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【検証】車検をお得に受ける方法-相見積もりで車検業者を比較!

相見積もりで車検業者を比較しお安く車検を受ける方法を検証する 情報・検証

もうすぐ、嫁さんが乗っているゴルフⅦの車検が切れます。以前に所有していた車では「民間車検場」とも呼ばれる指定工場で車検を受けていましたが、検査が早く終わる以外のお得感がありませんでした。そこで今回は、相見積もりを取って車検業者を比較し、車検をお得に受ける方法を検証しました。なお、今回は民間車検場と代行車検との比較になっています。(ディーラー車検は高すぎるので最初から比較検討対象から外しています。)

1.公道を走行する車に必須な車検とは?

車検とは、公道を走行する車が道路運送車両法に定められた安全基準などを満たしているか?を定期的に確かめる検査です。正式名称は「自動車検査登録制度」と言うらしいです。

車検を受けるためにおリフトアップされた乗用車

その昔、自動車教習所では「長距離運転の前には、タイヤの空気圧は問題ないか?ベルトにゆるみはないか?など、安全性をしっかりチェックしてから車に乗りましょう!」などと教えられた気がしますが、空気圧くらいは各自でチェックできるとして、その他の状態を毎回自分で確認するドライバーなどほぼいないでしょう。

特に日本車などは、何も整備しなくても故障しないのが当たり前な感覚が浸透しているので、日々の車の状態チェックや整備を自分でする人が少ないのが現状です。(私も今さらながら勉強中ですが、それほど十分に整備出来ているとは言えないです。)

日常の整備が全く行われない車が乗り続けられるとどうなるでしょう?走行に支障が出るだけではなく、その結果として他人をも巻き込む事故につながる可能性があります。整備不良の車を運転している人自身が怪我をするのは自業自得な気がしますが、そんな事故に巻き込まれる被害者にとっては、たまったものではありませんね。

そのような事故を未然に防ぐべく、公道を走行するすべての車には定期的に車検を受けることが義務付けられています。車検を受けていない車や、車検の有効期限が切れた車を公道で走らせると、罰則・罰金の対象となります。(なお、車検が切れた車を移動させる方法については、以下の記事を参考にしてみてください。

2.車検で実施される検査項目は?

車検で実施される検査項目は下記です。

  1. 同一性確認:申請書類と車両が同一であるか?
  2. 外廻り検査:自動車の外観(車体・灯火類など)確認
  3. サイドスリップ検査:前輪タイヤの横滑り量(直進安定性)確認
  4. ブレーキ検査:前輪・後輪・駐車ブレーキの制動力確認
  5. スピードメータ検査:実際の速度と、速度表示機器との誤差確認
  6. ヘッドライト検査:ヘッドライトの光量・光軸が、基準値内か?
  7. 排気ガス:検査排出ガスのCO(一酸化炭素)と、HC(炭化水素)の濃度確認
  8. 下廻り検査:車両下部の不具合(かじ取り装置・オイル漏れなど)確認
公道を走る車は車検に合格することが義務つけられています

上記が最低検査項目となり、上記すべてに合格しないと車検を通すことができません。基準を満たさない項目があれば、その基準を満たすよう修理する必要があります。

ただ、普段から不都合なく走行出来ている車の場合、上記の中で修理(調整)が必要となるのは、2の灯火類の異常(ライトのバルブ切れなど)や、6のヘッドライトの光軸ズレ、そして8のオイル漏れタイヤの溝不足ブーツ類の損傷くらいでしょうか?(ブーツの損傷は本当によく聞きますね。)

その他の部分は、よほど状態が悪くなければ、検査自体には合格できると思います。(例えば、ブレーキパットの残量が少なくなっていても、しっかり「止まる」ことが出来れば、検査自体は合格できます。)

3.車検にかかる費用の総額は?

続いて、車検に必要な費用をまとめていきます。

まず、車検の際には「法定費用」と呼ばれる費用が必ずかかります。自動車重量税自賠責保険印紙代です。

フォルクスワーゲン・ゴルフⅦの場合は、民間車検場の見積もりで¥36,610でした。なお、自動車重量税+自賠責保険はどこの見積もりも同じ金額でしたが、印紙代は業者によって差が出ました。理由はよくわかりませんが、民間車検場では¥1,600なのに対して、ガソリンスタンドでは¥2,200を提示されました。

続いて必ず必要になるのは、車検を受けるための費用です。指定工場と呼ばれるその場で車検が出来る車検屋さん(民間車検場)では「車検検査料」となり、陸運局に車を持ち込んで検査を代行してくれる車検屋さん(ガソリンスタンドやカー用品店など)であれば「事前検査+代行手数料」になります。

この辺は車検屋さんによって金額が異なる部分ですが、事前に調べることが出来る部分なのでわかりやすいです。ちなみに、輸入車の場合はどこの業者も¥11,000増し(税込み)になってしまうようです。。。(悲しいですね)

車検見積もりの結果は担当者が詳しく説明してくれます

その他に掛かる費用が、部品の交換・整備が必須となる箇所交換・整備をした方がよい箇所整備費用です。

基本的には、車検者さんと協議の上、合意した項目に対しての費用を支払うんですが…この辺が我々一般市民には判断が難しいところですよね。こちらが無知だとわかると、あれを交換した方がよい、こちらも交換しておいた方がよいなどと必要のない整備を進めてくる業者も少なからず存在します。

よって、我々一般市民としては、車(車検)に対するある程度の知識と、時間的な余裕をもって、騙されずに車検を受けることが重要になってきます。

4.今までの車検は民間車検場-「車検館」

今までの車検は、日帰りでスピーディーに車検が受けれる手軽さと「代行手数料がかからない分だけお得なはず!」という”思い込み”で、陸運局に車を持ち込まなくても車検を受けることが出来る民間車検場「車検館を利用していました。

しかしながら、毎回、相見積もりなどを取らずに車検を受けておりましたが…ここ数年はあれもこれもと部品を変えることを勧められ、結果として結構高額な金額をお支払いしてきました。すべてが不必要だったとは言いませんが、そこまでする必要がない整備もかなりあったと思っています。(無知だった自分の過去を振り返った上での私見です。)

また、検査終了時の見積もりを確認すると、事前にお願いしていた整備以外の作業が勝手に追加されていたり、部品の取り寄せに1週間以上の時間を要して後日再訪問する必要があったりして…最後の方はもはや不信感しかありませんでした。(日帰り車検できること以外のメリットが感じられなくなっていました。)

今現在、所有している2台の車はいずれも輸入車です。「車検館」に車検をお願いした場合は、部品の準備に更なる時間がかかるだけでなく、部品代や作業代もかなり高額になることが予想されます。そこで、まず今回は「車検館」からの卒業を決意しました。(長期に渡っていいお客さんだったと思うので許してください。)

5.複数の車検屋さんで相見積もり-楽天Car車検

今回は、長年利用していた車検館からの卒業を決意したので、新たにお願いする車検業者を色々と調査していきます。まず活用したのは下記の「楽天車検」(楽天Car車検)です。

加盟店数No.1の車検の比較・予約サイト【楽天車検】

この「楽天車検」(楽天Car車検)は楽天が車検を代行してくれるわけではありませんが、”食べログ”のようにサイトに登録されている車検屋さんを立地などから検索でき、無料見積もりの予約などができます。(ただし、見積もり日時の予約までサイト上で出来る業者さんは少ないです。)

検索で出てくる車検屋さんは、大体が町の整備工場、もしくはガソリンスタンドカー用品店という感じでしょうか。中には車検を受けることで、楽天ポイントをゲットできる業者さんもあります。今回はその中から、下記の業者さんをチョイスしました。

まずは、口コミに「整備内容を立ち合いでしっかり説明してくれて納得がいく車検が受けられる」と書かれていた「ホリデー車検」さんです。「ホリデー車検」は恐らく「カーコンビニ倶楽部」みたいな感じで、町の整備工場がフランチャイズ的に登録する”グループ”なのだと思われるので、お願いする整備工場によって技術にばらつきが出るリスクがありますが、以前から、近所に普段の整備を任せられる信頼できる整備工場があるといいなと思っていたこともあり、まずはこちらの業者を選択しました。

ガソリンスタンドでは車検の代行検査をお願いすることができます。

続いて、近くのガソリンスタンドが運営する車検業者さんです。依頼した業者の具体的な名前は伏せますが、以前より、ガソリンスタンドの車検がどんなレベルか?知りたかったこともあり、こちらの業者を選択しました。

なお、上記はどちらも車検代行業者です。(整備した車両を陸運局に持ち込んで車検を受けるスタイルです。)比較する選択肢には「車検館」のような陸運局に持ち込まずに車検が受けられる民間車検場も選択肢として残しておきたいです。

そこで今回は、立地や価格、口コミなどを元に検討した結果、候補として「ニコニコ車検」さんを選択しました。(こちらは楽天Car車検経由ではありません。)

今回は、以上の3業者から相見積もりをとって依頼する業者を決めたいと思います。

6.「ホリデー車検」の車検見積もり(予約)

まずは、楽天のサイト内で「ホリデー車検」さんの車検見積もり予約を申し込みましたが…申し込み後、間もなくして「輸入車は対応できません」との連絡が返ってきました。。。

今一度、「ホリデー車検」さんのサイトを確認してみると「一部の輸入車は対応できません」と書いてあります。この書き方から、私は「輸入車の大部分は対応できます」と理解したので予約を申し込んだのですが…輸入車の中でもかなりメジャーな”ゴルフ”が対応できないのなら、どんな輸入車でも対応できないでしょう。(ならそう書いて欲しいと思いました)

結果、「近くに今後の整備をお任せできるような信頼できる整備工場が見つかればいいな!」という私の願いは、儚く砕け散りました。でも、今後も色々とお願いしようとした整備工場が輸入車の車検に対応できないようなレベルであることがわかりましたので、もはや未練はありません。(スッキリしました)

7.ガソリンスタンドでの車検見積もり

続いては、ガソリンスタンドの車検見積もりです。楽天のサイトで見積もり日時を予約し、その週末に車を持ち込んで見積もりしてもらいました。

若いお兄さんが一生懸命チェックしてくれたのですが…見積もり結果は、法定費用込みで10万円超えでした。(なぜか、塗装コーティングのクリスタルキーパーの施工まで見積もりに入ってましたw)

ゴルフⅦのハイマウントブレーキランプ

その金額でも「高っ!」と思ったのですが、続けてお兄さんがおっしゃるのは「ハイマウント(リア上部)のブレーキランプが1灯だけ切れている。修理しないと車検に合格できない。」とのこと。

そして、その費用に関しては「バルブを交換するだけでいいのか?ユニット交換になるのか?部品屋さんに問い合わせしないとわからないので、その修理代は見積もりに入ってません。」とのこと。(後日、部品代だけで¥20,000との連絡がありました。そして、その作業工賃は「現時点ではちょっとわかりません!」っておいおいww)

加えて「この車はライトをつけるとスモールランプ(車幅灯)が消えますね。こんな車は初めてなので、これで車検が通るか?は陸運局に持ち込んでみないと分からないです。」とのこと。うーん。仮にも車検のプロであるはずのお兄さんが「分からない」と言ってはいけないでしょう。どうするか?を私に聞かれても判断出来ないですし。っていうか、「分からない」とか言ってしまう業者さんには残念ながらお任せできないです。

その後は、お兄さんのお話を適当に聞いて「検討します」と言い残して店を後にしましたが…既に車検を依頼しない意思は固まっていました。

ちなみに、帰宅後にネットで調べたら、ライト点灯でスモールランプが消える車は他にも存在しました。車検も問題なく通るようです。(3分程度で調べることができる内容でした。)

残念ながら、今までのやり取りを踏まえると、今回のガソリンスタンドは”車検のプロ”を謳うにはちょっとレベルが低すぎると言わざるを得ません。すべてのガソリンスタンドがこのレベルだとは言いませんが、私が今後、ガソリンスタンドに車検をお願いすることはないと思います。(相見積もりだけお願いさせていただくかもしれませんがw)

8.「ニコニコ車検」での車検見積もり

続いては「ニコニコ車検」さんです。

3つの業者で相見積もりを取って検討するつもりが、楽天Car車検で見積もりした2業者が前述の状況のため、既にこちら以外の選択肢がなくなってしまいました。こちらがダメなら一から選択し直しです。

お店に着くと、こちらはガソリンスタンドも運営している車検屋さんの様ですが、その後ろに車検が出来る整備工場を構えていて、お客さんがたくさんいて活気があります。(むしろ、敷地がやや狭くてごちゃつきがある感じです。)

対応してくれたお姉さんの接客も悪くありませんし、車検の他にもカーリースやレンタカー事業なども幅広く行っている業者さんになるようです。

車のキーを渡して見積もり検査を依頼して30分後、見積もりの結果を持って担当者さんが説明に来てくれました。エンジンオイルは自分で入れたばかりなので替えない旨を伝えると、法定費用以外の費用は下記とのことです。

  • 法定点検技術料:¥22,000 *輸入車価格
  • 車検証郵送費用:¥550
  • 整備用子部品代:¥1,100
  • ブレーキオイル交換:¥8,550   計:¥32,200

「ニコニコ車検」さんでは、日本車の点検技術料は¥11,000なのですが、輸入車は一律+¥11,000です。この辺はどの業者さんもそんな感じなので致し方ないですね。(納得はいってませんけど)

ブレーキオイルも交換する必要はない気がしましたが、まあ、購入したばかりの車で、今までどのように乗られていたか?わからないので、今回は提案されたとおりで交換することにしました。

年末に購入し、今回車検を受けるゴルフⅦ

結果、車検にかかる費用は¥68,810です。まあ、いい落としどころでしょう。

これ以上を追求するのは時間の浪費になると判断し、その場で即決して車検日を決めました。車検を受ける日の午前中に持ち込んで、次の日の夕方に返却(つまり一泊二日)になるようです。ただ、代車は有料とのことで¥1,100/泊でした。

結果、支払い総額は¥69,910となり、ほぼ7万円となりました。ガソリンスタンドで修理代がわからない部分があって10万越えの提示をされたことを踏まえれば、まあ、お安く車検を受けることが出来たと言えるのではないでしょうか?

・相見積もりで車検業者を検討して-今後の方針

今までは車検業者を(車検館に)固定してしまっていて相見積もりなどを行ってこなかったので、結果的にかなり不必要なお金をお支払いしていたと思います。

しかしながら、今回相見積もりを取って車検を受けてみると、実際の車の状態がどんな感じなのか?客観的に知ることが出来て、実際に必要な整備がどれか?自分なりの答えを出すことができましたので、やはり、相見積もりはとても重要ですね。(病気になった時のセカンドオピニオンの考え方と似ているかも。)

今後は見積もり無料の車検屋さんなどを上手に活用して、整備内容をしっかり吟味していきたいと思います。

また、車検は満了日の1カ月ほど前から受けることができますが、見積もり自体はそれより前に受けることが可能です。であれば、まずは2カ月くらい前に車検の見積もり検査を実施してもらって車の状態を把握し、車検が受けられるようになるまでの1カ月で指摘された箇所を整備する前提で動けば、中古パーツ(リビルド部品)を探したりしてお安く整備できます。

そして、整備を終えた状態で車検に出せば、車検に必要な費用は法定費用と検査料のみになりますので、次の車検で早速実践してみます!!

追記:2025年4月より、車検満了日の「2か月前」から車検を受けることが出来る運用に変更されました。「2か月」の猶予があれば、車検を受ける業者に整備をお願いしなくても対応できる内容が増えますね!

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