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【DIY】カフェ板を繋いだ天板で在宅勤務用の机を作成する

カフェ板を繋いだ天板で在宅勤務用の机をDIYで作成する方法 DIY

5.2×4材で机の脚を作成する

天板が完成したら、机の脚となる部分を作成していきます。

2×4材を使用して頑丈な机の脚を作成する

3項で設計した通り、今回作成する机の脚の設計は図のとおりです。(左右の脚の横から見た図です)

左右それぞれを脚は、机の高さを決める縦方向の材料が2本、それを等間隔で固定する横方向の材料が3本、そして、天板を受ける横方向の材料が1本、計6本の材料で構成される設計です。

構造的に歪みの少ない机を作成するためには、左右の机の高さを決める縦方向の材料2本(計4本)及び、それを等間隔に固定する横方向の材料3本を、同じ長さで正確にカットすることが重要になる設計ですね。

同じ長さに加工したい木材はF型クランプで固定して丸ノコでカットする

よって、写真のように同じ長さにカットしたい材料を並べてF型クランプでしっかり固定し、電動丸ノコを使用して、同時にカットしていくのがポイントになります。(脚の長さがばらついたら、机は安定しません)

また、カット面が平らになっていることも重要ですので、電動丸ノコをしっかり使いこなして垂直にカットすること必要があります。

そして、横方向に配置する3本の材料については、縦方向に配置する脚の溝部分に固定する設計としましています。(横方向の材料が縦方向の脚に少し食い込む設計になっています。)よって、この溝の位置、及び溝の深さも正確に合わせる必要がありますので、先ほどと同じように材料をF型クランプでしっかり固定した状態で、溝となる部分を電動丸ノコで繰り返しカットして加工していきます。

複数の木材の同じ位置に溝を設ける場合はF型クランプで固定して繰り返し丸ノコの刃を入れる

そうすると、溝にしたい箇所が写真のように薄板の集合体になるので、それをトンカチでつぶして取り除き、溝の底面をノミなどで綺麗に加工すれば、同じ位置(高さ)で同じ深さの溝が作成出来ます。(電動丸ノコがカットする深さ=刃の突出量が、溝の深さになります)

同じ加工を溝の数だけ繰り返し、完成した4本の縦方向の脚材料が下写真になります。

同じ寸法で作成した机の脚となる2×4材の材料

電動丸ノコの刃を入れる位置を間違えてしまい、余計な傷(斜めのカットライン)がついていますが、まあ、この面は机の内側の面になって目立たないので良しとしましょう。(DIYは割り切りも大切です。多分w)

そんな感じで脚を構成する材料を左右6本(計12本)正確に切り出して作成していきます。

全ての材料が切り出せたら、コーススレッドを打ち込んで固定します。

2×4材で作成した机の脚をクランプで仮固定してコーススレッドで固定する

設計的には、縦方向材料の正面(外側)から横方向の材料をネジ打ちした方が形状が安定する設計ですが、今回は見た目を重視して、写真のように内側から斜めにネジ打ちして固定しました。

全ての材料をネジ固定したら、脚の加工は完了です。1脚に対して2×4材を6本も使用しているだけあって、かなり頑丈な脚に仕上がりました。これなら、机の安定性は今までの比ではなさそうです!(現状品は虚弱過ぎですが…w)

脚の形状が出来たら、天板と同じようにナチュラル色のオイルステインを塗布して、脚の加工は完了です。

6.2つの脚を連結する横方向材料を作成する

左右2つの脚が完成したら、その2脚を連結する長手方向の横方向材料を作成していきます。

机の左右の脚を丈夫な材料で連結して形状を安定させる

2脚を繋ぐ材料は、図のように前側上部に1本、後側に2本、計3本取り付けます。(図は机を横から見た断面図ですが、図中の黄色クロスハッチ部分が脚を連結する材料です)

こちらも3本の材料の長さがぴったり一致していないと歪んだ机になってしまうので、カットする材料をF型クランプでしっかり固定して電動丸ノコで同時にカットし、同じ長さに仕上げていきます。

カットした材料にオイルステインを塗布すれば、机の土台を構成する材料は全て完成です!

7.机の土台の仮組みと設計変更

土台となる材料が完成したら、土台を仮組みしていきます。(机に組付けた状態では部屋へ搬入が出来ないので、本組は、机を使用する部屋にて実施します)

仮組みした結果…脚の横材料の加工寸法を間違えていることが判明しました。(バカですね)

天板と脚を別々に作成したところ脚の寸法を間違ってしまい天板よりも足が大きくなってしまった

図のように、脚の奥行寸法をかなり大きく作成してしまったため、天板と脚の奥行き寸法が同じくらいになってしまいました。。。

天板前面と脚の前面を面一にしてしまうと机としての見た目が極端に悪くなってしまいますので、脚は天板から一段奥まった位置に固定したいです。

しかしながら、そうした場合は、図のように脚の奥側が天板からはみ出してしまいますので、それはそれで机としてはかなり格好悪いです。

とはいえ、ここで脚を作り直す気力はありませんので、この失敗をリカバリーできるよう設計変更していきます。

机の脚を天板よりも大きく作ってしまったので設計変更してリカバリーした

色々と検討した結果、図の通りに設計変更してリカバリーすることにしました。

まず、脚と天板の固定位置については、当初の予定通り、天板側が前側に出る形(脚が一段奥まった位置に固定される形)で固定します。そして、脚が背面側にはみ出すエリアには、装飾となる2×4材「背面板」を追加します。

そうすると、天板と背面板の間には隙間が出来てしまいますが、その隙間は下から電源ケーブルやLANケーブルを通すスペースとして利用していく作戦です。

そして、左右の脚には、お互いを連結するように合板を2枚配置して、互いの連結を強化するとともに、その合板を「棚板」にして物が置けるような構造とします。

また、天板の位置がずれて、土台との固定が出来なくなる部分には「受け」を追加して、そこで天板と土台を固定していきます。

この構造であれば、棚板に事務的な書類などが収納できるようになるだけでなく、パソコンのACアダプタを置いて背面板と天板の隙間からケーブル配線することにより、机の上を更にすっきりさせることが出来ます。まさに怪我の功名ですねw

最終的な設計が決まったら、必要な「背面板」「受け」「棚板」2枚を必要な寸法にカットし、オイルステインを塗布して仕上げます。

8.作成した材料を机に組み立てる

設計変更に必要な材料が全て準備出来たら、作成した材料を仕事部屋に運んで組み立てていきます。

まずは、左右2本の脚を連結する3本の横方向材料を固定していきます。

F型クランプを駆使して2×4材で作成した机の土台を組み立てる

この組み付けが不正確だとこれまでの苦労が水の泡です。F型クランプを駆使して材料をズレのないよう仮固定して、コーススレッドでしっかり固定していきます。

なお、我が家には机の長手方向を固定できるような大きなF型クランプがありませんので、写真のようにF型クランプを2本繋ぎ合わせて仮固定しました。(工夫って大切です)

3本の横方向材料が固定出来たら、机の土台部分は概ね完成です。組み付け時に歪みが発生しないか?心配でしたが、想像していたよりも歪みの少ない土台を作成することが出来ました。

2×4材で作成した机の土台となる部分

更に棚板まで固定した状態が写真の状態です。

棚板を2枚固定することで、左右の脚の連結が更に強固になりましたので、ガタつきなどが抑えられた、しっかりとした土台となりました。

土台が完成したら、更に、設計変更で追加した「背面板」と「受け」を固定していきます。

最後に天板の位置を調整して、土台に天板を固定すれば、机の組み立ては完成です。

なお、天板の土台への固定は、コーススレッドで土台に直接固定する箇所と、L字金具で固定する箇所とを併用して対応しました。

2×4材で作成した土台にカフェ板の天板を固定して机にする

組み立てが完成した机は写真のとおりです。

脚の寸法を間違えるなどの失態がありましたが、設計変更することにより何とかリカバリーできました。

むしろ、設計変更にて、書類やパソコンのACアダプタを置くための棚や、ケーブルを配線する隙間などが確保できたので、結果オーライな感じですね。

机としてのサイズがちょっと大きくなり過ぎた気はしますが…まあ、出来としては「95点」と言ったとこですw(今までの、貧弱な机とは雲泥の差です)

9.天板にニスを塗って仕上げる

机が作成できたら、天板にニスを塗って仕上げていきます。

ニスを塗る目的は、汚れと傷の防止です。出来るだけ強い塗膜を作成したかったので、使用するニスには下記のニスを準備しました。

塗膜の硬度が高いイメージがある「油性」のニスです。色は「クリア」(透明)で、ツヤ目は「全艶」仕様です。

カフェ板の机の天板に全艶でクリアの油性ニスを塗布する

天面にニスを塗って乾燥させ、乾燥したら表面をサンドペーパーで平らにして再度ニスを塗る、という作業を繰り返します。最終的にはニスを3度塗りして仕上げました。

3度塗りして仕上げた机が下写真になります。見た目的には、天板がかなり艶々で派手な机となりました。しっかり乾燥・硬化させて使用開始です!

カフェ板の机の天板に全艶でクリアの油性ニスを2度塗りしたらベタベタ感が消えなくなった

しかしながら、ここで想定外の問題が露呈しました。少し触れるくらいでは問題はありませんが、肌がしばらく触れていると塗布したニスがベタベタして肌にくっつきます。更に、袖部分の衣服の色が塗膜に転写して、天板が汚れている部分もあるようです。

時間が経過すれば、塗膜が更に硬化して改善される?と一週間ほど我慢して使用しましたが、改善される兆しが全くありません。。。

重ね塗りするスパンが早すぎたのか?塗った塗膜が厚過ぎたのか?いずれにしても、このままの状態では、実使用上の問題がありそうです。

そこで、この全艶仕様の油性ニスの塗膜表面をサンドペーパーで少々削り、その上から下記のニスを塗り重ねて対応することにしました。

今回選択したのは、水性のウレタンニスです。前回の油性ニスでは溶剤(シンナー)の匂いにしばらく悩まされましたが、今回は水性なので匂いに悩まされることはなさそうです。

また、色味は同じ「クリア」(透明)ですが、ツヤ目は「ツヤ消し」仕様を選択しました。ツヤ消しであれば、よりベタ付かないであろうという想定での選択になりますが、結果は果たして?

カフェ板の机の天板に塗布した全艶の油性ニスを艶消しの水性ウレタンニスに塗り直す

まず、水性ニスの塗り感ですが、ニスの伸びは油性ニスと変わらない感じがします。

ただ、匂いについては雲泥の差で、水性ニスは匂いがほとんどありません。これであれば、部屋で塗布してその場で乾燥させても全く気になりませんので、主に自宅で作業する(作業場がない)DIY師にはかなり助かる仕様ですね。

乾燥時間も20℃で90分程とのことなので、塗り重ねるのにもより適した仕様のようです。(油性ニスを塗り重ねるためには、塗布後数時間は乾燥させる必要があります)

塗膜が乾燥したらサンドペーパーで表面を削り、2度塗りして再度乾燥させて仕上げます。これでべたつきが改善されてくれればよいのですが…

カフェ板の机の天板に艶消しの水性ウレタンニスに塗ったらいい感じになった

乾燥後の仕上がり具合は写真のとおりです。

まず、見た目については、全ツヤのニスの上から艶消しのニスを重ね塗りしたことにより、ちょうど良い半艶な感じに仕上がりましたw

そして、肝心のベタ付きについては…しっかり改善されていました!匂いも全くありませんし、表面がサラッとしていますので、こんなことなら、初めからこちらの水性ニスを選択していればよかったですねーw(この辺はヒキが弱いです)

以上で、新たな在宅勤務用の机は完成です。これで今年の仕事は3倍はかどりそうです。

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