現在、我が家では、10年以上雑草除去のみで放置した芝生の”再生”にトライしていますが、生育状態の悪い芝生を元気にするのは非常に大変です。新しい芝生に張り替えれば解決するのですが、それでは”再生”になりません。そこで今回は、メンテナンス中に発生した芝生の”かけら”を移植(張り替え)用に育成する「芝生の養殖」を開始しました。下記リンクにてその辺の様子を収録した動画も公開していますのでご参考にしてみてください。【芝生】10年放置した芝生を再生する #5 芝生を部分的に剥がして床土を入れ替え、剥がした芝生を移植&養殖する!
1.10年以上放置した我が家の芝生-床土は粘土
10年以上、雑草除去のみで放置した我が家の芝生ですが、2020年秋より”再生”に向けてのケアを開始しました。結果、2021年の芝生はそれまでよりも元気な芝生に改善することが出来ましたが…人が歩いて床土が踏み固められてしまった中央エリアはなかなか生育状態が良くなりません。(写真は5月の中央エリアです。)
生育状態の悪い部分の芝生を剥がして、その下の粘土質の床土を新しいものに入れ替え、そこに新しい芝生を「張り替え」れば、あっという間に状態のよい芝生に生まれ変わるはずですが、それでは私の思う”再生”になりません。(我が家に現存する芝生だけで”再生”を実現させたいのです)
以前の記事【芝生】芝生を剥がして移植する方法-同時に床土も入れ替えるでは、生育状態の悪い部分の芝生を剥がして床土を入れ替え、そこに別の場所から剥がした芝生を「移植」する作業を実施しました。
踏み固められた粘土質の床土を新しい土に入れ替えたことで、移植したエリアの今後の成長が期待できますが、別の場所から剥がした芝生は、その一部を元の場所に植え戻す必要があります。結果、写真のとおりの隙間が発生する「移植」になってしまい、効率がとても悪いです。
一方で、”コアリング”や”根切り”、そして”移植”などを実施する中では、成長中の芝生の”かけら”が発生します。それらは新たに芝生の拡張を画策しているエリアなどにちまちまと植え付けていますが、それらをもっと有効に活用できないか?と考えました。結果、その”かけら”をプランターで「養殖」することを思いつきました。
我が家の芝生の”かけら”を「養殖」して生育状態の悪い部分に張り替えるのであれば、私の定義する”再生”の範囲内です。張り替えができる芝生に成長させるのに、どれだけの期間を要するのか?はわかりませんが、一度「養殖」が完了してしまえば「生育状態の悪い芝生を剥がして養殖した芝生に張り替える」⇔「剥がした芝生を生育状態が良くなるまで養殖する」という無限ループを作ることができます。
こういうものは思いついたら即実行です。早速、準備をして「養殖」を開始していきます。
2.芝生の「養殖」に必要なものの準備
まずは芝生を「養殖」するための道具を準備します。「養殖」に必要なものは下記です。
- プランター
- 培養土
- 鉢底石
プランターはサイズは小さいものであれば、100均で購入できる時代になりました。ダイソーさんでプランターを4個購入してきました。
芝生は生育状態がよければ、侵入して欲しくないところまでランナーを伸ばして成長する非常に強い植物です。よって、培養土は園芸用の土であれば何でも良いと思っていますので、近隣で最安の園芸用の土を購入しました。
鉢底土は以前にアクアリウム用に購入したもの含めてストックがたくさんあるので、それらを再利用します。
3.芝生の”かけら”をプランターに植え付け
養殖用プランターが準備出来たら、芝生の育成で発生した芝生の”かけら”を植え付けていきます。
植え付ける芝生は、根の部分が少しでもあるものはすべて植え付けていきます。結果的に根付かずに枯れてしまうものも発生しますが、そのまま捨ててしまうよりは、芝生に存命するチャンスを与えた方が、芝生にとっても良いだろうという考えです。
そんな感じで、芝生の育成作業で発生する”かけら”を都度植え付けて、養殖場を作って行きます。
4.作成から1カ月程が経過した芝生の養殖場
その後、芝生の育成作業の度にちまちまと”かけら”を植え付けて、養殖場がある程度形になってきました。
写真は作成から1カ月ほど経過した養殖場の様子です。植え付けた芝生の何割かがしっかり根付いて成長を開始しています。これから夏場に向けては水を切らさないようしっかり管理して枯らさないようにしていきたいと思います。
このプランターが芝生で一杯になったら芝生の張り替えに使用していきますが、この感じで行くと植え替えに使用できるようになるのは秋以降でしょうかね。植え替えする際には、その様子をまたこちらのブログで紹介したいと思います。
また、八王子の厳しい冬をプランターで越冬できるのか?も気になるところです。今後は、芝生の耐寒性などを調べて、その辺の対策も考えていきたいと思います。