【釣り】吸い込み仕掛けで秋の鯉釣り-多摩川拝島橋上流のジャリ穴

多摩川拝島橋上流のジャリ穴で吸い込み仕掛けの鯉釣りと鮒釣り

多摩川拝島橋上流のジャリ穴で吸い込み仕掛けによる鯉釣りをしてきました。毎年、春の乗っ込みシーズンに鯉釣りに来ているのですが、今年は鯉が釣れませんでした。今回はそのリベンジ釣行です!果たして、鯉のヒキは楽しめたのか?下記にて動画も公開していますので、興味がある方のご視聴をお願いします。【釣り-Fishing Anything】#5 吸い込み仕掛けとへら仕掛けで鯉・鮒釣り -多摩川拝島橋上流のジャリ穴

1.多摩川拝島橋上流のジャリ穴

多摩川拝島橋上流のジャリ穴は小規模な釣りのポイント

多摩川拝島橋の昭島側上流にはジャリ穴があります。【釣り】くじら池でのヘラブナ釣り -多摩川の砂利穴で紹介したような、有志が釣り場として(違法で)整備しているジャリ穴ではなく、ジャリ穴の深場のポイントに釣り座になりうる箇所が2つあるだけの、釣り場としてはとても小さなジャリ穴です。

収容人数的には、メインの箇所に3人、もう1か所に2人。計5人程度です。午前中は、常連の地元爺様たちが、会話を楽しみながら釣りをしているので、そこに割り入って釣りをするのは、好き嫌いが分かれるところです。(私は静かに釣りをしたいタイプなので、常連さんに頻繁に話しかけられるのはちょっと苦手です。)

常連さんたちはヘラブナを狙っているようですが、ヘラブナの生息数はそれほど多くないです。それもあって、常連さんたちも釣っている時間より口を動かしている時間の方が多いです。(釣れないことに対する愚痴を楽しそうに話しています:笑) ヘラブナを狙うのであれば、前述の”くじら池”に行った方が魚影が濃いですね。(ただ、くじら池は釣り堀みたいなので、個人的には好きではありません。)

多摩川拝島橋上流のジャリ穴で久しぶりに釣れた小鮒

マブナを含めた鮒類全体を対象にしても、鮒を狙って釣るのはなかなか難しい釣り場です。そして、釣れる鮒はある程度大きくなった個体ばかりで、小鮒がめったに釣れないのが悲しいところです。【釣り】多摩川の小鮒 -生存・繁殖を確認!で久しぶりに小鮒が釣れた喜びを記事にしましたが、ブラックバスやミシシッピアカミミガメなどの外来種、及びカワウなどの影響で次世代の鮒がなかなか増えてくれないのだと思われます。

鯉の生息数もそれほど多くないイメージですが、鯉っ子が時より釣れてきてくれますので、鮒よりも鯉の方が生存競争に打ち勝てる生命力があるんでしょうね。

また、この場所では、かなり前からヒゴイが1匹悠然と泳いでいます。いつか釣りあげてやりたいと思っていますが、泳いでいるところに仕掛けを投入しても、全く関心を示さないので、釣るのは極めて難しいのだと思われます。

針のサイズを落として付けエサを小さくすれば、カワムツやモツゴなどはいくらでも釣れます。それが、鮒を釣りにくくしている要因になっていますが、在来種の小魚が増えることはいいことですね。

2.春の乗っ込みシーズンの吸い込み鯉釣り

多摩川で釣れた80cm級の鯉はヒキが強烈で半端なかった

春の乗っ込みシーズンには、毎年多摩川にて吸い込み仕掛けでの鯉釣りをしています。以前は、拝島橋よりも下流のポイントで釣りをしていて、毎年それなりの釣果を挙げていました。(写真は多摩川平町付近で釣れた80cm級の鯉です。)

しかしながら、遊漁券を徴収する多摩川漁協さんの態度が高圧的で嫌な思いをしたので、拝島橋より下流では釣りをしなくなりました。(漁協に所属しているだけで、なんでそんなに偉そうなんだろうって思いました。)ちなみに、拝島橋より上流は秋川漁協管轄です。

多摩川拝島橋上流のジャリ穴で釣れた外来種のミシシッピアカミミガメ

ここ数年は、遠出もやめて拝島橋上流のジャリ穴で竿を出しています。昨年は魚の活性が低い中でなんとか50cmオーバーの鯉を釣り上げることが出来たのですが、今春は、20cm程のマブナ1匹と写真の大きなミシシッピアカミミガメが釣れた程度で、鯉のトルクフルなヒキを味わうことが出来ませんでした。(こんな大きな外来の亀が生息していたら、在来のお魚が根こそぎ食べられてしまいますね。。。)

3.吸い込み仕掛けの鯉釣り-秋釣行!

今年は春に鯉のヒキを味わえなかった分、この秋に拝島橋のジャリ穴でリベンジ釣行したいと思います。

3.1 吸い込み鯉釣りの仕掛け・餌

鯉釣りに使用する吸い込み仕掛けには練り餌を巻き付けるらせん状の針金と練り餌に仕込む針、食わせ餌を付ける針が付いている

使用する仕掛けは市販の吸い込み仕掛けです。その他、仕掛けに特にこだわりはありませんが、らせん状の針金部分に練り餌だんごを巻き付けてそこに複数の針を仕込む際に、針先を外側に向けることだけには気を付けています。実際にどれだけの効果があるか?はわかりませんが、その方が魚の針掛かりが良いというのが、定説になっています。(鯉が餌を吸い込んだら針先がどっちを向いていても同じな気もしますけど。)

使用する練り餌にもこだわりはありません。ニンニクなどの匂いが強いものが配合されていれば、鯉を寄せることができるので、どんなものでも勝負できると思います。(チヌ用の餌でも釣れると思っています:笑)私が愛用しているのは、比較的お得に購入できる下記です。

仕掛けの先端につける食わせ餌はミミズです。鯉は雑食性なので、芋ようかんやコーンなどでも釣れるみたいですが、私は市販のミミズか、ウナギ釣り用に採取したドバミミズが手元にあれば、そちらを使用しています。

3.2 吸い込み鯉釣り釣行記-魚の活性は高い

平日の午後から出動したので、先行者はいません。(常連のお爺様たちは、お昼には納竿される方が多いです。)当日は天気も良く、気温も上がってきていたので、前述のヒゴイが水温の上がった浅場を泳いでいるのが見えます。今回はその浅場に投入していきたいと思います。また、吸い込み仕掛けに魚がヒットするのを待つ間は、のべ竿のへら仕掛けで鮒を狙っていきます。(餌はグルテンです。)

多摩川拝島橋上流のジャリ穴で釣れた20cm級の鯉はヒキがいまいち弱い

まずは、吸い込み仕掛けを投入して、へら仕掛けを準備します。へら仕掛けにミミズをつけてエサ取りの様子を確認していると、吸い込み仕掛けの竿にアタリがありました。どうやら魚の活性は高いようです。堅めのロッドを使用していることもあり、魚のヒキはあまり感じませんでしたが、釣れてきたのは20cm級の鯉でした。

再度、仕掛けを投入してすぐに釣れてきたのは、20cm級の綺麗なマブナです。のべ竿で釣れてくれるとご機嫌なサイズですが、堅めのロッドだと魚が付いているのか?不安になるレベルですね。(笑)

多摩川拝島橋上流のジャリ穴で釣れる鯉は30cmを超えるとヒキが楽しい

続いて、しばらくして釣れてきたのは、先ほどよりも強いヒキをみせて釣れてきてくれた30cm級の鯉です。やはり、鯉のヒキ味が感じられるのは、30cmを超えたくらいのサイズからですね。多摩川のアベレージ(50cmくらい)からすると物足りないサイズですが、久しぶりに鯉とのやり取りが楽しめました。

3.3 吸い込み仕掛けで釣れた尺上のマブナ

多摩川拝島橋上流のジャリ穴で釣れたマブナは貴重な尺上

続いて、今日1番のアタリとヒキで釣れてきたのは、尺を軽く超えるマブナです。尺上のヘラブナは何度も釣ったことがありますが、マブナに関してはあまり記憶にないです。ひっとすると、このサイズは私が今まで釣ったマブナの中で最高サイズかもしれませんね。

釣り場の雰囲気としてはあんまりなジャリ穴ですが、この環境はキープしていきたいものですね。(外来種を何とか駆除して、マブナにもっと増えてもらいたいです。)

3.4 本日の吸い込み鯉釣りの釣果

その後は、アタリがあっても針掛かりしなかったり、フッキング後にバラシ(鯉釣りでは珍しい?)たりして、最後に今日一番のヒキで40cmには少し足りない30cm級の鯉を釣り上げて納竿です。(延べ竿では、カワムツやモツゴしか釣れませんでした。)

結果、本日の釣果は下記です。

  • 鯉  :4匹 (20cm級-1匹/30cm級-3匹)
  • マブナ:2匹 (20cm級-1匹/30cm級-1匹)
  • カワムツ・モツゴ:10匹程度

・秋の吸い込み鯉釣りを終えて

今回は少し暖かい日を狙っての午後釣行でしたが、魚の活性は高く、楽しい釣りが出来ました。

しかしながら、50cmを超えるような大鯉のヒキを味わうことが出来ませんでしたので、今年中にもう一度くらいはトライしてみたいと思います。

あとは、やはり小鮒が増えて欲しい思いが強くあります。時より水面に浮いてくるブラックバスやミシシッピアカミミガメを捕獲する方法を考えてみるもの面白いですね。

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