戸建てを購入してから12年、手つかずだった排水管をケルヒャー専用の配管洗浄ホースで高圧洗浄しました。下記リンクにて動画も公開していますので、興味のある方は是非ご視聴してみてください。【DIY】排水管を高圧洗浄してみた また、画像が全く撮れてませんでしたが、その後トライした台所の排水管洗浄では、排水管に溜まっていた汚れが出るわ出るわ…。自分での高圧洗浄、おススメです!
1.排水管の高圧洗浄をDIYでトライ!
新築の戸建てを購入して、早12年間。排水管については何もメンテナンスしていなかったこともあって家族から「洗面所の排水口が匂う」とのクレームが…。洗面所の排水口から市販の洗浄剤などを投入してみますが、排水口近くは綺麗になるのでしょうが、屋外への伸びる排水管全体が綺麗に出来るとは思えません。やはり、においの元であろう排水管全体を綺麗にしないことには、完璧な対策にはならない気がします。
排水管を洗浄する方法としては、高圧洗浄機で綺麗にする方法が知られていますが、ポストに投函される配管洗浄業者のチラシには、払うのが馬鹿馬鹿しくなるようなお値段が記載されています。Youtubeなどで配管洗浄している方々の動画を見ると、業者さんと思われる方はスズラン式と呼ばれる先端屈曲性の優れた高価な洗浄ホースを使用されていますが、インターネットで購入した数千円のホースでDIY洗浄されている方もいらっしゃるようです。もし、排水管が詰まってしまってどうしようもない状況であれば、業者の方に完璧なお仕事をお願いするしかありませんが、我が家の場合は「匂い」を解消したいだけなので、まずは数千円のホースでお試しするのも悪くない(駄目なら諦める)との結論に達し、DIYでの洗浄にトライすることにしました。
2.ケルヒャー用配管洗浄ホースの購入
我が家の高圧洗浄機は、ケルヒャーのK2シリーズと呼ばれる年式の古いタイプです。それに使用できるホースをインターネットで探します。結果、購入したのは下記のような商品です。
ケルヒャーのK2~K7までの幅広いシリーズに適合すると謳われていて、先端がバネ状になっていることで配管の屈曲部にも追従しやすいという仕様の商品です。(正直、バネの効果あたりはあまり信用してないですが:笑)
商品が届いたら、まずは”本当に”ケルヒャーK2のノズルガンに装着できるか?確認します。疑りすぎかもしれませんが、この手の商品は「〇〇に適合します」と謳われていても、設計がまるっきり適合できる仕様になっていないものや、設計は出来ているが出来寸法がずれていて適合しないものなどがあります。購入者の口コミを読むなどして、より確率が高いものを購入することが重要です。
我が家のK2用ノズルガンの先端に嵌めてみます。嵌りさえすればあとは多少の工夫で使いこなせると思いますので、まずは嵌るかどうか?が重要です。ドキドキで嵌めてみたところ…嵌りました!嵌りさえしてくれれば、多少の水漏れなどがあっても許容範囲です。とりあえず第一関門クリアです。
3.洗濯機用排水管の高圧洗浄
匂いが発生しているのは洗面所の排水口ですが、排水口の下にはS字状のトラップが配置されているため、配管洗浄ホースが入りそうにありません。いろんなところから水を流して、屋外の排水管出口から流れてくる水を確認したところ、隣接する洗面所と洗濯機の排水管出口が同じであることがわかりました。よって今回は、洗濯機の排水口から洗浄ホースを挿入して、洗面所と共通となっているエリアの排水管を洗浄していきます。
まずは洗濯機を移動させて、排水管を掃除する準備をしますが…見てはいけないものを見てしまいました。12年分の汚れが洗濯機の下に凝縮されています。(しばらく見かけなかった人形達の亡骸も発見しました。)こんな状態にまでしてしまったのは、掃除をしない父さんの責任ですので、排水管を洗浄する前に、可及的速やかに洗濯機下を清掃していきます。
洗濯機下の清掃ができたら、洗濯機のホースとホースを接続しているL字のアタッチメントを外します。アタッチメントは樹脂ナットで固定されていたのでネジを緩めて外します。外したアタッチメントの中にはドロドロの汚れがびっしり溜まっていました。恐らく洗濯洗剤がベースとなっているドロドロなどだと思いますが、そのドロドロが排水管中にこびりついて異臭を放っているのでしょう。そう考えると洗浄のし甲斐があります。
アタッチメントを外すと、排水管の中に大きなゴミが入っていかないためのトラップが配置されていました。そのトラップをどのように外したらいいのか??が分からず、しばらく格闘しましたが…真上に引き上げるだけでした。(笑) こちらにも先ほどと同じようなドロドロが目いっぱい付着していますので、先ほど取り外したアタッチメントと共にお庭の流しに運んで徹底的に洗浄しました。
これでやっと排水管の入り口があらわになりましたので、洗浄ホースを挿入して中を洗浄していきます。洗浄ホースの先端は前述のとおりバネ状になっていますが、先端から高圧水が噴射されて、目の前のつまりを除去できる設計になっているようです。
そして、挿入とは逆方向に対しても、高圧水が噴射される設計になっていて、排水管全体を洗浄しつつ、ホース先端が奥に入っていけるような推進力を持たせる設計になっています。購入した製品でのオリジナル設計ではない(=他製品のパクリ)とは思いますが、意外とよく考えられていますね。
しかしながら、洗浄をし続けていくと、排水管の屈曲部などに先端が引っかかってホースがそれ以上入らなくなることがあります。そんな時は、一旦ホースを手前に引いて、高圧水の推進力を利用して勢いをつけながらホースを送り込んであげると、引っかかっていた屈曲部を抜けて、より奥までホースが入って行ってくれるようでした。この辺が、より奥までの洗浄を実施するコツになるかと思います。
結果、排水管の入り口から2mくらいの深さまでを洗浄することができました。(しばらく格闘するも、それ以上は進んでくれませんでした。)その2mがどのくらい綺麗に洗浄できたか?は目視することができませんが、アタッチメントにこびりついていたドロドロの感じからすると、そんなに頑固な汚れではないように感じたので、少なくともあのドロドロはかなり綺麗に洗浄できたのではないかと思います。
また、室内側(洗濯機側)から2mまでの配管掃除ができましたが、それですべての排水管が掃除できたとは思えません。排水管の出口側(屋外側)からの洗浄にもトライします。我が家のガレージには「汚水」と書かれた円形の蓋が計4個ありますが、事前に確認しておいた洗面所と洗濯機共通の排水管出口に洗浄ホースを挿入して配管を洗浄していきます。
しかしながら、やはりこちらからの挿入でも、配管の屈曲部に差し掛かるとそれ以上先端が奥へと入って行かなくなります。先ほどと同じように少し引き抜いて勢いをつけることでより奥に入るよう頑張ってみましたが、結果的に洗浄できたのは出口から2mほどでした。
また、事前に見ていた名人達(プロ含む)の映像では、次から次へと詰まっている汚れの塊が出てくる感じだったので、我が家の排水管からもそのような汚れがこちらが”ひく”レベルで出てくることを期待しましたが…目立った汚れの塊は出てきませんでした。(そこまで汚れてなかったということで良しとしましょう。)
・排水管の洗浄を終えてー台所の排水管も追加洗浄!
今回の洗面所・洗濯機用の排水管洗浄では、室内側から2m、室外側から2m。計4mの範囲の排水管を洗浄することができました。事前に想像していたような、汚れの塊が出ることはありませんでしたが、今回の洗浄で夏場の匂いが改善できるか?経過を観察していきたいと思います。また、今後は汚れを溜めることなく、定期的に洗浄をして綺麗な状態をkeepしていきます。
排水管洗浄を終えた洗濯機は、アタッチメントを綺麗に洗浄して元の状態に戻しました。その際、今回のような悲劇(汚れの蓄積)が、洗濯機の下の世界で発生しないように、洗濯機の設置高さを、レンガ一個分増やしました。(ホームセンターで同形状のレンガを4個追加購入してきました。)この高さであれば、ものが洗濯機の下に落ちても探せますし、定期的に洗濯機の下の世界をお掃除出来ると思います。
そして今回は、我が家の水道のそれぞれの排水管出口がどこか?確認できたので、台所の排水管出口側からの洗浄にもトライしています。雨の中、ビデオに傘をさして(私は濡れながら)その様子をすべて撮影していたはずなのですが…いつの間にがビデオの電池が切れていて、洗浄の様子が全く撮影出来ておりませんでした。台所の排水管については、最終的に7mあまりの洗浄に成功しておりまして、ホースを奥に挿入する度に、白っぽい油の塊と思われる汚れが出るわ出るわ。。。かなりの汚れを洗い流すことができました。本当はそちらの方を皆様に紹介したかったのですが、画像が一つも取れていなかったので、やむなく記事のメインを洗濯機の排水管としております。
よって、台所用排水管を追加洗浄した結果を鑑みると、結論としてインターネットにて安価で購入できる高圧洗浄ホースでも、かなりの洗浄効果が期待できます!ぶっちゃけ、排水管が詰まってしまった…などの重症のケースでなければ、業者に高いお金を支払ってやってもらうほどの作業ではないと思います。是非DIYでトライいただくことをおススメします。皆様の台所用排水管にも、油の塊と思われる汚れが息をひそめて大量に隠れています。