【車-カーケア】無塗装樹脂の白化をコーティング剤で復活!

無塗装樹脂の劣化改善 Surluster黒ツヤ復活!

欧州車の外観部品には塗装がされていない樹脂部品が多々あり、経年劣化で白化して、車が古く見える原因になっています。今回は、シュアラスター社の未塗装樹脂用レジンコーティング”黒ツヤ復活!”を購入して無塗装樹脂の白化改善にトライしました。果たしてその効果は?皆様のDIY-カーライフの参考になれば嬉しいです。下記リンクにて動画も公開していますので、合わせてご参考にしてください。【車-カーケア】#2 欧州車 無塗装樹脂の黒ツヤを取り戻せっ!-シュアラスター 黒ツヤ復活!

1.車の無塗装樹脂部品の白化(劣化)

最近の日本車では外観部品のほぼすべてが塗装部品になっていて、無塗装樹脂部品が外観に使用されることは少なくなってきています。無塗装樹脂はワイパーの根元のパネルくらいではないでしょうか?

劣化した欧州車の無塗装樹脂部品 フロントグリル

しかしながら、輸入車では今でも外観に無塗装樹脂が使用されることが比較的多く、白化などの劣化をしている車が多数見受けられます。右近次が今回購入した欧州車でも、サイドやタイヤ上のモール、フロントのグリル部分やセンサパネル、そしてサイドミラーの下半分などが無塗装部品になっていて、場所によっては白化が激しい状況です。(写真はフロントグリルの白化状態です)

前の愛車のサーフなどでもそうでしたが、ワイパー根元や、ヘッドライトのレンズなどの無塗装部品が劣化し、白化や黄変などが発生していると、とても古い車に見えてしまいます。

今回購入した欧州車も、無塗装樹脂の白化(劣化)が激しく、実際の年数よりも古く見えてしまう状態なので、今回は、せっかく購入した中古車が、より新しく、価値のある車に見えるよう、無塗装樹脂の白化(劣化)改善にトライしたいと思います。

2.無塗装樹脂コーティング剤-SurLuster 黒ツヤ復活!

今回、中古車の無塗装樹脂を復活させるべく購入したツールはこちら。

内容物は下記の3点です。

  • コーティング剤
  • コーティング剤 塗布用スポンジ
  • 拭きあげ用クロス
シュアラスター 無塗装樹脂用レジンコーティング剤黒ツヤ復活 アルミの袋に入っている溶剤の小瓶

コーティング剤は小瓶に入っていますが、以前に未使用のコーティング剤が乾燥して固まってしまうという不具合があったようで、最近の製品はアルミの袋に入って梱包されています。アルミの袋に入っていない場合は、コーティング剤が固まっている、もしくは乾燥が始まって粘度が高くなっている可能性がありますので、使用する前に返品しましょう。

シュアラスター 無塗装樹脂用レジンコーティング剤黒ツヤ復活 塗布用スポンジの形状

コーティング剤塗布用のスポンジは、3個同梱されています。3個が結合した状態で入れられていますので、それらをバラシて使用します。1度塗布に使用したスポンジは2度と使用しないように書かれていますが、基本はスポンジが壊れるまで何度でも使えると思います。形状は先端が細くなっていて、狭い場所にも塗布できる仕様になっています。

クロスは見た感じ普通のクロスで特別な仕様にはなっていないと思いますので、どんなものを使っても大丈夫そうです。

3.SurLuster レジンコーティング剤-1回目の塗布

準備が出来たら、劣化した縫塗装樹脂に塗布していきます。まずはコーティング剤を塗布する前に、塗布面のほこりなどを除去します。基本的にはカーシャンプーなどで全体を綺麗にした状態で塗布するのがよいと思いますが、濡れた部分には塗布できないと書かれているので十分に乾燥してから施工してください(コーティング剤が水で薄まるからダメなのかな??理由はよくわかりませんが、濡れた状態で塗布しても平気な気もしますよね。)

シュアラスター 無塗装樹脂用レジンコーティング剤黒ツヤ復活 塗布前後の外観比較 サイドモール

早速、白化した無塗装樹脂に塗布していきます。すると、どうでしょう?驚くほど黒々とした外観に復活していきます。写真の左側が塗布したサイドモール、右側が塗布する前のサイドモールです。塗った直後の状態ですが、まさに”黒ツヤ復活!”です。これは期待できそうです。

コーティング剤の伸びもよいので、ほんの数滴スポンジに湿らせるだけでかなりの面積に塗布することができます。逆に多めに塗布するとムラになってしまうようなので、本当に少量塗布する感じが良さそうです。

まあ、コーティング剤塗布後にクロスで拭きあげる仕様ですので、塗りすぎてムラになっても拭きあげ時に整えれば問題ありませんけど。ただ、せっかく塗布したコーティング剤の大部分がクロスで拭き取られてしまうのはもったいないので、基本的には少量を薄ーく塗り込む感じでちょうど良いと思います。

シュアラスター 無塗装樹脂用レジンコーティング剤黒ツヤ復活 塗布前後の外観比較 フロングリル

次の写真はフロントグリルにコーティング剤を塗布している時のものです。右上から塗布していますが、コーティング剤を塗布した部分は、黒ツヤが復活してとても綺麗な外観に変わっていますね。塗布していない部分と比較すると雲泥の差です。

ただ、こういう箇所は角部が塗布しにくいので、スポンジに多少多めに滴下して角まで塗っていく必要があります、スポンジの尖った方の先端を上手く利用して塗布します。(なお、グリルの下側はカーシャンプー時の水が乾ききっていないようなので、本日の施工は諦めました。本日は上側だけ塗布していきます。)

一通り塗布が終了したら、コーティング剤を乾燥させます。以前に紹介したHoltsのアルミコーティング剤と同様、完全乾燥させるために、触れずに「1日」放置するように書かれています。

また、購入された方のレビューを読むと、状態が悪い無塗装樹脂は表面がカサカサになっていて塗布したコーティング剤を吸い込んでしまうため、乾燥後に黒ツヤ効果が弱まってしまうとのことです。私の愛車も見てのとおり”かなり”の状態ですので、コーティング剤の吸い込みが発生するのは間違いなさそうです。1日乾燥させた状態をチェックして、再塗布を検討します。(長期戦も覚悟です!)

4.SurLuster コーティング剤-吸い込みの状況と再塗布

1日放置して乾燥させました。どの程度の吸い込みが発生しているか?確認していきます。

シュアラスター 無塗装樹脂用レジンコーティング剤黒ツヤ復活 1日乾燥後の状態 吸い込みが発生したフロントバンパー

塗布前の程度がそれほど悪くなかった箇所については、乾燥後も黒ツヤをキープしています。しかしながら、塗布前の状態が悪かった箇所については、ところどころ黒ツヤがなくなって、ムラが発生しています。

写真はフロントバンパーの角部です。塗布後は本当に綺麗な”黒ツヤに復活!”していたのですが、乾燥してムラムラ状態です。今日もう一度塗布してあげないと仕上がらなそうですね。

シュアラスター 無塗装樹脂用レジンコーティング剤黒ツヤ復活 1日乾燥後の状態 吸い込みが発生したフロントグリル

塗布前の状態が酷かったフロントグリルについては、やはり酷いムラが発生しています。こちらは想定内ですので、昨日水分が乾いてなくて塗布できなかった下側と一緒に塗布していきます。

あと何度塗り込めば黒ツヤが復活するか?もうこの辺は車への愛情が試されますね。(笑)

シュアラスター 無塗装樹脂用レジンコーティング剤黒ツヤ復活 2回目の塗布をしたフロントバンパー

フロントバンパーの2回目の塗布が終了しました。まだ乾ききっていない状態ですが、かなり綺麗な外観になっています。ただ、この写真を撮った後、乾くにつれて既にムラが発生してきている気がしました。塗布前の状態と比較すればかなり良くなっているのは間違いないですが、長期戦の様相を呈していますね。

シュアラスター 無塗装樹脂用レジンコーティング剤黒ツヤ復活 2回目の塗布をしたフロントグリル

次の写真はフロントグリルに2回目の塗布を実施した状態です。上側は2回目の塗布になりますが、まだちょっとムラが残っています。

下側は1回目の塗布になるので致し方ないですが、やはり既にところどころムラになっています。

でも、最初のみすぼらしい状態を考えたらかなりの改善だと思います。劣化した箇所がなくなるまで、頑張って施工を続けます。

なお、次の施工が出来るのは次の週末です。1週間乾燥させて時間も経過した状態を確認して次回の施工を実施します。

5.SurLuster コーティング剤-1週間経過後と3回目塗布

シュアラスター 無塗装樹脂用レジンコーティング剤黒ツヤ復活 塗布後1週間経過したフロントバンパー

1週間経過しました。早速、状態を確認します。まず、初回塗布の翌日にムラが発生したフロントバンパーを確認します。やはり2回塗布後もムラが発生してしまいましたね。状態はかなり良くなってはいますが、もう一息って感じです。

シュアラスター 無塗装樹脂用レジンコーティング剤黒ツヤ復活 塗布後1週間経過したフロントグリル

続いて1週間経過したフロンドグリル部です。2回塗布した上側は多少のムラが発生していますが、1週間経過でこのレベルであれば、既に許容範囲まで改善出来ているような気もします。

下側については1回しか塗布できていないので、ムラの発生は仕方がないですね。再塗布して改善していきましょう。

この後、全か所の3回目(グリル下部は2回目)の塗布を実施しました。塗布後の外観はかなり良くなりました。

6.SurLuster コーティング剤-更に2週間経過後の状態

シュアラスター 無塗装樹脂用レジンコーティング剤黒ツヤ復活 3回目塗布後2週間経過したフロントバンパー

3回目 (グリル下部は2回目) の塗布から更に2週間が経過しました。2週間経過後の状態を確認していきます。まずはフロンドバンパーのムラから。うーん。やはりムラは多少ありますね。でもここまで良くなれば合格点になった気がします。

っていうか、ムラの発生の仕方が、樹脂を成型する際の樹脂の流れ模様(フローマーク)に沿って発生しているように見えます。ということは、成型した状態で既に潜在的にこのようになる要因があったということですね。それが、UV照射によって顕著になった的な。元エンジニアとしては、ちょっと納得がいかない感じです。(もっと成形条件を追い込んで仕上げてくれ!と)

シュアラスター 無塗装樹脂用レジンコーティング剤黒ツヤ復活 3回目塗布後2週間経過したフロントグリル

フロントグリルについても多少のムラが発生していますが、ここまで綺麗になれば合格点でしょう。

この無塗装樹脂の白化との戦いはこれで一旦終了としたいと思います。今後は、多少白化が見られたら再度塗布することを繰り返して、この綺麗な状態をキープしていきます。

なお、コーティング剤にはUVに対する劣化防止剤が入っているようなので、一度塗り込めばしばらく効果が続くようです。今後は、その辺の経時変化もチェックしていきます。

・ SurLuster レジンコーティング剤を使用した感想

今回は、シュアラスターのレジンコーティング剤を購入して、欧州車の無塗装樹脂部品の劣化改善にトライしました。結果は、かなりの改善効果があり、結果としては大満足です。逆に車メーカさんに対する不満は強くなっていますが、この辺の考え方は日本と世界(欧州)の違いなのかもしれないですね。(日本人が神経質すぎるのかも)

今後は再び劣化が始まったら再塗布していくことで、常にいい状態をキープしていきたいと思います。

最後にシュアラスターのレジンコーティング剤の右近次的評価は…★★★★★(満点)です。改善効果もあり、かつ施工しやすいコーティング剤で、難癖をつける部分がないです。あとは、施工後の耐久性がどれほどあるか?ですが、施工前の”剥きだし”の状態と比較すれば何倍も良い状態のはずです。

シュアラスターのレジンコーティング剤、かなりおススメです!

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