電気機器の連用取付枠への固定とケーブル接続

連用取付枠とスイッチなどの電気機器

連用取付枠は、コンセントやスイッチなどの電気機器を最大3個固定することができ、壁内に固定されたコンセントボックス(スイッチボックス)に固定することで、各電気機器を壁内設置できるようにする金属フレームです。(連用取付枠の壁面への固定方法などは、壁面設置コンセント・スイッチの分解(組込み)を参照してください)

本記事では、連用取付枠へのスイッチの取り付け、及び電源ケーブルの接続方法を紹介します。(コンセントや表示灯などへの施工も同じです)

1.連用取付枠への電気機器の固定

連用取付枠に電気機器を1個だけ嵌める場合は中央位置に

まず、連用取付枠にスイッチなどの電気機器を嵌め込みます。機器を1個つける時は中央に、2個つける時は上下に取り付けるのが基本ルールです。(MAX3個まで取付できます)

また、連用取付枠には上・下と表・裏があり、”↑ 上”と刻印されている側が、上であり表ですので、間違えないようにしましょう。

取り付ける電気機器は連用取付枠の裏側から嵌めていきます。

連用取付枠のスリットをマイナスドライバーでひねって電気機器を取り付ける

所定の位置に機器を嵌めたら、写真のように枠の右側にある3つのスリットの内側2個(のどちらか)にマイナスドライバーを差し込み、ドライバーをひねります。

マイナスドライバーをひねることで、スリット横の金属フレーム部分が曲げられて機器に食い込み固定されます。

固定後はぐらつきなく連用取付枠に固定されたことを確認してください。(施工後に機器がぐらついていたり、外れてしまうと電気工事士の試験は不合格です。)

2.接続する電源ケーブルの先端加工

続いて、接続するケーブルの先端を加工していきます。

ケーブルの先端加工はVVFストリッパーホーザン製P-958が便利

ケーブルの加工は電気工事では定番のVVFストリッパー:ホーザン製 P-958を使用すると便利です。(工具の詳細はリンク先で紹介していますが、外装被覆、ケーブル被覆の両方の加工ができて、露出型機器へのリング加工なども出来る大変便利な工具です。)

ケーブルの外装被覆を50mm~100mm程度剥いて、先端のケーブル被覆を機器に指定されている長さで剥いていきます

電気機器に接続するケーブルのケーブル被覆剥き寸法は機器の裏面にスリットで表示

ケーブル被覆を剥く長さ(露出させる芯線の長さ)は機器のどこかにそれを示すスリットがありますので、それをしっかり確認して所定の長さに加工します。(今回のスイッチでは、写真のとおり機器裏面の中央に表示スリットがありました)

  

3.電気機器への電源ケーブルの接続

電気機器へのケーブルの接続は端子穴にケーブルを挿すだけだがW表示側に白線を接続

ケーブル先端が加工出来たら、端子にケーブルを接続していきます。接続は端子の穴に被覆を剥いたケーブルを差し込むだけです。

スイッチに極性はありませんが、コンセントなどではプラスマイナスの極性があります。機器の”W”表示(Whiteの頭文字)が記載されている側にマイナス側のケーブルである白のケーブルを接続するのを忘れないでください。

ケーブル接続する際の注意点は、「ケーブルを端子の奥までしっかり差し込むこと」(接続後にケーブルが抜けないこと)、「接続した状態で芯線(銅部分)が見えないこと」の2点です。

前者は施工後のケーブル抜けによるショート、後者は施工後に芯線がむき出しになることによるショートや感電を防ぐ目的での確認項目ですが、電気工事士の試験でも、この項目が満たせていないと一発で「不合格」です。

ただ、皆様が今後DIYを行っていくとわかりますが…家を建てる時のプロの施工も接続後の芯線がむき出しになっていたりして結構いい加減です。逆にいえば、そのような状態でも問題がなく使用できるということなので、必要以上に神経質にならなくても大丈夫だと思いますが、右近次は安全面にかかわる部分はしっかりポイントを抑えて施工しています。(ビビりなので)