【ガーデニング】お庭に地植えしたレモンの冬越し対策は不織布で!

ガーデニングでお庭に地植えしたレモンの冬越し対策は不織布で簡単に

2022年~2023年の冬シーズンは、近年にはないレベルで寒い日が多かった印象です。例年なら対策を全くしなくても問題なく冬越し出来ていた我が家の地植えレモンも、今年は様子がおかしいです。。。そこで今年は、冬越しを万全にするために、100均の不織布を使用した冬越し対策を実施しました。結果としては、何とか被害を最小限に抑えて冬越しすることが出来ました。下記リンクにて動画も公開していますので、皆様のガーデンライフのご参考になれば嬉しいです。【ガーデニング】地植えのレモンを元気に冬越しさせる!-100均の不織布シートで防寒対策

1.お庭に地植えしている我が家のレモン

我が家のレモンは、小さな苗木を購入して鉢植えで育てていましたが、鉢植えでの収穫量に限界を感じて数年前に地植えにしました。

お庭に地植えしている我が家のレモンの収穫結果

地植えにすることで、苗木も大きくなり、狙い通り収穫量は増えました。結果、2022年は26個の無農薬栽培レモンを収穫することが出来ました。(レモンを収穫については、過去記事【ガーデニング】国産レモンの収穫-降霜地域に最適な収穫時期は?にてまとめていますので、ご参考にしてみてください。)

また、管理が容易になるように、樹高は2m以下に抑えています。更に、根元には芝が植えられているので、芝生への陽当たりを考慮して、横方向にもあまり広がらないようにしています。結果、これ以上収穫量は増えない状況になると思われますが…まあ、ちょうどいい感じなんじゃないでしょうか?(笑)

レモンの木の剪定する枝に水苔を巻いて発根させて取り木する

昨年は、大きく剪定する予定の枝に水苔を巻いて、剪定枝木の「取り木」にチャレンジしました。

結果、剪定する枝木から写真のようにしっかりとした根を発根させることに成功し、樹高50cm程の苗木を2株、増殖させることが出来ました。(レモンの取り木については、過去記事【ガーデニング】レモンの苗木を取り木で増殖-発根に必要な期間は?にてまとめていますので、ご参考にしてみてください。)

今年は、剪定する枝木の「挿し木」にも挑戦して、更に苗木を増やしていきたいと思っていますが、もはや、我が家のお庭には植えるスペースがないので、実家のお庭に植えていく感じになりそうですね。

2.地植えしたレモンの冬越しで異常が…

我が家のレモン”リスボン”は比較的耐寒性があるが、寒さが続くと枯れてしまう

レモンは寒さにあまり強い植物ではありません。我が家のレモンは比較的耐寒性がある「リスボン」だったはずですが、氷点下3℃以下の状態が続くと枯れてしまうのだそうです。

我が家のある八王子では、冬になると最低気温が氷点下を下回る日が多くなります。しかしながら、日中に陽が射せばそれなりに気温が上がりますので、例年は何の対策をしなくても、地植えしたレモンは問題なく冬越し出来ていました。

しかしながら、今年は例年より寒い日が続いた冬でした。我が家でも、お庭のバケツには厚めの氷が張っていました。

寒い日が続いたことで上部の葉が巻いてパリパリになってしまったレモンの木

その結果、1月も後半になると、地植えのレモンがダメージを受けて、上部に位置する葉っぱの元気がなくなってしまいました。写真のように、クルクル巻いてしまっている葉もあります。(水も不足している感じでしょうか?)

一方で、苗の中ほどから下部に位置する葉っぱについては全くダメージがなさそうです。

苗の上方から霜が降りてきて上部の葉にあたり、中ほどより下部の葉には霜が当たらずに保護されている感じでしょうか?それとも、上部にはより冷たい風が当たりやすいのか?いずれにしても、何らかの対処が必要になりそうです。

3.不織布を被せてレモンの冬越し対策

今年は既に1月も後半です。春まではもう少しですが、今のまま苗が弱り続けたら、春までに葉を全て落としてしまう可能性もあります。2月も冷え込みが厳しそうですので、遅ればせながら、今年は冬越しの対策を実施していきたいと思います。

使用するのは、100均で購入した不織布です。(洋服を保存する時に使用するジッパー付きの不織布を使用しました。)

地植えしたレモンの木の冬越し対策として上から不織布を被せて防寒

使用方法は、不織布が平面になるように開いて、写真のようにレモンの木の上から被せるだけです。

そして、不織布の端面は結束バンドで枝に固定して風で飛ばないよう対策しました。

本来であれば、園芸用の大きめの不織布を、もう少しすっぽりと被せてあげた方が良いのでしょうが、現状でダメージを受けているのは上部の葉のみです。今回は上部だけを保護してあげれば大丈夫だろうという考えで、この方法としました。

なお、根元まで完全に覆ってしまった方が保護能力が高くなるように感じますが、根元まで完全に密封してしまうのはおススメしません。

冬越し用の温室を密閉してしまうと昼夜の温度差でピーマンも枯れる

写真は、私がピーマンの冬越しにチャレンジして失敗した時のものです。(ピーマンは冬になると枯れてしまいますが、実は多年草なんです。)厚手のポリエチレン袋(布団圧縮袋)を使用して、温室内でピーマンを越冬させようとしたのですが…

昼間は陽の光を浴びて温室内が高温になりますが、陽が落ちた後、朝までそれを保温する能力はありません。夜の冷え込みとともに、温室内の外気と同程度の温度になってしまいます。結果、昼間と夜の温度の差に耐えられず、中のピーマンは完全に枯れてしまいました。

不織布であれば、ポリエチレン程の温度差にはならない可能性もありますが、少なからず、昼間と夜の温度差は大きくなるでしょう。よって、冬越し対策で苗を覆う際には、根元まで完全に覆うことはせずに、根元に空気が通る状態にしておくのがベターだと思います。(来年はその状態でピーマンの冬越しに再トライする予定です)

4.冬越ししたレモンの木はどうなった?

3月になり、氷点下を下回る日がなくなってきました。1月後半に遅ればせながら、不織布での冬越し対策をしたレモンはどうなったでしょうか?見た感じ、葉が大量に落ちている感じではなさそうですが、被せていた不織布を外して状態を確認してみます。

上から不織布を被せてレモンの木を冬越しさせたがそれまでにダメージを受けた部分は茶色く枯れた

確認した結果、不織布を被せる前に既に痛んでいた葉は、部分的に茶色くなってパリパリになってしまっています。(手で握ると簡単に崩れてしまうレベルでパリパリです。)

しかしながら、ダメージを受けていない部分は色も緑のままで問題はなさそうです。(1枚の葉の中でも、ダメージを受けた部分と受けていない部分の状態がはっきり分かれています。)

1月も後半になって、遅ればせながら実施した突貫の冬越し対策でしたが、ダメージの拡散を食い止めることが出来たのは間違いなさそうです。同時に、レモンを枯らすことなく冬越しさせるというミッションはコンプリート出来ました。

霜や冷風が当たり難いレモンの木の中ほどから下部は寒さの影響を全く受けなかった

また、対策前にダメージのなかった中ほどより下部の葉についても、特にダメージを負っている箇所はなさそうです。

上部のみがダメージを受けるのが、霜が上から当たるからなのか、冷たい風が当たりやすいからなのか?はわかりませんが、今後も上部だけ不織布で覆っておけば、問題なく冬越しができるでしょう。

なお、本記事を書いている時点で既に6月も後半になっていますが、春先に1回目の花が咲き、そのうちの何個かに小さなレモンの実が付いています。そして、現在は2回目の花がつぼみになっている状態ですので、今年もレモンの成長は順調のようです。

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