昨年の5月に吸芽(キュウガ)を購入して栽培を始めた我が家のバナナ苗”ドワーフ・ナムワ種”ですが、室内で無事冬越しして、栽培2年目となりました。2年目は更に元気モリモリで育ってくれるよう、お庭への地植えとしましたが、果たして、2年目の今年はバナナの収穫が出来たでしょうか?お庭への植え付けを行った5月末から10月までの成長の様子をまとめて、下記リンクにて動画も公開しておりますので、これからバナナの栽培を始めようと思われている方のご参考になれば嬉しいです。【ガーデニング】バナナ苗ドワーフ・ナムワ種を八王子で栽培する Part.3-栽培2年目の収穫は出来たのか?
目次
1.栽培2年目のバナナ苗-ドワーフ・ナムワ種
昨年(2023年)の5月末に、沖縄の出品者の方から耐寒性に優れると言われているバナナ苗「ドワーフ・ナムワ種」の吸芽(キュウガ)を購入して鉢で育て始めました。
詳細は過去記事【ガーデニング】バナナ苗の植え付け-関東で最適な時期や土の配合にてご確認いただければと思いますが、写真が我が家で植え付けられた直後のバナナ苗です。植え付け後、しばらくは元気がありませんでしたが、気温の上昇とともに復活してくれました。
栽培開始当初は「今年中でバナナを収穫してやるぜ!」などという、安直な欲望を基に栽培を始めてしまいましたが…関東での栽培では1年の栽培なんかでは到底収穫できるわけなく…1年で育てた結果の樹高は1.2~1.3m程。花を付けるなんて到底無理な状態で冬を迎えてしまいました。
幸い、1年目は鉢植えで育てていたので、冬は屋内(私の寝室)で冬越しさせることが出来ましたが、冬の間は葉を全て枯らせて、何とか”ギリギリ”な感じで冬越ししてくれました。(今思えば、冬越し前に葉を全て落としてあげた方が負担が小さかったかもしれませんね。)
その後、しばらくは室内で養生したバナナ苗ですが、5月末にもなると新たな葉を5枚ほど広げてくれましたので、2年目となる今年(2024年)中に何とかバナナを収穫すべく、地植え化して勝負に出ました(下写真は地植えにした直後のバナナ苗です)
冬越しとその後の植え付けに関しては、過去記事【ガーデニング】バナナ苗ドワーフ・ナムワの室内での冬越しと地植えにてまとめていますので、興味がある方はご参考にしていただければと思いますが、そんなこんなで月日は流れ、この記事を書いている今現在はもう10月です。
果たして、地植えにした我が家のバナナ苗はどう成長したでしょうか?花を咲かせて実を付けてくれたのでしょうか?
まあ、収穫が出来ているのであれば、既に花を咲かせた記事や実を付けた記事をウキウキで書いてUPしているはずですが…ww
今回は、2年目を迎えて地植えにした我が家のバナナ苗の成長の様子をまとめていきます。
2.先端から新葉を出し始めたバナナ苗-6月中旬
冬を越して少し元気を取り戻したバナナ苗を、今シーズン中の収穫を目指して5月末に地植えにしました。その後の状態はどうなったでしょうか?
植え付けからしばらくは、環境の変化からなのか?外の気温が室内よりも低いからなのか?しばらくは成長が止まっているように見えましたが、3週間程経過した6月中旬にもなると、写真のように苗の先端から新葉を伸ばし始めてくれました。(一安心です)
ただ、葉っぱは、今まで当たることがなかった強い風に吹かれてボロボロになっており、陽射しが強い日は葉を閉じて元気がない状態に見えます。
よって、状態的にはまだまだ根張りが足りないような感じがしますが、これから気温の上昇に伴って、しっかり根張りして元気になってもらいましょう!
3.幹が少し太くなったバナナ苗-7月末
7月末になりました。5月末に地植えにして2か月が経過したドワーフ・ナムワのバナナ苗はどんな感じに成長したでしょうか?
写真が大きく成長した7月末のバナナ苗です。
背丈は私の身長を軽く超え、葉先で測れば軽く2mくらいになっています。植え付けた時の樹高は1.2~1.3m程だったと思いますので、そこから考えると1.5倍くらいの樹高になりました。(それに負けじと手前のピーマンや横のアスパラガスも立派に成長していて状態が見難いですがご容赦くださいw)
葉の大きさ(長さ)も植え付け当初は60cm程でしたが、今では1mを超えているようです。(葉の色も上の大きな葉の方が綺麗な色に見えますね)
幹の太さは、植え付け時は私の「手首」程の太さでしたが、7月末にもなると私の「腕」くらいまで成長しています。(抽象的な表現ですいません。記事にするつもりなら太さを測れよ!って話ですがww)
こうして改めて結果を目の当たりにすると、地植えの効果ってすごいことを実感しますね。かつて、ラピュタ人の末裔であるシータさんが「たくさんの可哀想なロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ!」と言ってましたが、根がしっかり張れる土の力はすごいです!
ただ、現実的には目標であった今シーズン中のバナナの収穫を見据えると、そろそと花を付けてくれないと実が収穫できない気がしますが…
バナナ苗の順調な成長は嬉しい限りですが、地植えにして後戻りはできない状態なので、花を付けてくれていない現状は複雑です。。。ww
4.大株に成長したバナナ苗-8月末
更に1か月が経過し、8月末になりました。我が家のドワーフ・ナムワのバナナ苗はどう成長したでしょうか?
写真が8月末の我が家のドワーフ・ナムワです。
かつて、「ロード・オブ・ザ・リング」や「ホビットの冒険」などの指輪物語シリーズに出てくるドワーフ族は、魔王使いやエルフよりも小さく、そして人間よりも小さいという設定で描かれていました。
しかしながら、我が家のドワーフは…既に隣家のベランダのひさしに届きそうな勢いで成長しています。(そして、嫁さんがそれを見て「菓子折り持って謝ってくる!」と大騒ぎしています。ちょっと大げさですよね?ww)
葉先を含めた樹高は、既に2mを軽く超えている感じですが、成長すれば3mを超えるという記事も見ましたので、そもそも鉢植えで「ドワーフ・ナムワ」を育てようって考えに無理があったのかもしれませんね。
幹の太さは、私の「太腿」くらいになりました。5月末の植え付け時には「手首」くらいの太さだったので…その推移は下記です。
- 5月末…手首
- 7月末…腕
- 8月末…太腿
やはり、南国の植物ですので、気温が上昇するとモリモリ成長してくれます。
そして、写真を見ていただいてわかるとおり、バナナの子供である新芽-吸芽(キュウガ)が4個ほど出てきています。バナナには種がないので、この吸芽が成長して世代を繋いでいく植物になりますが、ついに”親木”と呼べるレベルまで成長したということですね。(いくつかの吸芽を親株から切り離して株分けしましたが、その内容は別の記事でまとめます)
しかしながら、肝心の花は…残念ながら付けておりません。8月から花をつけても寒くなる前にバナナを収穫できるか?は微妙ですし、この感じでは今年の収穫は厳しそうですね。
5.木となり吸芽を増やすバナナ苗-10月上旬
更に1か月ほどが経過し、10月上旬となりました。我が家のドワーフ・ナムワのバナナ苗はどうなったでしょうか?
10月時点の最終的な姿は写真のとおりです。樹高は3mを超える感じでもはやバナナの「木」になりました。
鉢植えの延長みたいな感じで成長するイメージでお庭のフェンス際に植えたのですが…「ドワーフ」などと呼ばれているのに流石にデカ過ぎです。(バナナ属を舐めてましたね)
しかしながら、その後も花を付けることはなく。。。今年もバナナの収穫は出来ませんでした。まあ、今から花を付けられて、熟す前に霜でダメになるバナナを見るのも忍びないので、今年の収穫は潔く諦めましょう。(来年こそは頑張ります!)
そして、幹の根元の太さを測定してみると…80cmを超えていました。(下写真のとおり、釣り用の80cmのメジャーでは足りないくらいの太さになりました。)もはや、成人男性の「腹囲」よりも太いですねww
今年の最終的な結果としては、今年もバナナの収穫はできませんでした。とても残念な結果となりましたが、ここは一旦気持ちを切り替えて、この苗(もはや木)を地植えのまま屋外で冬越しさせて、何とか来年こそは美味しいバナナが収穫できるよう頑張りましょう!
なお、屋外での冬越しは、葉っぱを落として幹巻きテープを巻き、根元には稲わらなどを敷くというシミュレーションを頭の中で実施済です。最低でも土の中の根は活かすようにしないといけませんが、地上部分も枯らすことなく冬越しさせて来年の収穫につなげていきたいですね。(地上部分が枯れたら、また一からの成長となって来年も収穫できなそうなので…)
そして、万が一、この地植えバナナ苗の根も枯れてしまった場合には、株分けした吸芽(キュウガ)の出番です!株分けの時期が少し遅かったので、冬を前に上手く根付いてくれているか?がちょっと微妙な状況ですが、親株と子株のどちらも冬越しさせることが出来なかった…なんて最悪の結果にならないよう、株分け苗もなんとか上手に冬越しさせていきます。(今年も私の寝室にはバナナ苗が…)
また、株分け後も更に5個程の吸芽が新たに生えて来ました。(どんどん出てきます。)こちらは今から株分けしても冬前に根付かせることが難しいと思われますので、親株と一緒に屋外で冬越しすることになりますが、その辺りの冬越し結果も合わせて記事にしていく予定です。