5.ジョイントボックスとPF管を固定する
続いて、浴室暖房乾燥機の電源ケーブルを接続するためのジョイントボックスと、ジョイントボックスまでの配線を保護するPF管を固定していきます。
今回、ジョイントボックスに使用するのは、PF管コネクタが装着できる下記のボックスです。
こちらのボックスは防水仕様ではないようですが、蓋が付属されていますので別途準備する必要はありません。ただし、PF管用のコネクタが付属されていないので、下記のようなPF管コネクタを準備する必要があります。(ボックスのノックアウトの部分に穴を開けてコネクタを装着します)
また、上記のコネクタに適合する下記のPF管と固定用のサドルも準備が必要ですね。
部材が準備出来たら、浴室暖房換気扇のジョイントボックスとなるPVKボックスを外壁に固定していきます。今回は、ボックスの下側2か所のノックアウトに穴を開け、2個のPF管コネクタを装着しました。(下写真参照)

ジョイントボックスの外壁への固定はボックス内側からのネジ2本で行います。
設置箇所は、浴室暖房乾燥機の電源ケーブルが短くても届くよう、既設換気扇フードのすぐ横としました。
ジョイントボックスが固定出来たら、4項で取り付けたケーブル引き出し口から、このジョイントボックスまでの経路にPF管を配置していきます。
PF管を適当な長さにカットし、その両端をそれぞれのボックスのコネクタに仮接続して、PF管のたわみ方などを確認しながら配置を決めます。

今回は、概ね写真のような感じでPF管を固定するのが良さそうですね。(PF管が緩やかな曲線になるよう設定しました)
基本的には、電源ケーブルやPF管を伝ってそれぞれのボックスに水が浸入しないよう、電源ケーブルやPF管は、ボックスよりも下になるように配置した方が良いです。
また、万が一、PF管の内部に水か侵入した場合にはその水が抜けるよう、PF管の一番低い部分には、水抜き用の穴を開けておくとベターでしょう。
PF管の経路が決まったら、PF管コネクタの先端を捻って、コネクタからPF管が抜けないようロックを掛け、PF管を外壁にサドルで固定すれば屋外側のボックスの設置は完了です。
6.芯線Φ2.0mmの電源ケーブルを配線する
電源ケーブルの経路となる箇所に対してのそれぞれの施工が出来たら、いよいよ新たな電源ケーブルを配線していきます。
設置を予定している三菱電機製の浴室暖房乾燥機”V-241BK5-RN”は、20Aの電流が必要な電気機器になりますので、今回は下記のような芯線Φ2.0mmのVVFケーブルを配線することが必須となります。お値段的には芯線Φ2.0mmの方がお高いですが、まあ仕方がないですねー(15Aまでなら芯線Φ1.6mmで対応が出来ます)
また、電源ケーブルの接続部は出来るだけ少ない方が安全です。そこで今回は、かなり面倒ですが、ジョイントボックスから分電盤までのケーブル接続が全くなくなるよう、1本の長いケーブルを通していきます。(面倒くさいことが出来るのがDIYの醍醐味です)

写真のように、浴室暖房換気扇の電源を接続する予定のジョイントボックスから電源ケーブルを挿入し、少しずつ屋内側へ送り込んでいきます。
まあ、予想はしていましたが…PF管の中で引っかかったりもしますし、引き出し口でケーブルの向きを変える配線になるので、作業は非常に面倒なものとなりました。
しかしながら、今回は母の住む実家への施工ですので、安全面では妥協できません。少しずつ少しずつ、電源ケーブルを屋内に向けて送り込んでいきます。
屋内へ十分な長さのケーブルが送り込めたら、続いては屋内側の作業に移っていきます。

屋内側のケーブル出入り口(洗面所側)には、写真のように保護用のPF管を配置しておきました。(屋内側は内壁が金属ではないのでPF管は不要ですが、念のための対応です。)ただ、このPF管は、あらかじめケーブルに通しておかないと後からの取り付けが出来ませんので注意が必要です。
続いて、洗面所を経由したケーブルを廊下の天井裏に通していきます。洗面所の廊下側の壁に新たな穴を開けて、天井裏にケーブルを通します。
廊下の天井裏までケーブルが通せたら、いよいよ3項で設置した天井点検口の出番です!

天井点検口から手を入れて、何とか天井点検口まで電源ケーブルを配線することが出来ました。(写真参照)あとはこれを分電盤まで配線して安全ブレーカーと接続させるだけです。
ただ、分電盤の裏側には当然ながらたくさんの電源ケーブルが配置されているので、ブラインド状態でケーブルを通すことは出来なそうです。そこで、分電盤側から天井裏へ通線用のワイヤーを送り込み、そこにVVFケーブルを縛り付けてワイヤーを引っ張ることで、分電盤までケーブルを通しました。(簡単に書きましたが狭い場所にケーブルを通すのは結構大変です。)
分電盤までケーブルが配線出来たら、あとは安全ブレーカーに接続するだけです。

安全ブレーカーへのケーブルの接続は簡単です。部品にストリップゲージ(ケーブルの被覆を剥く長さの指示)があるので、それに従ってケーブルの先端をVVFストリッパーなどで加工し、そのケーブル芯線を端子の奥まで挿しこむだけです。
写真の矢印部には、ケーブルが奥まで挿されたことを確認するチェックゲージがありますので、そのゲージがオレンジ色に変わるまでケーブルをしっかり挿しこみます。
また、ケーブルの接続解除はそのチェックゲージを反対側にスライドさせて抜くだけなので簡単です。(良く出来ている製品です)
なお、電気機器がつながってないのでケーブルを接続しただけでは電気は流れませんが、安全ブレーカーのスイッチはOFFにして作業します。(本当は主幹ブレーカーをOFFするべきですけど)
以上で、電源ケーブルの配線と接続が完了しました。(残るは仕上げの作業です)
7.電源ケーブルを固定して仕上げる
屋外から電源ケーブルを引き回して分電盤まで接続出来たら、安全ブレーカーをOFFにした状態で仕上げの施工を行っていきます。

まずは、洗面所に配線した電源ケーブルを、天井に綺麗にフォーミングして、ステーブルで固定していきます。
この時、ケーブルが露出する部分については、ケーブルが真っすぐになるようにフォーミングして綺麗に仕上げますが、ケーブルが曲がる部分の近くや、露出しない部分には多少の余長を残してケーブルに極端な負荷がかからないように仕上げるとよいです。
また、屋内側のケーブルの出入り口となる穴にはPF管を配置しましたが、穴に発生した隙間には、虫の侵入防止として、下記のような隙間パテを使用して埋めておきます。
屋内側がフォーミング出来たら、屋外側の電源ケーブルもフォーミングして整えます。

各ボックス内に多少の余長を設けながらケーブルをフォーミングしていき、ジョイントボックスで適当な長さにカットします。(ここでやっと最終的な電源ケーブルの長さが決まりました)
そして、PF管を外壁にしっかり固定し直したら、屋外側のフォーミングは完成です。(写真の状態です)
最後に、ジョイントボックス側に格納した電源ケーブルの先端をVVFストリッパーなどで加工して、浴室暖房換気扇と接続するための差し込み型コネクタを装着すれば、すべての施工は完了です。(差し込み型コネクタへのケーブル接続方法は、下記リンクのページをご参照ください)
施工が完了したら、新設した200Vの安全ブレーカーをONにして、ジョイントボックスまで200Vの電気が来ているか?をテスターで測定します。

結果は写真のとおり。しっかり200Vの電源が来ていることが確認できました!
以上で、200V仕様の浴室暖房換気扇を取り付けるための電気的な準備が完了です。(天井が2重になっていたりするトラブルはありましたが何とか無事施工できました。)
次回(④)は、三菱電機製の浴室暖房乾燥機”V-241BK5-RN”を購入して取り付けていきます。(母のヒートショックを防止するのが目的なので、寒くなる前に施工仕上げないといけないです…)
追記:その後の浴室暖房換気扇の設置工程は、下記リンクの記事をご参照ください。
コメント