【ガーデニング】料理に使用した万能ねぎをプランターで再生栽培する

料理に使用した万能ねぎの根元をプランターに植え付けて再生栽培する

料理の脇役として大活躍する”万能ねぎ”。料理に使用した後の根元をコップなどに入れて水耕栽培すれば、また葉が伸びてきて収穫することが出来ますが、コップでの水耕栽培には限界があります。そこで今回は、料理に使用した”万能ネギ”の根元を、プランターに植え付けて再生栽培しました。植え付けの方法や、収穫までに必要な期間などを検証した動画を下記リンクでも公開しておりますので、皆様のガーデニングライフのご参考になれば嬉しいです。【ガーデニング】料理に使用した万能ねぎをプランターに植え付けて再生栽培する!

1.料理を脇役として引き立てる万能ねぎ

世の中には料理を脇役として引き立ててくれる、様々な薬味が存在しています。茗荷(ミョウガ)にショウガ、大根おろしに大葉(シソ)など、最後にちょい足しするだけで料理が更に引き立つ名脇役ですね。

中でも万能ねぎは、冷ややっこに乗せても良し、納豆に入れても良し、お蕎麦やそうめんのめんつゆに入れても良しと、色々な料理との相性が良い、まさに「万能」な薬味です。

ネギには、様々な種類のものが存在していますが、万能ねぎのように、緑色の部分が多い種類は「葉ねぎ」とか「青ねぎ」と呼ばれ、それを若いうちに収穫したものを「小ねぎ」と呼んだりします。

万能ねぎは「小ねぎ」に分類され、種から育てられる種類なので、球根などは存在しません。

見た目が似ているものとして「わけぎ」や「あさつき」などがありますが、「あさつき」は球根から育てられる根元が膨らんだ種類で、「わけぎ」はネギと玉ねぎの配合種ですので、種類が全く異なるということですね。

2.万能ねぎはお手軽に再生栽培が可能

料理を引き立てる優れた薬味である「万能ねぎ」は、料理で使用しなかった根元の部分(5cmくらい)をコップなどにつけて水耕栽培すると、先端から更に新しい葉を出して、再び料理に使用することが出来ます。「賢い主婦の倹約方法」として、ご存じの方も多いのではないでしょうか?

ただ、新しい葉が出てくるまでの時間が必要なので、すぐには再利用できないというのが難点ですが、スーパーで購入して既に料理に使用したものを再度利用できるのは、あらゆるもの商品価格が上昇しているこの時代に素晴らしいですよね!

また、純粋に水だけでの水耕栽培では、次第に株の力がなくなっていきますので、どこかで限界が来るとは思いますが、育てる水に液肥などを混ぜれば、ある程度長期的に収穫できるようにもなります。

液肥などを使用した場合は、定期的に水を取り替えないと、水が腐ってダメになる可能性がありますので注意が必要です。

3.万能ねぎをプランターで再生栽培する

万能ねぎをコップなどで水耕栽培する場合は、水に液肥を混ぜることで、ある程度長期的に収穫することが可能になりますが、水を定期的に取り換えないと根が腐ってしまう可能性があるなどの注意点があります。

また、ネギの気持ちになって考えてみれば、コップの中で育てられるより、土に根を伸ばして育ちたい!と思っているはず!(妄想ですww)

そこで今回は、料理に使用した「万能ねぎ」の根元をプランターに植え付けて、”のびのび”育ててみたいと思います。

プランターに鉢底石と市販の培養土を入れて、そこに万能ねぎの根元を植え付けます。

植え付け後は、2・3日は半日陰くらいで管理して、久しぶりの屋外環境に慣れてもらい、その後、陽当たりのよい場所に移動させれば、プランター栽培の準備は完了です。

あとは、土が乾燥し過ぎることがないよう管理するだけですが、水の管理が難しい場合は、写真のように受け皿を使用して、そこに水が溜まるようにして管理すれば、土が乾き過ぎるリスクはかなり少なくことが出来ます。

ただ、水分が多すぎると、今度は水が腐って根腐れにつながる可能性もありますので、万能ねぎが根付き始めたら、受け皿を撤去してあげるくらいがちょうどよいかもしれません。

植え付け後、2週間経過した状態が写真のとおりです。(植え付けは6月初旬で、6月中旬の様子です)

ここまで育てば、必要な分だけ収穫して料理に使用し始めることが出来ますので、根元をプランターに植え付けて、収穫するまでに必要な期間は”2週間ほど”ということになりそうです。

また、ここまで成長すれば、培養土にしっかり根付いてくれているはずですので、受け皿は外してしまっても大丈夫ですが、みずみずしいネギの食感を楽しみたいなら、1日1回くらいはたっぷり水やりしましょう。

植え付け後1か月経過すれば、写真のような状態になります。脇芽も出てきて葉の数が増えましたね。

しっかり成長した葉を必要な分だけカットして料理に使用していけば、収穫したての風味豊かな万能ねぎが堪能できます!

ただし、収穫後は、液肥を適度に与えるなどして、肥料切れにならないよう注意して管理すると良いですね。

また、夏場に長期で外出するなどして毎日の水やりが出来ない場合は、受け皿を再度設置するなどして、出来るだけ水切れにならないよう管理する必要があります。(水が足りないと葉の先端側から枯れていきます)

そんな感じで、水と肥料をしっかり管理してあげれば、シーズン終了まで”万能ねぎ”を十分に堪能することが出来るでしょう!

4.万能ねぎは一年草ではない?

プランターで栽培し、水と肥料をしっかり管理することで、シーズン終了まで堪能できる万能ねぎですが、実はネギ類は”一年草”ではなく”多年草”なんだそうです。

日本では冬の寒さとともに枯れてしまうイメージですが、しっかり冬越しさせてあげれば、来シーズンも再び収穫できるようになるということですね。

写真は我が家の”大葉ニラ”になりますが、冬になると地面の葉は枯れてしまいますが、根の部分は問題なく冬越ししてくれるので、春にはるとまたモリモリ生えて来て、収穫してもすぐに写真のように復活してくれます。結果として、本当に永久的な収穫ができているということですね。(こぼれ種から更に株も増えるので、むしろ毎年収穫量が増えていく感じです。)

万能ねぎも、なんとか冬越しさせてあげることが出来れば、この”大葉ニラ”のように永久に収穫できる可能性がありますが…実は話はそれほど簡単ではありません。ネギは連作障害が出やすいと言われていますので、例え、冬越しさせることが出来たとしても、2年目はそのままの環境では十分に育つことができません。(大葉ニラのように植えたままではダメだということですね。)

ということは、何とか冬越しさせて、土を入れ替えるなどの連作障害対策をしてあげれば、また栽培を続けることが出来るということになるでしょうか?その辺については、シーズンが終了する前にプランターを室内に避難させて冬越しさせ、実際に確認していければと思っています。(乞うご期待!)

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