【芝生】スパイキングによるエアレーション -梅雨本番前の作業

スパイキングによる芝生のエアレーション作業 梅雨の雨水浸透性改善

本格的な梅雨の時期を前にして、我が家の芝生にスパイキングによるエアレーションを行いました。スパイキングは芝生へのダメージが少なく、雨水浸透性の改善も期待出来るので梅雨本番前にはぴったりの作業です。スパイキングを実施した動画も下記リンクにて公開していますので、興味のある方は合わせてご視聴ください。【芝生】梅雨入り前のスパイキング 【芝生】スパイキングと目砂入れ *スパイキングはほぼ毎回のお手入れ(動画内)で実施してます。

1.芝生の床土改善-スパイキングに期待する効果

我が家の床土は芝生の下地が粘土質で固くなっています。その土壌を改善するには床土の入れ替えができるコアリングを実施していくのが効果的なのですが、絶賛育成中の我が家の芝生に対して、頻繁なコアリングはダメージが大きすぎるます(右近次の私見です)。そこで今回は、芝生にダメージが少ないお手入れである「スパイキング」を行っていきます。

スパイキングは床土に穴を開ける作業です。芝生の根に空気を送り込む「エアレーション効果」だけではなく、土がほぐれて柔らかくなったり、水がより浸透しやすくなったりなどの効果を得ることができます。芝生へのダメージが少ないため、毎週、いや毎日でも実施できる作業です。(私見です)

6月の芝生の様子 中央の床土の固いエリアは芝生が地を這って寝そべっています。

今回、重点的にスパイキングを行っていきたい箇所は、芝生中央の「床土の固いエリア」=「芝生の育成状態が良くないエリア」(写真)です。写真ではちょっとわかりにくいかもしれませんが、しっかり育成できている芝生は、葉先がお日様に向かって伸びていますが、育成の悪いエリアは葉先が地面を這っていてお日様を向いてません。なので、一見すると地肌が見えないくらいしっかり芝生が生えているように見えますが、葉先を起こすと芝生の密度は結構スカスカです。

今回は、その中央エリアの床土をほぐして耕すとともに、床土に穴を開けて芝生の根に空気を送り込み、同時に、梅雨本番に備えて床土の排水性向上を図って芝生を元気にさせようという試みになります。

2.芝生のスパイキングに必要な道具

スパイキングのために、今回購入した道具は下記です。

靴に装着して、靴を スパイク 化する商品です。商品リンクの写真は、Rinker設定の都合で装着するベルトが2本の商品になっていますが、今回、右近次が購入したのは、ベルト4本で装着する商品になります(Amazonにて購入しました)。我が家の床土は固い部分があり スパイク の刃が食い込んで抜けにくいことが想定されるので、靴への固定力がより強固な”4本ベルト品”を選択しました。

芝生のスパイキング用ガーデンスパイク 開梱状態

スパイクは写真の白い箱に梱包された状態で着荷し、内容物は、プレート×2、ベルト×8、スパイクの刃&固定用ナット×たくさん(+簡易スパナ)で、それを購入者が組み立てて使用する感じです(安価品ではもはや当たり前の仕様ですね)。取扱い説明書的なものは同梱されていないので、購入者の感性で組み立てていく必要があります。(この辺りが曲者ですね。)

スパイク の刃の固定は、プレートの穴にスパイクの刃を挿入してナットで固定するだけの簡単な構造なので、小学校5年生くらいであれば問題なく組み立てできます。ただし、付属として同梱されているスパナは薄い板を打ちぬいただけの簡易的なものなので、少し油断するとナットからズレてイライラします。小さなナットの締め付けに使えるような代物ではないので、自前のスパナがある方はご準備いただいた方が(イライラしなくて)よいかと思います。

ベルトはプレートのスリットに固定します。つま先とかかと部分の2本のベルトについてはスリットが両側2個ずつ(計4個)あり、真ん中側の2本のベルトにはスリットが両側1個ずつ(計2個)しかありません。したがって、スリットが4個ある部分と2個ある部分ではベルトの通し方が異なりますが、基本的には、 スパイク の刃をすべて固定してから、ベルトをスリットに装着できる構造になっています。

芝生のスパイキング用ガーデンスパイク ベルト通し ベルト穴あけアレンジ

しかしながら、ここで私が犯してしまった勘違いは…せっかくベルトと スパイク の刃が干渉しない構造になっているのに、すべてのベルトを スパイク の裏側(スパイク刃側)を通す、写真のような組み立て方をしてしまいました。(頭悪いですね。)このような組み合て方では、当然ながら スパイク の刃とベルトが干渉しますので、その干渉を回避するためにベルトにはんだこてで穴を開けて対応しました。なお、はんだこてを使用した理由は、開けた穴の端面がほつれないようにしたかったためです。

基本的には不要な作業をしてしまいましたが、結果としてベルトが靴がよりフィットする仕様になったと思っています。この辺は脳内で「間違い」⇒「アレンジ」という感じに前向き変換しておきましょう。(笑)

芝生のスパイキング用ガーデンスパイク ベルトの余長カット ベルト端面溶かし加工

また、8本のベルトがすべて長めに設定されていたので、余長をカットする加工を行いました。カットした面には、はんだこてで端面を溶かす加工を行い、カット面からのベルトのほつれを防止しました。(ライターであぶっても同じ効果が得られると思います。同様な加工をされる際の参考にしてください。)

  

3.芝生のスパイキングを実施してみた

芝生のスパイキング 初回は片足で実施

我が家の芝生は下地が粘土質なので床土が非常に固いエリアが存在してます。初回となる今回は スパイク を片方だけ履いてスパイキングしました。

実際に作業してみると、固い土にスパイクの刃が食い込んで スパイク が脱げそうになることが何度かありました。なので、作業スピードは遅めとなってしまいますが、その点を注意しさえすればなんとかスパイキングすることが出来ました。

ただ、床土が固い影響でところどころ土の表面が割れたりめくれたりしてしまい芝生の表面に土の塊が散らばっている箇所がちらほら。作業後の スパイク の刃にも粘土状の土がびっしりとこびりついていましたので、やはりこの辺は粘土質の固い土壌が悪さしているようです。(地道に作業を続けて改善していくしかないですね。)

・初めてのスパイキングを実施した感想

今回、スパイキングという新しいお手入れができるようになり、芝生へ施すお手入れののバリエーションが増えました。重複しますが、作業的にもコアリングより芝生へのダメージが少ない作業なので、今後はこの作業を多投していきたいと思います。(といっても、週末にしか作業はできませんが。)

芝生のスパイキング 2回目以降は両足で

また、後日(2回目)のスパイキングでは、両足に スパイク を履いての作業にチャレンジしました。1回目で土をほぐしておいた効果が多少あったのかもしれませんが、両足でもなんとかスパイキング出来ることが確認出来ましたので、今後は両足で作業して作業効率を上げていきたいと思います。(ただし、2回目でも土はめくれてしまっていました…頑張ります。)

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