外し方法-VW車
車のエアコンフィルターは、すべての車で規格が統一されているわけではありません。車のメーカーや車種、年式などによって、適合するものを準備する必要があります。
我が家には、フォルクスワーゲン・ティグアンとゴルフⅦという2台のフォルクスワーゲン車がありますので、まずは、その2台に適合する純正エアコンフィルターを取り出して、その適合品番を確認してみましょう。
ここでは、ティグアンにてエアコンフィルターの取り出し方法を確認していきます。(ゴルフⅦも各部品の形状が少々異なりますが、基本設計は同じでした)

フォルクスワーゲン車のエアコンフィルターは、助手席のグローブボックスの内側に格納されています。グローブボックスを開けると、写真の矢印の位置でグローブボックスが必要以上に開かないようストッパーがかかっていますので、その左右2か所のストッパーの引っかかりを外して、グローブボックスを開放していきます。
グローブボックスを外すと、その内側の左側にヒューズボックス、右側上部にエアコンフィルターが格納されていますが、エアコンフィルター格納部は、下写真のようにプラスチック製のカバーで蓋がされていますので、その蓋を外すことで取り出すことが出来るようになります。

蓋の外し方は、写真の矢印部(3か所)で蓋の上側の嵌合ツメが引っかかって固定されていますので、嵌合ツメの間にマイナスドライバーなどを挿し込んでツメの引っかかりを外していきます。
この際、ツメを無理に外そうとすると嵌合ツメが破損します。外しやすい嵌合ツメから順番に浮かせていくなどして、優しく外していきましょう。
なお、蓋の下側は、大きなツメががっつり引っかかっている構造になっているので、蓋の下側からは外せません。必ず上側の嵌合ツメから外すようにします。
蓋を外せば、エアコンフィルターが姿を現し、容易に取り出せるようになります。(エアコンフィルターは格納部のスペースに挿し込まれているだけです)
なお、エアコンフィルターの幅に対して、取り出し口の幅が若干狭くなっていますが、エアコンフィルターが変形してくれますので、フィルターを少し潰しながら取り出せばOKです。
4.VW車のエアコンフィルターの品番
車から現状のエアコンフィルターがとり出せたら、その品番を確認していきましょう。
まずは、フォルクスワーゲン・ティグアンから。(車の型式は「ABA-5NCZE」です。)

写真が車から取り出したティグアンのエアコンフィルターです。「VW」という記載がありますので、純正品のようですね。
品番は、印刷が少し薄くて見ずらいですが、「5Q0 839 669」と書かれているようです。
フィルターの状態は…流石、購入後3年間交換していないだけあります。フィルターの奥がかなり真っ黒に見えますね。
ちなみに、私のティグアンは車検切れの車を購入していますので、前オーナーさんが前回の車検で交換したと仮定すると、賞味5年は交換してないことになります。このくらい汚れているのは仕方がないかもしれませんねw
続いて、ゴルフⅦの品番を確認してみましょう。(車の型式は「DBA-AUCJZ」です。)

こちらも純正パーツが装着されていて、型番は「5Q0 819 669」でした。確認結果としては、ティグアンと全く同じパーツが装着されていましたね。
まあ、設計的には簡単に共通化が出来る部分でしょうから、この辺りが同じなのは当たり前と言えば当たり前ですがw
フィルターの汚れ方もまあ、それなりに汚れていました。こちらもそろそろ交換のタイミングでしょう。
5.VW車のエアコンフィルターの互換品
我が家のVW車、フォルクスワーゲン・ティグアンとゴルフⅦ用の純正エアコンフィルターは、型番が「5Q0 819 669」であることが確認できました。
フォルクスワーゲンを愛してやまないオーナーさんは、ディーラーに行って純正品を購入するのでしょうが…一般人の私は、よりお安い互換品を購入して交換していきます。
まず、純正品のサプライヤー(製造メーカー)は複数存在しているようで、そのメーカーは「Valeo」及び「MANN FILTER」、「MAHLE(マーレ)」などのようです。(ティグアンに装着されていたフィルターは下写真のとおりで「MAHLE」製でした)

ちなみに、純正品の購入価格は、とあるネットのパーツショップで”¥8,000”です。それはいくらなんでも費用対効果が合いませんね。。。(部品の製造原価なんて¥1,000以下でしょう。多分)
そして、互換品としてAmazonなどで売られているのは、「MAHLE(マーレ)」「MANN FILTER」「BOSCH」などです。この辺のサプライヤーの顔ぶれは、オイルフィルターと同じですね。(よくわからない中華製は選択肢から除外しましたw)
オイルフィルターでは、YellowHatでお得に購入できる「BOSCH」製の”OF-VW-15”を愛用していますが、ここはちょっと趣向を変えて、純正品のサプライヤーでもある「MANN FILTER」をチョイスしてみようと思います。
結果、私が今回購入したのは、「MANN FILTER」製でも上位商品となる下記です。
MANN FILTER(マンフィルター)のフレシャスプラス”FP26009”です。
MANN FILTER製のエアコンフィルターには”CUK26009”という製品もありますが、2つの製品の違いは下記のとおりです。
品番 | 仕様 | 花粉 ホコリ | 排気ガス ニオイ | 抗菌 防カビ | 防塵(PM2.5) アレルゲン |
FP26009 | ポリフェノール入り 活性炭フィルター | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
CUK26009 | 活性炭入りフィルター | 〇 | 〇 | ✕ | ✕ |
”FP26009”には、抗菌・防カビ処理が施してあり、PM2.5などにも効果があるようです。CUK26009との価格差は¥500くらいなので、その価格差であれば、防カビ効果が期待できるFP26009を購入した方が良いですね。

形状を比較してみましょう。写真の上がVW純正品(MAHLE製)で下が今回購入したMANN製です。
寸法の測定はしていませんが、見た目としては、今回購入したMANN製のフィルターの方が若干分厚く見えますね。
まあ、車の取り付け部の寸法には余裕がありそうなので寸法が大きいことは全く気になりません。むしろ、フィルターとしては厚い方が効果がありそう。(な気がするw)

正面からの形状は折り目の数など含めてそれほど変わらなそうですが…使用済みの純正品は、こうしてみるとかなり汚れていますね。(写真の上が使用済み純正品で、下が新品のMANN製です)
流石に長年交換して来なかった責任を感じますが、現行品もカビてはいないので、フィルターとしてのろ過効果は汚れている方が高かったりして?(などと、自分を正当化w)
とにかく、今回購入したMANN製には、抗菌加工が施されているようなので、その効果に期待しましょう!
6.エアコンフィルターの取り付け方法-VW車
取り付けるエアコンフィルターが準備出来たら、そちらを車に装着していきます。
装着方法はいたって簡単です。エアコンフィルターを取り出した時と同様に、グローブボックスを開けて蓋を外し、その空間に新しいエアコンフィルターを挿入するだけです。
注意点としては、エアコンフィルターに方向性があることくらいでしょうか?

ただ、向きの合わせ方もいたってシンプルで、型番などの文字が書かれている面を手前にして、表示される矢印が下向きになるようにセットするだけです。(矢印が空気が流れる方向を示しています)
文字が読める向きでセットすれば、自然と矢印は下向きになるので、ここで間違えることはまずないと思いますが、この方向性は重要なので一応注意が必要です。
エアコンフィルターがしっかりセット出来たら、フィルターの蓋をしっかり嵌め込みます。蓋は、前述のとおり下側のツメを引っかけて、上側のツメを嵌合させるという設計なので、その順番を間違えずに、3か所のツメをしっかり嵌合させればOKです。
蓋が嵌合出来たら、グローブボックスを元通りにして作業は完了ですが、グローブボックスの取り付けにも少しだけ注意する点があります。

グローブボックスには、その開閉をガイドし、そのボックスが開いているか?閉まっているか?を検出する写真のような機構があります。
グローブボックスを嵌め込む前に、この機構のガイドバー(的なもの)を所定の位置に嵌め込んでおかないと、グローブボックスの開閉を検出できず、中のLEDが点いたままになってしまう可能性があります。
LEDが点いたままでは、バッテリー上がりの原因になってしまうので、このガイドバー(的なもの)は確実に嵌め込んでおきましょう。
ガイドバー(的なもの)を所定の位置に嵌め込んだ状態で、グローブボックスを元通りにしっかり嵌め込めば、エアコンフィルターの取り付け作業は完了です。
エアコンフィルターの交換は、特別な工具も不要で比較的簡単です。ディーラーや車検屋さんに高額な作業量を支払うくらいなら、自分で取り換えちゃいましょう!(リスクも少ないです)
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