レモンの最適な収穫時期は概ね10月~3月と言われていますが、霜が降りるような寒さがやや厳しい地域も同じなのでしょうか?実家のある北関東での真冬の柑橘類の様子などから、降霜地域である八王子などで最適な収穫時期を考察してみました。合わせて、レモンの収穫方法や保存方法なども紹介しています。下記リンクにて動画も公開していますので、皆様のガーデニングライフのご参考になれば嬉しいです。
1.ガーデニングで人気のレモンの木
昔から「庭には実のなる木を植えない方がよい」と言われていますが、ただの迷信なのだそうです。どこぞの誰かさんが、ある状況下で言い出したことが、前提条件や理由が不明確なまま、尾びれがついて世の中に伝わったということのようなので、結論としては「実がなる木を庭に植えても問題はない」ようです。(その辺の内容を下記リンクの記事でまとめていますのでご参考にしてみてください。)
我が家の実家では、”柿”や”梅”、”みかん”や”ゆず”、裏庭には”栗”なども植えられていました。
最近では、ガーデニングで柑橘類を育てる方が増えているようです。ホームセンターでもいろいろな種類の苗が販売されていますので、その人気が伺えますね。

そんな人気の柑橘類の中でも、最近は特に”レモン”の木を栽培されている方が増えています。
”レモン”は”みかん”のように果肉部だけを食するのではなく、皮ごと薄切りにしてハチミツに漬けたり、紅茶にいれてレモンティーとして楽しんだりすることが出来る果物ですが、スーパーで売られているほとんどのレモン(「無農薬」と明記されているもの以外)には、病虫害を防止する「農薬」が使用されていますので、皮ごと食するには少々勇気が必要な果物になっています。
そこで、そんな「農薬」たっぷりのレモンを避けて、自ら無農薬のレモンを育てて、レモンを余すことなく楽しみたい!という健康、美食志向の人が増えたことで、自家栽培する人が増えたのでしょうね。

ちなみに、農作物の表面に付着した農薬を除去する方法としては、「食器洗い用中性洗剤で洗う」という方法が有効なのだとか。
「農作物を洗剤で洗うなんてアホなの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、農薬多投国家である中国では、野菜を料理に使用する前に食器洗い用洗剤で洗うのが当たり前になっているのだそうです。(食器洗い用洗剤が表面の水溶性の農薬成分を洗い落としてくれます)
また、海外産の輸入レモンには、農薬の他にも更なる致命的な問題もあります。輸入時に実がカビることを防止するために、有毒な成分を含む「防カビ剤」(「防ばい剤」や「防黴剤」と表示されていることもあります)が使用されているのです。
防カビ剤とは何ぞや?ついては、下記リンクの別記事でまとめていますのでご参考にしていただければと思いますが、国によっては使用が規制されているようなものですし、表面を食器洗い用中性洗剤で洗ったくらいでは除去できませんので、レモンを皮ごと利用したい場合は、国産のレモンを使用した方がベターです。
ただし、国産のレモンは海外産のレモンと比較すると高価です。それなら「自分で育ててしまおう!」となるのは自然な流れなのかもしれませんね。
私も数年前からレモンの木(マイヤー種)を育てています。最初の数年は鉢植えで育てていたのですが、レモンの収穫量を増やすべく地植えにして、それなりの大株に成長して収穫量も増えました。(お庭が狭いので、背丈が高くなり過ぎないように管理していますが、その辺の管理方法についても別記事でまとめたいと思っています。)
2.レモンの最適な収穫時期は?
レモンが開花から収穫までに要する期間は6か月ほどで、結構長い生育期間が必要となるようですが、収穫時期は10月から3月までと長い期間収穫することが可能です。育ててみると、いろんなタイミングで花を咲かせることが実感できる植物です。

なお、写真のようにレモンの皮がまだ緑色のフレッシュな状態で収穫するのであれば、早くて9月ごろから収穫可能となりますが、黄色く熟した完熟レモンを収穫するのであれば、最適な収穫時期は12月ごろからです。(皮の色が緑色から黄色に変わるくらいのタイミングが最適なタイミングと言われています。)
また、すぐに食べないレモンは生ったまま放置しておいて、食べる際に都度収穫することも可能なようですが、生った実を長く放置するのは、それだけ木に負担をかけることになるはずですので、翌年のことを考えると、あまり長く放置せずに収穫してあげた方が良い気がしますね。
3.降霜する寒い地域でのレモンの収穫時期は?
基本的にレモンの木は霜に弱いと言われていて、霜が降りないような地域で育てられることが多いです。収穫時期は「10月から3月まで」と言われていますが、降霜(こうそう)するような少し寒い地域でも同じ収穫時期でよいのでしょうか?

わが町八王子は真冬には頻繁に霜が降りる地域です。そして、最低気温が氷点下になることも多々ある、東京都の中ではかなり寒いと言われる地域です。
幸いなことに、我が家のレモンの木は降霜対策なしでも順調に育ってくれていますが、降霜したり、氷点下になる真冬に生った実をそのままにした場合、その実が全くダメージを受けないはずがないと思われます。
よって、我が家のレモン栽培では、霜などで実がダメになってしまうのが悲しすぎるので、実が生ったままの状態で真冬まで放置したことはありませんが、東京よりも寒さが厳しい北関東にある実家では、収穫しきれなかった”柚子”を生ったまま真冬まで放置しておくことが多々あります。その”柚子”が年末ごろにどうなってしまうかというと…皮が”ぶよぶよ”になってしまい、もはや食べられるような状態ではなくなってしまいます。

真冬に柚子が”ぶよぶよ”になる原因が、霜が当たることによるものなのか?気温が氷点下になって実が凍ってしまう(そして溶ける)ことによるものなのか?はわかりませんが、軒下の柚子が無事に残っているような状況から考えると、霜の影響が大きいのではないかと思っています。
よって、そのような柚子の状況から判断すると、霜が降りるような少々寒い地域では、レモンの実が生ったまま真冬まで放置するのはリスクがあると思われます。
結果、降霜する地域で降霜対策を行わない場合のレモンの収穫時期は、「10月~12月の冬の寒さが本格化する前」が最適な時期だと言えます。(私見ですけど)
追記:その後の栽培で、簡単な防霜対策を施せば、真冬でも生った実が”ぶよぶよ”にならないことが実証できました。木の上から不織布を被せるだけという簡単な防霜対策を、下記リンクの記事で紹介していますので、ご参考にしてみてください。(簡単な対策だけで、3月までレモンが収穫できるようになります)
4.レモンの収穫方法-収穫した枝にはマーキング
今年も12月に入り、天気予報では「明日は本格的な冬の寒さに…」などと言われることが多くなりました。突然寒くなって(霜が降りて)、大事に育てたレモンがぶよぶよになってしまっては悲しすぎますので、まだ黄色く熟しきった実が少ない状況ではありますが、早めにすべての実を収穫していきます。

レモンの収穫方法は、実が生った枝をカットして、レモンのへたに残った枝(突起)を綺麗にカットするだけです。
なお、残った枝(突起)をカットする理由は、他の実を傷つけないようにするためなので、収穫した実を1つずつ並べて置いておくなど、実どうしが擦れあうことがない状況であれば、切りっぱなしの状態(枝が残った状態)でも大丈夫です。
また、レモンの特性として、今年実を付けた枝には翌年は実を付け難いという性質があります。
春の剪定では、出来るだけ実が付かない枝(前年に実を付けた枝)を剪定した方が良いので、レモンを収穫した枝にはマーキングをして、次回剪定をする時にわかるようにしておくとベターです。(私の場合、実を収穫した枝には、ビニールテープを巻いてマーキングをしました。)

最終的に、今年は写真のとおり、1本のレモンの木から大小合わせて26個のレモンが収穫できました。(うち、3個は事前に収穫して消費しています。)
収穫した26個のうち、しっかり黄色く熟したものは10個ほどです。サイズも少し小さいものが混じっていますが、寒くなるまで粘って”ぶよぶよ”にしてしまっては勿体ないと思ったので、まだ小さい実も含めてすべての実を綺麗に収穫しました。
5.収穫したレモンの保存方法
収穫したレモンの保存期間は、(防カビ剤配合の)輸入物で3週間、国産で2週間ほどと言われています。

基本的には、冷蔵庫で10℃以下にて保存しますが、表面が乾燥しないようにして保存することが状態良く保存するポイントです。
レモンを新聞紙やラップで包み、更にポリ袋に入れて保存すれば、1か月ほどはある程度新鮮な状態を保持できるようです。
ただ、どれだけ上手に保存しても、時間経過で状態が劣化することは避けられません。1か月で食べきれない分は、「レモンカード」(レモン味のバター)や「レモンのはちみつ漬け(はちみつレモン)」など、保存が効く状態に加工してしまうと良いでしょう。(今年は「レモンカード」に挑戦したいと思っています。)
6.収穫したレモンを生絞りレモンサワーに!
我が家で収穫したレモンの大半は、私の「生搾りレモンサワー」で消費されます。

私のレモンサワーの作り方は本当に簡単なものです。くせのない麦焼酎「のんのこ」(白)などをクラッシュアイスの入ったグラスに適量入れて、スクイーズしたレモンを注ぎ込むだけです。
普段は「ポッカレモン100%」を(ケチりながら)使用して、うっすらレモン味がするレモンサワーにして飲んでいるのですが、レモンが収穫できる時期は、居酒屋のように1杯のレモンサワーに半分のレモンを使用して贅沢なレモンサワーを楽しんでいます。
また、無農薬のレモンで皮を捨ててしまうのは少々もったいないので、小さく刻んでグラスに放り込みます。そのまま食べるとちょっと苦みがありますが、体に良いと言い聞かせて食べていますw
・来年のために取り木したレモンと同居中
今年もある程度のレモンの実が収穫できましたが、来年以降は更なるレモンを収穫すべく、今年はレモンの取り木にトライしています。(詳細は下記リンクの記事にて紹介していますので、ご参考にしてみてください。)
2本の枝にて取り木にトライし、2本とも発根させることに成功しましたが、そのうち1本は取り木を開始後に花が咲いて実を付けたため、実の収穫まで切り離しを先延ばしにしていました。

よって、今回の収穫を契機に、先延ばしにしていた取り木の枝の切り離しを行いましたが、切り離し直後の株を八王子の厳しい冬の屋外に放置するのはちょっと酷です。
そこで、今年の冬、切り離したばかりのレモンの木には、私の寝室で冬越ししてもらうことにしました。お正月など家を長期不在にする期間は室内の温度も少し下がって厳しい状態になる可能性がありますが、枯れることなく越冬してもらい、来年は地植え1株+鉢植え2株の3株体制でレモンを収穫していきます。
なお、室内冬越しさせる切り離し直後のレモンの木には、小さい実を2個ほどそのままにしてありますが、小さいレモンの実が可愛いかったのでそのままにしましたw
追記:その後、室内で冬越ししたレモンの木は、冬の間に葉を全て落としてしまい…冬越しに失敗したかと思われましたが、春になると新芽を出してしっかり復活してくれました。(その辺の復活劇は下記リンクの記事にて紹介していますので、合わせてご参考にしてみてください)








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