大好きだった三浦市の三崎港の白灯堤防が立ち入り禁止になり、堤防からカワハギ釣りが出来る新たなホームグラウンドを探しています。そんな中、今回は久しぶりに江ノ島の湘南大堤防でカワハギ釣りをしてきました。現在の湘南大堤防の状況と合わせて結果をご報告しますので、皆様のご参考になれば嬉しいです。
目次
1.江ノ島には魚釣りのポイントがたくさん!
江ノ島は神奈川県藤沢市の湘南海岸から相模湾に突き出た、一部が陸地とつながっている島です。(島と言えるか?は微妙な感じですけど。。。)
上陸すると、店が所狭しと並んで賑わいをみせる「弁財天仲見世通り」があり、その通りに沿って登っていくと山の上に「江島神社」が鎮座している島です。展望台などもあって、観光客が数多く訪れる人気のスポットです。
海に突き出た島なので、周りは当然ながら海に囲まれています。魚釣りが出来る場所も多数存在していますので、釣り人が絶えることがない島でもあります。
江ノ島の主な釣りポイントを簡単に紹介すると下記のとおりです。
A:湘南大堤防:足場の良い堤防で、駐車場が近くてトイレもありますので、ファミリーに人気のエリアです。サビキ釣りでカタクチイワシや小サバなどが狙えます。タコ釣りをしている人も多いです。
B:オリンピック公園:水深が浅い砂地の釣り場です。シロギスやイシモチなどが釣れるそうです。
C:西浦漁港:小突堤がある小さな漁港です。一度に釣りができる人数は限られます。
磯エリア:島の裏側にあたる磯エリアです。磯に立ち入って釣りが出来ます。青物が回遊する時期などでは、かなりの釣果が見込めます。ただし、南風が吹くと波が被りますし、岩場はとても滑りやすいので注意が必要なエリアです。
2.人気の釣り場-江ノ島 湘南大堤防
1項でご紹介した中でも、私がよく釣りに行くポイントは「湘南大堤防」です。(その他の場所はほとんど行ったことがありません。)
人気の釣り場なので、釣り人はとても多いです。後から来られた方が、何も言わずに隣に入って来て私の前に仕掛けを流してお祭りに…そんな目にたくさんあってきたので、私は出来るだけ休日の釣行を避け(有休を取得して)平日に行くことにしています。
北側の足場の良いエリアはファミリー向けです。サビキ仕掛けで小魚がたくさん釣れます。
春や秋にはアオリイカも回遊してくるのでイカ釣りをしている人も多数いらっしゃいます。
先端から東に向かって投げるとカワハギが狙えるのでですが、残念ながら2022年10月現在、先端は堤防に入った亀裂を修理していて立ち入り禁止です。(工事が終了するまで待つしかありません。)
灯台があるデッキの上は、床に板が貼られていてきれいに整備されていますが、足場が高く水面からデッキまでは5m以上あります。落ちたら危険なので、ライフジャケットの着用が推奨されています。
先端から東側では大きなイシダイなんかも釣れるようで、地元の釣り師がいつも陣取っています。今までの経験上、ポイントを占有されている地元の方たちは「ここは俺たちのポイントだ!」という意識が強い傾向にあるので、私は近づかないようにしています。(この場所で嫌な思いをしたわけではありませんが、嫌な思いをすることが多いので。。。)
南側は外海に面しているので青物が狙えます。岩礁帯にも関わらずカワハギも釣れるのですが、底を狙うカワハギ釣りでは根掛かりが半端ないです。仕掛けのロストで折れる心を奮い立たせながらの釣りになります。
西側のテトラ帯には大きなテトラが入っていて、カサゴなどがたくさん潜んでいそうですが、デッキの高さまでテトラが積まれているので、乗るのは非常に危険です。立ち入り禁止となっているので、立ち入らないようにしましょう。
3.江ノ島 湘南大堤防でカワハギ釣り
以前の記事【釣り】三浦半島三崎港の白灯堤防立ち入り禁止!-カワハギ釣りは?で、私がカワハギ釣りのホームとしていた三崎港の白灯堤防が立ち入り禁止になってしまったことをお伝えしました。非常に残念ですが、決定してしまったことは仕方がないので、新たなホームグラウンドを探さないといけません。
沼津や真鶴まで行けばカワハギが釣れる場所はあるのですが、ホームにするには沼津は少し遠いし、真鶴はポイントまでの行程が険しいです。(今でもそこに入れるか?すらわかりません。)
その他にオカッパリからカワハギが狙える釣り場と言えば”江ノ島”です。以前に27cmのカワハギを釣り上げた実績もありますので、久しぶりに釣行してみたいと思います。
3.1 湘南大堤防のカワハギ釣りのポイント
釣り場に到着すると、狙っていた先端側が修復工事で立ち入り禁止になっていました。(実は、当日現地に行くまで知りませんでした。)
先端から東側に投げれば、それほど根掛かりを心配せずにカワハギが狙えるので、その場所で釣りをしたかったのですが…立ち入れないのであれば仕方がありません。
以前にカワハギを釣り上げた実績のあるデッキ上のポイント(外海側)でカワハギを狙っていきます。
足場が高いので、魚を抜き上げる時に針が外れてしまう可能性がありますが、その時は運がなかったと思って諦めましょう。(以前釣った27cmのカワハギもデッキから抜き上げました。)
3.2 湘南大堤防(外海側)でのカワハギ仕掛け
前述のとおり、湘南大堤防の外海側(南側)は岩礁帯なので根掛かりが半端ないです。基本的には、吹き流し仕掛けを使用した方がカワハギが針掛かりしやすいのですが、根掛かりの激しい場所で吹き流し仕掛けを使用すると、仕掛けがいくつあっても足りません。胴付き仕掛けに根掛かり対策を施して使用していきます。
基本的には通常の胴付きカワハギ仕掛けになりますが、おもりが根掛かりし難くなるように、軽め(小さめ)の5号くらいのおもりを使用していきます。その分飛距離は落ちてしまいますし、おもりの着底が解り難くなりますが、この場所で底を狙うためには仕方がありません。
また、通常は仕掛けのすぐ下におもりを装着しますが、根掛かりした時に失うものを出来るだけ少なくしたいので、仕掛けの下に細めの捨て糸を(50cmくらい)結び、その先におもりを装着します。そうすることで、おもりが根掛かりしたら捨て糸が切れておもりがロストしやすくなりますが、仕掛けは取られなくて済むようになります。
餌は道中で立ち寄ったカメヤ釣具店さんで購入したアオイソメを使用します。それと状況に合わせて、前回の三崎港釣行で余った、業務スーパーの冷凍アサリを使用していきます。
3.3 湘南大堤防でのカワハギ釣行
釣り始めはちょっと遅めの6:30頃です。駐車場は5:00より開放されるようですが、久しぶりでちょっと不安だったので、少し遅めの釣行開始になりました。(カワハギは夜寝てしまうお魚なので、朝一で勝負を掛けなくても大丈夫です。)
天候は晴れ。しかしながら…ここに来るまでの車内で、「次第に強風が吹きます」との悲しいお知らせが耳に入っています。
ここ江ノ島の湘南大堤防は、外海に面しているので南風が吹くとやばいです。堤防の上まで波が被って命の危険を感じることもあります。出来るだけ早く釣果を上げて納竿したいところです。
開始早々、元気なあたりで釣れてきたのは…キタマクラさんでした。長い歴史の中で「キタマクラいるところにカワハギあり」と伝えられているのでカワハギへの期待が膨らみます。
しかしながら、その後釣れてくるお魚も、キタマクラ、ベラ、ベラ、ベラ、キタマクラ…お魚は釣れ続けてくれますが、肝心のカワハギ君が釣れてくれません。風も予報通り爆風に近くなってきて、仕掛けが遠くに飛ばせなくなってきました。
カワハギが釣れぬまま、9時を過ぎました。根掛かり覚悟でおもりを少し重めの15号(ジェット天秤)に変え、遠投気味で仕掛けを投入して釣れてきたのが、写真のカワハギ君です。
ここ江の島で釣れるカワハギとしては少々小さめで、肝もまだ十分には膨らんでませんが、この子は持ち帰らせていただいて、久しぶりのカワハギ君を堪能したいと思います。
その後も風はどんどん強くなっていきます。少しでも遠くまで仕掛けを飛ばそうと投入した15号のおもりも、早々に根掛かって海に献上されました。(環境に良くないですね。)
その後もしばらく粘りましたが、釣れてくるのは相変わらず、キタマクラとベラ。。。そのうちクサフグも混じるようになり、針が取られるようになりました。
爆風も相まって、修行のような釣りになってしまいましたが、お昼を過ぎたところで限界を迎え、納竿としました。
最終的な本日の釣果は下記です。
- 本日の釣果
- カワハギ 1尾
- キタマクラ たくさん
- ベラ たくさん
- クサフグ 少々
・久しぶりの湘南大堤防でのカワハギ釣り
久しぶりに江ノ島の湘南大堤防でカワハギ釣りをしましたが、やはりデッキ上(外海側)でのカワハギ釣りは厳しいですね。釣れれば大物のイメージもありましたが、今回は20cmを超えることが出来ませんでした。
とりあえずは、堤防先端の修復工事が終わるのを待ちたいと思いますが、湘南大堤防はとても人気のある釣り場です。基本的に釣り人がたくさんいる釣り場で窮屈に釣りをするのが嫌いなので、ホームグラウンド化するのには少し抵抗があります。でも沼津は遠いし、千葉もなあ。カワハギ難民の右近次にとっては難しい選択を迫られています。