フロントバンパーのクリア塗装が剥がれて、DIYで塗装を行った我が家のゴルフⅦ。塗装の4日後に肌状態の調整を行ったのですが…それから更に10日経過すると、塗装表面に「ス」が入ってしまいました。更に、ディーラーでのヘッドライト交換でヘッドライト位置がズレたことで、ヘッドライト下への塗装の吹き込みが見えるようになっています。そこで今回は、塗装表面を再度磨いて、発生した不具合の修正を行いました。下記リンクにて動画も公開していますので、皆様のご参考になれば嬉しいです。【車-カーケア】#22 完全硬化で「ス」が入ったフロントバンパーの塗装を修正する
1.バンパーの塗装表面が完全硬化で悪化した
以前の記事【車-カーケア】クリア塗装が剥がれたバンパーを缶スプレーで補修にて、クリア塗装が剥がれてしまったゴルフⅦのフロントバンパーの塗装を剥がして、缶スプレーによるDIY塗装を実施しました。
ある程度の硬化が完了したであろう塗装後4日が経過した塗装表面は写真のとおりです。ウレタンクリア塗装は塗装後に磨き加工を実施しなくても、綺麗に仕上げることが出来ると言われていますが…私がDIYで実施した塗装の表面はかなりのゆず肌状態でした。
そこで、塗装表面を耐水ペーパーで削り込んで、塗装表面のゆず肌を改善するとともに、塗装時に発生した塗装ブツなどを除去して仕上げました。
更にそれをコンパウンドで磨き込むことにより、写真のとおりピカピカな状態に仕上げることが出来ました。
初めてのスプレー缶による塗装でしたが、結果としては、ある程度満足が出来る状態まで仕上げることが出来たと思います。
しかしながら、そこから更に10日ほどが経過し、再度、塗装表面の状態を確認すると…塗装表面にたくさんの「ス」が入っていることを確認しました。
塗装表面の「ス」は、塗装する面の下地処理が不十分で塗膜の中に空気が入ったりすることにより発生するようです。
ウレタンクリアの肌修正は、3日間も放置すれば実施できると聞いたので、念のため更に1日追加した4日間放置して肌修正を実施したのですが…どうやら4日でも不足だったということですね。やはり、早く修正したいという気持ちをぐっと堪えて、10日くらいは放置した方が良さそうです。
また、ヘッドライトのクリア層がかなり曇っていたので、ディーラーにてヘッドライトの交換を実施してもらいましたが、その結果、ヘッドライトの位置が奥にズレて、今まではヘッドライトで隠れていた、ヘッドライト下の塗装の吹き込みが、見えるようになってしまいました。
そこで今回は、新たに発生してしまった「ス」の修正を行うとともに、見えるようになってしまった塗装の吹き込みを修正していきます。
2.耐水ペーパーで塗装表面を削り込む
まずは、ヘッドライトの位置がズレて見えるようになってしまった塗装の吹き込みを#1500の耐水ペーパーで削り込んで修正します。
吹き込んだ塗装は、ホワイトのプラサフがすごく目立っていますが、本当に薄く表面に乗っているだけなので、耐水ペーパーで簡単に除去することが出来ました。(それにしても、無償で新品交換してもらったヘッドライト表面はかなりクリアになりましたね。)
続いて、「ス」が入ってしまった塗装表面を同じく#1500の耐水ペーパーで削っていきます。クリア塗装の表面は、ドライ気味に削っていくと、削られている箇所(凸している箇所)が明確にわかりますので、全面が削れて「ス」が見えなくなるまで削っていきます。
「ス」がなくなるまで削ることで、クリア塗装が剥げてしまうことを懸念していましたが、今回の「ス」はそれ程深くはなかったようで、それほど削り込まなくても除去することが出来ました。
3.塗装表面をコンパウンドで磨く
耐水ペーパーでの削りこみが完了したら、コンパウンドで磨いていきます。
まずは#3000相当のソフト99 傷消し用液体コンパウンドで表面を磨き、耐水ペーパーで傷だらけになってしまった塗装表面を磨いていきます。
続いて、#7500相当の 仕上げ用コンパウンドで表面を磨いて、塗装表面の状態を整えていきます。
なお、使用している液体コンパウンドは下記です。かなり昔にボディーの傷消し用として購入して以来、荒れた塗装表面を整えるのに使用しています。(傷はなかなか消せませんが)
ソフト99の液体コンパウンドで表面を整えたら、ここからは仕上げ用のコンパウンドとして超優秀な3M製の液体コンパウンドで最終仕上げをしていきます。
まずは「ハード1-L 5982」で表面を磨いていきます。このハード1-Lはかなり優秀なコンパウンドなので、これで磨いた時点でかなりピカピカにすることが出来ます。
続いて、ハード1-Lで磨いた表面を更にピカピカに仕上げることが出来る「ハード2-L 5985」にて最終仕上げしていきます。
やはりハード2-Lまで使用すると、表面をかなりピカピカにすることが出来ますね。
3M製の液体コンパウンド「ハード1-L」と「ハード2-L」の商品リンクは下記です。ご参考にしてみてください。
4.肌修正が完了した塗装表面を確認する
すべての磨き作業が完了したら、削れて欲しくない部分をマスキングしていたテープを剥がし、磨いた塗装表面の状態を確認していきます。
結果は、発生した「ス」を全て除去することが出来て、表面を再びピカピカに仕上げることが出来ました。
ヘッドライトがズレることで見えるようになってしまった塗装の吹き込みもすべて除去することが出来ましたので、仕上がりとしては完璧になりましたね。
磨き後の状態が確認できたら、下記写真のように筆などを使用して部品どうしの隙間に入ってしまっていたコンパウンドを綺麗に除去して作業は完了です。
今回は、塗装後のヘッドライト交換で見えるようになってしまったヘッドライト下への塗装吹き込みと、塗装後の完全硬化で出来てしまった表面の「ス」を修正しました。
結果として、磨き作業が2度手間になってしまいましたが、最終的にはかなり完璧に仕上がることが出来て良かったです。
塗装については、本当に焦りは禁物ということですね。早く結果を出そうとして焦ると私のように2度手間になります。結論としては、例えウレタン塗装でも、最低でも1週間は間を空けて仕上げ作業をした方がよさそうですね。大変勉強にはなりましたが。。。塗装しただけの状態で1週間もそのまま我慢するのはつらい。(笑)