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【DIY】電動丸ノコをスライド丸ノコ化するスライド治具を自作する

電動丸ノコをスライド丸ノコ化するスライド治具をDIYで自作 DIY

電動丸ノコは木材を使用したDIYでは欠かせない便利な電動工具ですが、より便利に使いこなすためには丸ノコガイドなどの治具の活用が必須です。また、電動工具にはもっと便利なスライド丸ノコがありますが、それを使用するためには十分な設置スペースが必要です。そこで今回は、電動丸ノコをスライド丸ノコ化するスライド治具をDIYで自作していきます。必要な材料は、板と角材、そしてL字型のアルミアングルです。作成難易度は多少高いですが、ご参考にしてみてください。

1.DIYには欠かせないツール”電動丸ノコ”

木材を使用したDIYを行う際、電動丸ノコは欠かせない電動工具です。

私が愛用しているのは、下記のHiKOKI製 FC6MA3 です。本当は取り回しの良い充電式が欲しかったのですが、当時、DIY初心者だった私が購入したのは、より安価な電源コード式の製品です。

なお、一般的に、充電式の電動工具はバッテリーが別売りとなっているものが多いので、様々な電動工具を購入する場合は、同じメーカーのもの購入してバッテリーを共用するのが良いです。

私の場合は、最初にHIKOKI製18Vバッテリー仕様のインパクトドライバー FWH18DA(写真)を購入したので、その後に購入した充電式の電動工具は”HIKOKI製の18V”仕様で統一しています。

その後に購入した電動工具は、エアダスター RA18DA、電動チェーンソー CS1825DCなどですが、いずれも、大変使いやすく、私のDIYではいつも大活躍しています。

電動工具の世界では、マキタ製品の評判が最も良いみたいですが、HIKOKI製品も個人的には全く負けていないです。(両方使用して比較したわけではないですが、少なくとも不満のある箇所はまったくありません)

というわけで、いつかは充電式のHIKOKI製の電動丸ノコを購入したいと考えておりますw

2.材料を垂直にカットする丸ノコガイド

DIYには欠かせない電動工具である電動丸ノコを使用する際、切断する木材を綺麗にカットするためには、下記のような丸ノコガイドを使用した方がよいです。

私が使用しているのは、シンワ測定製のエルアングルライトと呼ばれる丸ノコガイドです。

使用方法は、まず、丸ノコガイドの裏面側手前にあるガイド(突起)をカットする木材にピッタリ突き当てます、(写真の状態です。)

その状態で定規に沿って丸ノコをスライドさせることで、木材のカット面を木材に対して垂直にすることが出来ます。

また、定規部分の長さは600mmありますので、写真のようにカット幅が大きな場合も一気にカットすることが出来ます。

しかしながら、幅の大きな材料をカットできる代償として、小さな材料をカットする時は取り回しが悪くなるのが難点です。

そこで自作したのが写真の小さな丸ノコガイドです。

構成としては、べニア板に薄い木材を2枚貼り付けただけの簡単な治具ですが、2枚の木材をしっかり垂直に固定することにより、市販の丸ノコ定規と同等の精度で材料をカットすることが出来ます。(垂直の調整にはかなり苦労しましたが、かなり精度の高い治具を作成することが出来ました)

また、べニア板の右端面が、そのまま材料のカット面になるので、材料のカットしたい面をより正確に狙うことが出来ます。(結果、市販の丸ノコガイドより正確にカット出来るようになりました。)

更に、丸ノコを当ててスライドさせる面には、滑りのよい樹脂材料(後述します)を貼り付けましたので、丸ノコのスライド負荷もかなり軽減されています。

よって、私の場合は、幅が大きい材料をカットする場合は市販の丸ノコガイドを使用しますが、2×4材などの木材単体をカットする際には、自作の丸ノコガイドを使用しています。

3.丸ノコをスライド丸ノコ化する治具

電動丸ノコを上手に使いこなすためには、丸ノコガイドなどを使用するのがベターですが、それより簡単に、かつ正確に木材をカットできるのが、下記のようなツールです。

カットする木材をセットして、丸ノコ部分をスライドさせるだけで木材を正確に、そして綺麗にカットできる”スライド丸ノコ”と呼ばれる工具ですね。

カット面はレーザーなどを当てて表示してくれますので、カット面の狙いも正確です。

ただし、最大のデメリットとして、スライド丸ノコは工具としてのサイズが大きいので、我が家のような狭い住宅では、それを設置しておくスペースがありません。(工具を設置しておける作業場を確保する必要があります。)

そこで、多くのDIY師は、通常の丸ノコスライド丸ノコ化する治具を作成して対応しています。

その治具の概略図は図のとおりです。

構造としては、べニアなどの板上に、ある程度の厚みのある木材(カットしたい木材よりも厚い木材)を水平に固定し、そこに2本のガイドレールを垂直に固定するというものです。

その2本のガイドレールの間に丸ノコセットしてスライドさせることで、スライド丸ノコと同じような動きで木材をカットできます。

なお、ガイドレールには丸ノコを乗せた時に自重でたわまない材料を使用する必要があるので、厚みt=2.0mmなどのL字型アルミレールなどを使用する必要があります。

また、丸ノコガイドと同様に、木材をしっかり垂直にカットするためには、木材をセットするために水平に配置する木材と、ガイドレールをしっかり垂直に固定することが重要になります。

更に、2本のレールを平行に、且つ丸ノコとのガタツキが発生しないよう固定する必要がありますので、作成難易度は通常の丸ノコガイドよりも高そうです。

4.丸ノコのスライド治具を設計する

丸ノコの上位互換工具はスライド丸ノコですが、設置には十分なスペースが必要です。そこで今回は、通常の丸ノコをスライド丸ノコ化する治具をDIYで作成していきます。

作成に使用する板や木材は、手元にある端材にて対応していきますが、ガイドレールとして使用するL字型のアルミレールは新たに購入する必要があります。

そこで、まずはガイドレールとして使用するアルミレールを購入して、それに合わせて治具を設計していきます。

愛用しているホームセンター(スーパービバホーム)でアルミレールを物色してきた結果、購入してきたのは下記のような材料です。

20mm×20mmで材料厚みt=2.0mmのL字型アルミアングルです。1mのものを購入して同じ長さにカットしてもらったので、500mm弱のものが2個準備できました。

購入してきたアルミアングルをその他の材料と仮配置した状態が写真の状態です。この配置を基本形として作成する治具の設計を検討していきます。

まずは、購入してきたアルミアングルがそのままの状態で使用できるか?確認します。

今回は、ある程度厚みのある材料もカットできるよう、治具に固定する木材には50mmの厚み(高さ)を持った35mm×50mmの角材を使用していきます。(厚み50mm未満の木材をカットできる治具になります)

角材の高さを50mmで設定した場合は、丸ノコの刃を、丸ノコのアルミベース(土台)から50mm以上出さないと材料がカット出来ません。丸ノコから刃を50mm+α程度出した状態でアルミアングルにスライドさせた場合に干渉する箇所がないか?を確認します。

確認した結果は写真のとおりです。

丸ノコの刃を50mm以上出してスライドさせると、写真の矢印の部分で丸ノコ本体とアルミアングルが干渉してしまうことが分かりました。

この状態では材料をしっかりカットすることができないので、アルミアングルは干渉部分を5mm程度カットしないとダメそうです。

この辺の確認を事前に実施しておけばよかったのですが、結果としては、20mm×20mmのアングルではレールとしての高さが高すぎたということなので、最初から15mm×20mmのアルミアングルを購入しておけばよかったということになりますね。

また、私が使用している丸ノコの刃は直径がΦ165mmです。500mm弱のアルミアングルにて作成した治具にて丸ノコの刃がスライドする軌道を確認すると、図のような設定になります。

結果として、カット可能な材料の幅が200mm程度になってしまうことが分かりました。(なお、両端に配置する木材を完全にカットしてしまうと、治具としての剛性(板の剛性)がなくなってしまうので、完全にカットする手前で刃を止める必要があります)

折角、新たな治具を自作するのに、カットできる材料の最大幅が200mm程度では治具としての活用幅が小さ過ぎます。

そこで今回は、既に購入してしまった500mm弱のアルミアングルをベースに、元々の設計から少々変更を加えて対応します。

検討した結果、今回作成する治具の設計を図のとおりとしました。

設計変更した内容としては、治具の両端に更に1個ずつの木材を追加してアルミアングルの長さ以上に丸ノコがスライド出来る設計としました。

そして、治具の上端には丸ノコのストッパーになる木材を追加して、丸ノコがスライドし過ぎて上端の木材が完全にカットされてしまうのを防止します。

結果、上記の設計変更にて、300mmを超える材料もカットできるような設計になりました。300mm幅の材料がカットできれば、DIYで使用する大抵の材料はカットできるでしょう。

治具のサイズが想定より大きくなってしまうのは本意ではないですが、治具作成に使用する木材はある程度潤沢にあるので、今回はこの設計にて対応していきます。

5.丸ノコのスライド治具を作成する

設計が固まったら、実際にスライド治具を作成していきます。

まずは、丸ノコをスライドさせた時に干渉するアルミアングルをカットします。

ジグソーに軽金属カット用の刃を装着して、20mm幅の部分を15mm幅にカットしていきます。

レールに鉄などの硬い材料を使用した場合はディスクグラインダーなどで火花を出しながらカットしないといけないですが、アルミであれば比較的容易にカットできるので良いですね。(更に、アルミの方が塑性変形しにくいですし)

ただし、アルミのカット面には”バリ”が立ちます。カットした面でケガをしないよう、やすりでしっかり”バリ”を落としておきます。

アルミアングルの加工が出来たら、木材を必要な寸法にカットします。

全ての材料がカットできたら、木材を板にネジ固定していきます。(裏面側からネジを打って固定します)

丸ノコのストッパーとなる木材以外を全て固定した状態が写真の状態です。

スコヤで板との垂直を確認したところ、ある程度の直角も出ていましたが、板と角材の垂直度は、加工精度にはあまり関係がありません。(加工精度に影響があるのは、角材とレールの垂直度です)

角材が固定出来たら、角材にアルミアングルを固定していきます。

アルミアングルは、治具の表側から角材にネジ固定する必要がありますが、アルミの表面からネジ頭が飛び出してしまうと、丸ノコのスライド性に影響が出ます。

そこで、アルミアングルにネジが通る穴を開けたら、その穴には下記の面取りカッターでざぐりを入れてネジ頭がアルミ面から飛び出さないように加工します。

アルミアングルが加工出来たら、それを角材に固定していきます。

仮置きしたアルミアングルに丸ノコを乗せてスライドさせ、丸ノコとのガタツキがなく、且つ角材と垂直になるようアルミアングルを固定します。

しかしながら、このアルミアングルをいい感じに固定するのが極めて難しい。。。1本だけ垂直に固定するのであれば何とかなりますが、2本を垂直にして、且つ丸ノコとのガタがないよう仕上げようとするとなかなか上手くいきません。

特に丸ノコとのガタを「0」狙いにするとスライド性が悪くなるし、スライド性を重視して余裕を持たせてしまうとガタが大きくなってしまう。。。

苦心の末、何とかバランスよく固定することが出来ましたが…その状態で木材をカットしてみると、カット面の垂直度に多少のズレが発生することが分かりました。まあ、通常のDIYでは問題がないレベルには仕上がりましたが、折角作るのであればより完璧に作りたいです。

また、スライド時にアルミアングルと丸ノコのベース(アルミ製)がアルミどうしで擦れる嫌な感覚もあります。

そこで今回は、下記の材料を使用して、丸ノコとアルミアングルのガタをもっと詰めて、且つアルミどうしが擦れないような設計に変更して対応します。

以前に階段の窓を2重窓化するDIYを実施した時に購入した樹脂製のレールです。扉などがスムーズに摺動できるレールになっていますので、アルミアングルに貼り付けることで、丸ノコのスライド性の改善が期待出来ます。結果、より小さいガタで仕上げることが出来るはずです。

なお、樹脂製のレールを使用した過去のDIYは下記リンクにて記事にしていますので、ご参考にしてください。

まずは、樹脂レールの立ち上がり部分を除去して、1枚の平らな樹脂になるようカッターで加工していきます。

そして、そのレールの裏面に両面テープを貼り付けて、アルミアングルの丸ノコとの接触面に固定していきます。(写真参照)

両側のアルミアングルに樹脂レールを貼り付けたら、丸ノコを仮置きして、ガタがなくなるようアルミアングルを固定し直します。(樹脂レールの厚み分だけアルミアングル間の距離を広げる必要があります)

また、アルミアングルに開けた穴に対して、固定するネジをその中心に配置するのは意外に難しいです。

そこで今回は、下記の”丁番ドリル”を購入して対応しました。本来は、ドアのヒンジを精度よくネジ固定するために使用するツールですが、金属性のプレートなどをネジ固定する時などに色々と活用できます。

アルミアングルを角材に垂直に、且つ丸ノコとのガタがなくなるよう固定出来たら、スライド治具は完成です。

6.スライド治具の仕上がりを確認する

丸ノコのスライド治具が完成したら、早速、木材を試し切りして仕上がりを確認します。

結果は、まず丸ノコとのスライド性には問題はありませんでした。樹脂レールを貼り付けた効果もあり、かなりスムーズにスライドできるようになりました。(アルミどうしが擦れあう嫌な感覚もなくなりましたw)

また、カットした木材の垂直性に関しても修正前より向上させることが出来ました。完璧に垂直にすることまではできませんでしたが、ほとんどのDIYにおいて問題はないレベルまでは仕上げることは出来たと思います。

ただ、仕上がり精度としては、自作の丸ノコガイドの方が出来が良いようです。今後はその辺りも踏まえて、治具を使い分けていきたいと思います。

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