【芝生】電動バリカンの刃を固定するワッシャーをなくした時の対処法

芝刈り用電動バリカンの刃を固定するワッシャーをE型止め輪で代用

我が家の芝刈りに使用している電動バリカン”リョービ AB-1620”の切れ味が悪くなりました。そこで今回は、バリカンの刃をDIYで研いで切れ味を復活させたのですが…刃を分解・組み立てる工程で、刃を軸に固定するためのワッシャーをなくしてしまいました。。。早速大型のホームセンターで代用品を探しましたが、代用できる汎用部品は見つかるのでしょうか?下記リンクにて動画も公開していますので、同様のトラブルが発生した際のご参考になれば嬉しいです。【芝生】芝刈り用電動バリカンを刃研ぎする-刃を固定するU字型ワッシャーを紛失した時の対処法

1.芝刈り用電動バリカンの切れ味が落ちた

我が家では芝刈りに下記の電動バリカンを使用しています。

リョービ製の電動バリカン AB-1620です。リョービの製品は、他社製品よりも性能がいいというわけではありませんが、そこそこ使用できる製品が安価に購入できるのが魅力ですよね。

また、通常の電動バリカンによる芝刈りは、バリカンを手に持って前かがみになって作業する必要があります。部分的な芝刈りであればそれで問題ありませんが、芝生全体を刈るとかなりの重労働になります。そこで、下記のオプション製品を追加購入して、作業の効率化を図っています。

こちらを装着することで、下写真のようにスティック掃除機を扱うように芝刈りできるようになり、作業としてはかなり楽になりました。もはやポール&スライダーなしの芝刈りには戻れません。

電動バリカンで芝刈りする際はポールとスライダーを装着すると便利

なお、本当はロータリー式の電動芝刈り機が欲しいのですが…我が家の狭い芝生には贅沢な製品だと自分に言い聞かせて我慢しています。(収納場所にも困りそうですしね)

そして、この電動バリカンは、購入してから既に5年以上は経過しており、既に色々とメンテナンスが必要な状態になっています。

2年前には刃の切れ味が悪くなり、分解して刃研ぎを行いました。(分解方法や研ぎ方は、過去記事【芝生】バリカンの替え刃交換と刃研ぎ-リョービAB-1620にてまとめていますので、ご参考にしてみてください)

そして、それから2年が経過した今年も、前回の刃研ぎ時と同じような傾向が出始めています。

電動バリカンの切れ味が落ちて、カット面がチリチリになった芝生

写真は今の芝生の先端状態になりますが、電動バリカンの切れ味が悪いために、芝刈りで芝の先端が無理矢理引きちぎられたような状態になっています。

また、この状態での芝刈りは、作業に時間もがかかるので、酷暑時の作業では致命的です。

そこで今回は、2年前に実施したのと同様に、電動バリカンを分解して刃研ぎし、切れ味を復活させていくことにしました。

なお、このリョービの電動バリカンには、替え刃もラインナップされていますが…もう少し、刃研ぎでしのいでみましょう。(あと何回それを言うのだろう:笑)

2.電動バリカン AB-1620 の刃を研ぐ

それでは、切れ味が悪くなったリョービ製 電動バリカン AB-1620を分解して刃を研いでいきます。

前述のとおり、2年前にも刃研ぎを実施し、その様子は過去記事【芝生】バリカンの替え刃交換と刃研ぎ-リョービAB-1620にてまとめていますので、分解方法などはそちらの記事をご参照ください。

リョービの電動バリカンの替え刃ユニット固定ワッシャー

この電動バリカンの刃は、写真のように2枚の刃がU字型のワッシャーで軸に固定されているので、それを取り外して刃を分解するのですが…このワッシャーが外しにくくて嵌めにくいです。まあ、作業中に取れてしまわないように強固に固定されているのだと思われますが、このワッシャーをなくすと大変なので刃研ぎする際は注意してください。(決してフリではありません:笑)

刃研ぎの工程は2工程。刃どうしがぴったり合うように刃の表面を綺麗に磨く工程と、葉のカット面である刃先の研ぎ工程です。

電動バリカンの表面についた異物を激落ちくんでこそぎ取る

まず、刃の表面の磨き工程は、あらゆる磨き工程で大活躍のメラミンスポンジ「激落ちくん」で実施していきます。

メラミンスポンジは基本的に研磨剤です。サンドペーパーで換算すると#3000相当だと言われていますので、刃自体を削ることはできないと思いますが、目的は表面に付着した異物の除去です。サンドペーパーとして考えてもこの辺りの番手で十分綺麗に出来るでしょう。

葉のカット面である刃先の磨き工程については、芝刈り時に庭のレンガなどにぶち当たって刃先が欠けている部分があります。その辺りを含めた全体の刃先出しが出来ればよいので、細かい番手で磨くというよりは、表面を削って形を整えていきます。

100均のダイヤモンドやすりで電動バリカンの刃の刃先を出す

よって、刃先を削る作業には、100均のダイヤモンドやすりを使用しました。まあ、あまり鋭利にしても作業時のケガにつながりますので、形を整えておけば、芝生くらいはしっかりカットできるでしょう。(これで芝生がカットできなかったら新しい替え刃の購入を検討します)

一通りの作業が終了したら、刃研ぎ作業は終了です。分解したのと逆の手順で電動バリカンを元の状態に戻していきます。

3.バリカンの刃を固定するワッシャーを紛失

刃研ぎ作業が終わったら、刃を元の状態に戻して電動バリカンを組み立てていきます。

組み立ての方法は、過去記事【芝生】バリカンの替え刃交換と刃研ぎ-リョービAB-1620にてまとめていますので、ご参考にしてください。湿式のグリース(潤滑油)をしっかり塗布するなどの注意点がありますが、一番のポイントは刃を軸に固定しているワッシャーをしっかり組み付けることです。

前回の刃研ぎでは、組み立て時にワッシャーを飛ばしてしまい、小さなワッシャーを必死に探しました。結果的には、奇跡的に何とか見つけることが出来たので、もう二度と同じ間違いは犯さないと誓ったのですが…

電動バリカンの刃を固定するために軸にU字型のワッシャーを嵌める

私は学ばない男ですね。写真のように、ワッシャーを飛ばさないよう注意して作業していたはずなのですが…またやってしまいました。嵌め込む勢いでワッシャーを飛ばしてしまい、完全にロストしました。。。

前回はなんとなく飛んだ方向が特定できたので、捜索範囲を限定することが出来ましたが、今回は「コツッ」という木製のものにぶつかった音が聞こえたのみで、ワッシャーが飛んだ方向すら特定できません。その状態で、あの小さなワッシャーを探し出すのは絶望的ですね。。。

このまま探しても時間を費やすだけだと感じたので、代替となる部品を探すべく、すぐに大型のホームセンターへGo!しました。

4.バリカンの刃を固定するワッシャーの代替品

電動バリカンの刃を軸に固定するワッシャーを紛失してしまったので、代替えとなる部品を探しに大型ホームセンター”Superビバホーム”さんに来ましたが、使えそうな部品は見つかるでしょうか?

店内を隈なく探索したところ…見つけました。使えそうなものが。今回、私が購入したのは下記の部品です。

モーターの軸に回転部品を固定する時などに使用する「E型留め輪」です。

電動バリカンの刃を軸に固定するためのE型止め輪

電動バリカンの刃が固定されている軸の外径はΦ5mmですが、ワッシャーが嵌る部分は一段低くなっています。幅の狭い溝になっていてノギスでは寸法が測れませんでしたが、軸の外径5mmよりも一回り寸法が小さい内径4mmのものを購入しました。(部品のラインナップは1mm刻みのみです)

部品が購入出来たら、ホームセンターからマッハで帰宅し、早速「E型留め輪」で刃が固定できるか?を確認します。(大型のホームセンターは家から少し遠かったので、帰宅したら既に夕方になっていました。。。)

購入してきたE型止め輪を使用して刃を組み込んた結果は…下写真のとおり、無事、刃を固定することが出来ました!(内径4mmのものでバッチリでした!)

刃研ぎした電動バリカンの刃を元の位置に装着する

しかも、購入した部品は5個入りですので、今後は部品を飛ばしてしまっても大丈夫ですね!(笑)

本体に組み込んだ状態でのバリカン動作も問題なしです。これはかなりのナイスリカバリーになりましたね!

ただ、一度取り外して再組み込みした場合は、バリカン動作で止め輪が外れてしまうことがあるようでしたので、汎用のE型留め輪は使い捨てにして使用した方が良さそうです。

結果として、今回は5個入りのうちの2個を使用してしまいましたが、あと3回も刃研ぎをするとは考えられませんので、使い捨てで使用しても十分な数量になるでしょう。

5.電動バリカンの刃研ぎの効果を確認する

刃研ぎした刃を電動バリカンに組み付けることが出来たら、早速、刃研ぎの効果を確認していきます。

刃研ぎした電動バリカンの切れ味を確認する

結果は…写真のとおりです。刃先がちぎれたりすることなく、しっかりカットできることが確認できました。

まあ、刃先が立つように削っただけなので、新品の刃のようには切れないと思いますが、このレベルであれば、問題なく芝刈り出来そうです。

刃研ぎの効果が確認出来たら、実際に芝刈りしていきます。

結果は…前回の芝刈りでみられたような、刃先がちぎれるような状態にはならないことが確認できました。このレベルであれば、通常の作業時間で芝刈りすることも出来そうです。

刃研ぎした電動バリカンにポール&スライダーを装着して芝刈り

写真は実際に我が家の芝生を芝刈りしている様子ですが、前回よりも葉先をしっかり刈れていることが実感できました。(前回は刈れなさ過ぎたので…)

もちろん、ポール&スライダーの効果もあるとは思いますが、これで今シーズンもストレスなく芝刈りすることが出来そうです。

芝生が成長を続けるのも今シーズンはあと1か月余りとなりましたが、残りのシーズンもしっかり芝刈りしていきます!

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