【釣り】春の吸い込み釣り-多摩川上流のジャリ穴で鯉・鮒釣り

多摩川のジャリ穴で吸い込み仕掛けによる乗っ込み鯉釣り・鮒釣り

今年もすっかり春ですね。鯉が浅瀬に集まって爆食いする季節がやってきました。ということで、今年も鯉のパワフルなヒキを堪能すべく、恒例の春の”吸い込み釣り”に行ってきました。釣果はそれほどではなかったですが、久しぶりに鯉の元気なヒキを味わうことが出来ました。下記リンクにて動画も公開しておりますので、合わせてご視聴してみてください。【釣り-Fishing Anything】#7 吸い込み仕掛けで春の乗っ込み鯉釣り ついでにマブナも -多摩川上流のジャリ穴 2024年4月

1.産卵前の乗っ込みに入った鯉を釣る

今年も春になりましたね。鯉を釣りたければ、春に釣るのが一番です。(持論ですww)

春は鯉が産卵する季節なので、冬の間に空腹だった分を補うかのように爆食いして産卵に備えます。それはもう、ギャル曽根のように食いまくる”はず”なので、春に釣るのが最も確率が高いわけです。(持論ですww)

また、産卵を控えた鯉は、深場から浅瀬に集まり出します。深場にいることが多い冬場に鯉を狙う場合はヘラ師とポイントが重なりますが、浅場も狙える春はヘラ師とポイントが重なりません。(釣り場を自分の縄張りかの如くふるまう一部のへら師が苦手です。)

そういう意味でも、まさに春は鯉釣りにうってつけの季節です。

2.鯉釣りの仕掛け-吸い込み仕掛け

私が鯉釣りで専ら使用する仕掛けは「吸い込み仕掛け」です。

写真のような仕掛けの螺旋部分に練り餌を団子状にたっぷり付け、周りの針をその中に忍ばせます。(どれだけ効果があるか?は分かりませんが、針先は外側に向けた方が良いと言われています。)

そして、一本だけ糸が長い針に”食わせ”用の餌を付けるのですが、面倒くさがりな私がつける食わせ餌は、まあ「ミミズ」オンリーです。サツマイモなどで自作されてる方もいらっしゃいますが、鯉にやる気があるか?の方が重要なので、食わせ餌の種類で釣果は大きくはかわらないと思ってます。(思いっきり持論ですけど)

使用する練り餌もそれほどこだわりはありませんが、昔から下記のようなニンニク入りのものを使用することが多いです。(ニンニクの匂いがなんとなく効きそうな気がするので)

釣り方は、吸い込み仕掛けの上に、下写真のような誘導式のおもりを付け、リール竿でポイントにぶっこむだけです。

なお、こちらの誘導式おもりは糸とおもりを別々に購入して自作したものです。(消耗品は出来るだけ安価に準備しましょう)

また、竿先に鈴などを付けておけば、アタリがあった時に鳴ってくれるので、あとはスマホを見るなりボーとするなり自由な時間を過ごすことが可能!基本的にはそういうのんびりした釣りになりますね。(カレイの投げ釣りと同様の待ちの釣りです。)

ただ、リールのドラグは”ゆるゆる”にしておかないと、鯉が掛かった際に釣り具一式が水の底です。くれぐれもドラグだけはしっかり弛めておきましょう。(鯉がヒットした際にはドラグが鳴る音でわかるので、鯉だけを狙うなら前述の鈴は不要です。)

3.多摩川のジャリ穴で吸い込み釣り

今回はいつもの多摩川上流域にあるジャリ穴にお昼過ぎに到着です。予想通り、深場のポイントにはヘラ師が3~4名ほど。いつものように、内輪ネタでおしゃべりしながらヘラ釣りしてます。(雨が降っていなければ必ず誰かしらいる感じですねww)

基本的には、いつもヘラ釣りに支障がない距離を保って鯉釣りしていますが、ヘラ釣り師さんにとっては、「俺らが静かに釣っているのに、大きな仕掛けをぶっこみやがって…」と思っているみたい。深場の釣りでは、仕掛けの着水音くらいで釣果は変わらないと思うのですが…まあ、釣れない時は何かのせいにしたいんでしょう。(離れていても嫌味が聞こえてきます。ってか、静かじゃねーじゃんww)

ただ、今回は浅場に集まった鯉を狙うので、ヘラ師とは思いっきり離れたポイントで釣ることが出来ます。そういう意味でも春の鯉釣りっていいですね!

さて、お昼に到着して2本竿で仕掛けを投入しますが、なかなかアタリがありません。(写真の手前が浅場側、奥が深場側です)

そんな中、浅場側に投入した竿に、竿尻を大きく持ち上げるような大きなあたりが…少し遅れて合わせましたが、なかなか寄せることが出来ず…障害物に潜られてしまいました。

基本的には小さな釣り場なので、ちょっと強引でも早めに寄せなければなりません。本当は鯉のヒキを無駄に楽しみたいのですが、この釣り場では致命的になるのを忘れていました。

気を取り直して釣りを続けていると、また同じ竿(浅場側に投入した竿)にドラグを鳴らすあたりがありました。ちょっと強引に寄せ、いよいよ取り込みですが…まあ、釣りを始めた時点で気が付いてはいましたが、釣り座の目の前はテトラの入った超浅場です。更に葦などの草が生い茂っていて、取り込みが非常に難しい。。。

それでも何とか鯉を浅場に乗せて、タモで取り込もうとしますが…鯉が最後の抵抗を見せてジャンプ!目の前でバラしてしまいました。。。まあ、残念ですが、鯉のヒキを久しぶりに堪能できたってことで良しとしましょう。

続いても、浅場に投入した竿のドラグが鳴ります。急いでドラグを締めて合わせましたが…また障害物に潜られてしましました。(学習しない男です)

糸を弛めて待っても一向に出てくる気配がないので、仕掛けを切ろうか?迷っていると、深場側に投入した竿の竿先が激しく揺れて、糸ふけが出ました。走る気配はありませんが、竿先は絶えず揺れ続けているので、魚がかかっているのは間違いなさそうです。

そんな感じで釣れてきたのは…尺を軽く超える30cm後半と思われる「マブナ」(写真)でした。ここにはいるんですよね。でっかいマブナが。個人的にヘラブナは見た目が少し気持ち悪いと思ってますが、マブナは見た目が美しいので好きです。

なお、鯉が掛かったであろう竿は、根掛かりが外れず仕掛け一式をロストしました。(鯉はいずれ逃げてくれるでしょう)

ここで一旦作戦タイム!今回は、長めで柔らかめなロッドを浅場に投入し、短めで硬いロッドを深場方向に投入していましたが、柔らかめのロッドでは鯉が掛かった時に強引なやり取りができません。そこで、2本の仕掛けを回収しているこのタイミングで竿を入れ替えます。(鯉がヒットしている浅場に硬めのロッドを投入します。)

続いては、深場方面に投げていた竿にアタリがあって糸ふけが出ました。しばらく待っても走らないので、鯉のアタリではなさそうですが、ドラグを締めて合わせを入れます。

結果、上がってきたのは、またもや尺を超える「マブナ」です。ここには大きなマブナが本当に多いですね。(小さいマブナが少ないのが悲しいですが、カワウや外来種の影響でしょうか?)

そんな美しいマブナを愛でていると、背後から鈴のなる音と、ドラグが激しく鳴る音が…うーん。のんびり釣りを楽しみたいのに今日は連続のアタリが多いです。

ドラグを締めて糸ふけを回収している間に、猛烈な勢いで深場の方に走っていきます。でも今回はバットがしっかりした硬めのロットです。走る鯉の勢いをしっかり止め、深場への逃げ込みを阻止することが出来ました。(深場まで走られたらヘラ師たちが…)

その後も必死の抵抗を見せ、取り込み時には手前の葦に引っかかったりもしましたが、何とか上がって来てくれたのは写真の鯉です。

サイズ的には50cm前後?60cmには満たない鯉です。(メジャーを忘れました。)サイズは少し物足りませんが、何とか一匹キャッチすることが出来ました。(やはり、小さい釣り場では硬めの竿が力を発揮しますね。)

その後は、竿先が揺れたり糸ふけが出たりはしましたが、針掛かりまでは至らず…17:30には納竿です。(本日の釣果:鯉-1匹、マブナ-2匹)

4.春の吸い込み釣りを終えて

今回はバラシが多く、多くの鯉をキャッチすることが出来ませんでしたが、午後だけで鯉が4ヒット(マブナを入れれば6ヒット)であれば、まあ、十分に遊んでもらえた部類でしょうww

でも今回は反省点が1点。やっぱり、小さな釣り場での鯉釣りでは、バットにパワーのある硬めの竿が必須ですね。釣り場には自転車で出勤しているので、コンパクトロッドしか持っていけないのですが、もう一本、バットが強めのコンパクトロットを購入しようと思います。(本当は柔らかめの竿でダラダラと鯉のヒキを愉しみたいんですが…)

それと、同じく自転車釣行用に購入したコンパクトな竿立(下記)を今回初めて使用したのですが…高さが低すぎて、バッカンが吊り下げられませんでした。川釣りではバッカンは使用しないので、ちょうどいい袋を準備するとか、対策が必要です。

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