【DIY】屋根裏に足場となる作業スペースを作る

屋根裏に簡単な作業や荷物の搬入搬出の出来る足場スペースをDIY

前回の記事【DIY】屋根裏点検口の追加設置 -屋根裏収納からの出入り口では、屋根裏へアクセスし易くするための新たな点検口を作成し、【DIY】屋根裏点検口に断熱性の高い扉を追加するでは、その点検口に扉を設置しました。今回は更に、屋根裏に出てからの足場となり、かつ簡単な作業ができるようなスペースを作成していきます。下記リンクにて動画も公開していますので、合わせてご視聴をお願いします。【DIY】#10 屋根裏に足場を追加して照明とコンセントを設置

1.現状の屋根裏には足場がない…

前回の記事【DIY】屋根裏点検口の追加設置 -屋根裏収納からの出入り口では、屋根裏収納から屋根裏への出入りを容易にするための新たな点検口を作成しました。そして、【DIY】屋根裏点検口に断熱性の高い扉を追加するでは、作成した屋根裏点検口に、断熱性のある扉を設置しました。

屋根裏の足場の現状

しかしながら、現状は屋根裏に出入りしやすい点検口を作成しただけなので、点検口を出た先の足場がありません。

状況としては、図で示す柱の部分以外には乗ることができない状態なので、とても不便です。(というより危険です。)

そこで今回は、新たに作成した点検口から屋根裏に入った場所に足場となる板をはり、簡単な作業スペースを作成していきます。

2.屋根裏の足場の設計-根太と床板の張り方

屋根裏の開発に際しては、ゆくゆくはしっかりとした荷物収納スペースを新設する予定ですが、現時点では作業が大掛かりになりすぎますし、建築法にどのように影響するのか?もよくわかっておりません。

そこで今回は、屋根裏での作業時に、道具を置いたり、簡単な加工などを行ったりできるような1畳ほどの”足場”兼”作業スペース”のみを作成していきます。

屋根裏の足場 作業スペースの配置図

”足場”兼”作業スペース”の基本構成については、既存の柱を床下の「大引」に見立てて、そこに「根太」となる角材を図のように渡らせます。そして、その上に床板の合板を乗せて固定するだけのシンプルな構造とします。(フローリングなどの化粧板は貼り付けません)

また、合板の端面には、柵となる1×4材を配置し、使用している道具などが足場から落ちないようにしていきます。(足場から道具が落ちると、2階の天井裏に配置されている断熱材に埋もれてしまい見つけられなくなりそうなので。)

ただ、通常の床では、45mm×45mm程度の根太(角材)を300mmくらいの間隔で配置して、その上に12mmほどの厚みの合板を貼り付けますが、入り口の大きさが限られている屋根裏に一人で材料を運ぶことを考えると12mmのべニアは少し重すぎます。

そこで、今回使用する合板には薄めで軽量のものを使用し、根太の間隔を狭くすることで強度を持たせます。(厚めの合板を分割して設置する方法もありますが、今回は1枚もののつなぎ目のない合板で”足場”を作成していきます。)

結果、今回は足場の広さは750mm×1630mmとし、その下に配置する根太の本数を4本に設定しました。(根太の間隔は190mmほどの設定になります。)

3.屋根裏の足場用材料の準備と施工

施工する内容が決定したら、材料をホームセンターで調達します。私がDIYの材料購入でお世話になっているのはカインズさんです。

根太と1×4材はそのまま持ち帰って、自宅で丸ノコでカットしますが、合板はそのままの大きさ(910mm×1820mm)では愛車のRVにも乗せられないので、お店にカット寸法を伝えて、使用寸法(750×1630)にカットしてもらいました。1カットが¥50ですので2カットで¥100円ですね。(材料を買いに行く前には、加工後の寸法を必ず確認し、持ち帰りや自宅での加工が大変なものはお店で加工してしまうのがよいと思います。)

また、合板はいろいろな材質のものが店頭に並んでいますが、今回は出来るだけ軽量のものを使用したかったので、売っている材料で最も軽い合板(ファルカタ合板と呼ばれるものだと思います)の5.5mm厚のものを購入しました。

持ち帰った材料を丸ノコを使用して指定の寸法にカット出来たら材料を屋根裏に運んでいきます。べニア板は一人で運べないようなら息子の手も借りようと思ってましたが、何とか一人で運び込むことができましたww(丸ノコなどの右近次が使用している電動工具は【DIY用 電動工具/その他工具】で紹介していますので、ご参考にしてみてください。)

材料の準備ができたら早速屋根裏に設置していきます。

完成した屋根裏の足場、兼作業スペース

まず、両端の根太を柱に渡らせて配置し、ネジで固定します。残りの2本の根太は等間隔で適当にww

根太が固定出来たらそれを囲むように、柵となる1×4材を根太に固定します。

最後に根太の上に合板を乗せて、根太に固定すれば、取り急ぎの屋根裏の”足場”兼”作業スペース”は完成です。(写真が完成した状態です。)材料が準備できれば、施工自体はとても簡単ですね。

なお、通常はこの上でフローリング材などを貼り付けて床にしますが、今回は”足場”兼”作業スペースを確保するだけなので、その施工は省略しました。

・屋根裏に足場を作成した感想

今回は、屋根裏に出た場所でちょっとした作業ができるような”足場”兼”作業スペース”を作成しました。家庭内に居場所がなくてどうしようもなくなった時には、このスペースに逃げ込んで息をひそめて生活できますww

ただ、光源や電源がないと屋根裏生活はとても不便なので、次回は照明とコンセントの設置するDIYを紹介していきたいと思います。(実は施工は既に完了していますが、改めて記事にまとめます。)

なお、屋根裏にはたくさんの筋交い(斜めの板)が配置されていてとっても邪魔ですが、家が地震などで横揺れした時にその効果を発揮するとかしないとか。私にはその辺が判断出来ないのですべてそのままとしてますが、撤去してよいものとダメなものの判断方法があれば、どなたか教えてください!

屋根裏収納への昇降口に設置した手すり 安全対策です

それと、今後はいろいろと屋根裏への出入りが増えると思いますので、点検口のすぐ横に、屋根裏収納から屋根裏への出入りがより安全となるような”手すり”を設置してみました。(石膏ボードではなく間柱にネジで固定しています。)これで、屋根裏を使用する際の安全度が少し向上しますね!

また、その上に見える折り紙で出来た飾りなどは、父さんの誕生日に子供たちが作ってくれたものです。捨てることが出来なくて、こっそり飾ってある父さんの宝物ですが、話がだいぶ逸れましたねww

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