【DIY】100均ダイソーの棚受け金具で耐荷重の大きな棚を作る

100均の棚受け金具を間柱に固定して耐荷重の大きい棚をDIYする

「部屋が散らかるのは、床に物を置くからだ!」と子供が嫁さんによく叱られています。今回は、物を浮かせて置ける量を増やすべく、100均ダイソーで購入できる棚受け金具を使用した木製の棚を3個DIYしました。棚の耐荷重確保が作成のポイントになりますが、壁内の構造を理解してしまえば、作成はとても簡単です。壁面に頑丈な棚を量産してお部屋をすっきりさせちゃいましょう!下記リンクにて動画も公開していますので、合わせてご参考にしてみてください。【DIY】#27 ”初心者向け”100均の棚受け金具を使用して、耐荷重の大きな棚を作成する

1.部屋が片付かない原因は?-床に物を置くべからず

部屋を片付けるためには、まずは断捨離で持ち物を減らす

部屋が片付かない一番の原因は「ものが多すぎるから」とよく言われます。部屋を片付けるためには、まずは”断捨離”をしてものを減らすことが重要です。

私は持ち物に対する思い入れが強いほうなので、思い出の詰まったものなどはなかなか捨てられない質です。「そんなの要らないでしょ?」と言われることも多いですが…やっぱりどうしても駄目なんですよね。(笑)

とはいえ、部屋がそんなに散らかっているか?と言えばそうでもありません。割と片付けている方だと思います。学生時代から通算すると14年くらいは一人暮らしをしていましたが、部屋がそれほど散らかっていたことはなかったと思います。

ただ、持ち物が多いことも影響してか、”とりあえず”「床に物を置く」というのをよくやります。置いた物が役目を終えたら片付けるので、それほど酷く散らかったりはしませんが、「床に物を置く」こと自体、片付け上手な人から見ると”ありえない”ことのようです。

物を床に置く習慣をつけると部屋が片づかない傾向にある

物を床に置いてしまう原因は、私の場合は「今から使おうとしている」ので片付ける必要はないだろうという考えが根底にあって、「物を置けるようなテーブルの上には既に違うものが乗っている」から床に置いてしまうという図式です。であれば、テーブルの上に既に乗っているものをどこかに移動させて、テーブルに”とりあえず”(一時的に)ものが置けるスペースを作ることが出来れば、床に物を置く状況は減らせるはずです。

そこで今回は、今現在テーブルに常態的に乗っているものを置いていく(避難させる)ための棚をDIYして、部屋のものを整理していきます。また、作成した棚には植物を配置して、すさんだ心の浄化も図っていきたいと思います。^^

2.100均の棚受け金具を使用して棚を作成する

最近は100均ショップでDIYの材料が購入できるようになった

最近では100均で購入できる商品の幅がぐっと広がりました。もちろん、見た目や精度などはそれなりになってしまう部分が多々ありますが、リビング以外で実施する”デザイン”をそれほど気にする必要がないDIYでは十分な品質のものが多いです。

今回も棚を作成すると決めたら、まずは100均へGoです。100均で足りなかった部品をホームセンターで補う作戦です。わが町八王子には、一つのモール内に、100均(ダイソー)とホームセンター(ケイヨーD2)が隣接しているモールがあるので、まずはそこで材料を調達します。

結果、購入したのは下記の材料です。

  • 棚受け金具 2本組(×3)by ダイソー
  • 1×6材 6フィート(×1)by ケイヨーD2
  • 木材用着色ステイン by ケイヨーD2

今回は上記の材料と、ネジや補強金具(100均購入品)を使用して、棚を3個DIYしていきます。(1個の棚に棚受け金具を2本ずつ使用して行きます。)

2.1 1×6材を棚の長さにカットする

木材のカットには電動丸ノコを使用すると一番早くて切断面も綺麗

まずは、棚板となる1×6材を必要な長さにカットします。私の場合は写真の電動丸ノコがあるのでそちらを使用していきますが、最近はホームセンターで1か所¥50くらいでカットしてくれますので、寸法を伝えてそのようなサービスを利用しても良いですね。

今回は、テレビの横に幅50cmの棚を2個作成し、残りの材料でテレビの上にセンタースピーカーを置く棚を作成します。6フィートの材料長さは約1,830mmですので、寸法誤差や切断時に木くずとなった分の寸法などで、テレビ上の棚板の長さは82cm程になりました。

2.2 棚板の形状を整えて表面処理する

続いて、カットした棚板の形状を整えます。

棚板の手前側の角にディスクグラインダーを使用してRを付けて丸めておく

今回は安全も考慮して、手前側の角は丸めておきたいので、ディスクグラインダーを使用して手前側の角にRを付けます。(触れることがない奥側の角にはRはつけません。)

その他のエッジはサンダーを使用して、触れた時に強いエッジを感じない程度に軽くつぶしておくくらいで良いと思います。

棚板の表面はサンダーでしっかり整えます。丸ノコで切断した面はそれほど荒れることはありませんが、手ノコで切断した場合は、表面がかなりガサガサになりますので、切り口含めたすべての面が出来るだけツルツルになるよう、サンダーで研磨します。(研磨することで、木工製品の仕上がりが良くなったように見えます。)

表面がつるつるになったら、お好みの仕上げ材で表面を仕上げます。今回は表面の木目が活かせるよう水性ステインのメープル色を準備して塗布ました。(この辺はお好みで。素材の風合いを生かしたい場合は、表面処理はしなくても良いです。)

2.3 棚板に棚受け金具を固定する

表面処理した塗料などが十分乾いて棚板が完成したら、棚板に棚受け金具を取り付けていきますが、まずは取り付ける壁面の状態を確認して、棚受け金具を取り付ける位置を決めます。

基本的に壁に棚を設置する場合は、棚受け金具を壁内の柱にネジ止めするのが最も大きな強度を持たせる方法になります。

石膏ボードの壁内には柱や間柱、筋交いなどが配置されている

壁内には図のように、概ね40~50cmくらいの間隔で「柱」と「間柱」が配置されていますので、壁裏センサーなどを使用して位置を調べます。(間柱は壁を形成する石膏ボードを固定するために配置されている柱です。)

なお、場所によっては、「筋交い」が斜めに配置されている箇所もありますので、壁裏センサーの検出結果がおかしいと感じた場合は、柱が斜めになっていることも疑ってみてください。(センサが壁内のケーブルに反応している場合もありますので、状況に応じて判断してください。)

確認の結果、テレビの上に設置する棚については、2本の棚受け金具のそれぞれをバランス良く柱に固定できることがわかりました。(左右対称にはなりませんでしたが、ある程度のバランスがとれていればよいです。)柱の位置に合うように、棚板に棚受け金具をネジ止めします。

テレビの横に設置する棚については、設置する棚のほぼ中心に間柱が1本だけ存在する配置になることがわかりました。2本の金具それぞれを柱に直接ネジ止めすることは出来なそうなので、とりあえず柱の位置は無視し、棚板の左右端に棚受け金具を固定します。(強度は別の方法で確保します。)

棚板の裏面に軸受け金具をネジ固定する

なお、今回購入したダイソーの棚受け金具は、L字の長いほうが20cm、短いほうが15cmです。1×6材の幅は約14cmなので、短いほうを棚板側にしても長さが合いません。

そこで、短いほうの先端を棚板の手前側に合わせて固定しました。そうすることで、壁に設置した時に棚板が壁から1cm程浮く設計になりますが、棚板を壁にぴったりつける必要性はありません。むしろ、棚板が浮いた方が、その隙間にケーブルなどを通すことが出来て棚の実用性が向上します。(結果オーライです。)

2.4 棚受け金具を取り付けた棚板を壁に固定する

棚板に棚受け金具を取り付けたら、それを壁に固定していきます。

棚受け金具を取り付けた棚板を石膏ボードの壁に固定する

まずは、水平器で水平を取りながら、棚を設置する場所に棚板を当て、棚受け金具を固定するためのネジ位置を明確にします。

テレビの上に設置する棚は柱に合わせて棚受け金具を固定したので、ネジ位置が決まったら、そのままネジを打って壁に固定します。石膏ボードの厚みが10mm程度はあるので、ネジが柱までしっかり届くよう、出来れば50mm以上のネジを使用したいですね。

テレビの横に設置する棚はそのままネジ固定しても、10mmの石膏ボードに弱々しく固定出来るだけで強度が確保できません。そこで、まずは下記のような石膏ボード用アンカーを壁に埋め込んでいきます。

アンカーの使用方法は、まずはネジを打つ位置に直径5~6mmほどの穴を開けます。そのためにドリルを用意するのは面倒なので、使用しているドライバーの先端を壁にぐりぐりと押し付けて、ドライバーで穴を開けてしまえばOKです。

石膏ボード用アンカーを使用する際にはドライバーの先端で穴を開ける

アンカーにはドライバーの先端が噛みこむようネジ頭のような「十字」が切られていますので、ドライバーを使用して石膏ボードに開けた穴にアンカーをねじ込んでいきます。

アンカーを石膏ボードにねじ込んだら、そこにネジを打って棚受け金具を固定します。そうすることで、石膏ボードに直接ネジを打つよりも大きな強度を確保することが出来ます。

以上で、壁への棚の取り付けは完了です。

3.柱に固定できなかった棚の補強

テレビの上に設置した棚については、柱にしっかりネジ固定出来たので、それなりの強度を確保することが出来ました。しかしながら、テレビの横に設置した棚はアンカーでネジが抜けないようにしたものの、所詮は棚と石膏ボードが強固に固定されただけです。石膏ボードが壊れれば棚が外れてしまいます。

そこで、柱と連結できていないテレビ横の棚については、100均で購入できる小さなL字金具を使用して柱と連結していきます。

棚板をL字金具で間柱と連結させて棚を補強する

棚受け金具と比較するとL字金具の大きさが小さいですし、材料の厚みもないので、当然ながら、棚受け金具を柱にネジ固定したテレビ上の棚などと比較すると強度は落ちますが、石膏ボードとだけ固定されている状態と比較すれば、強度は飛躍的に大きくなるはずです。(極論を言えば、石膏ボードが崩れても棚が壁面に残るようになります。)

デメリットとしては、見た目が若干悪くなってしまいますが、安全には変えられません。寝室のDIYは、細かいことを気にしては駄目です。(笑)

L字金具でテレビ横の棚と柱を連結できたら、補強作業は完了です。

・壁面に設置した棚に物を陳列する

棚の固定が出来たら、棚に物を陳列していきます。

テレビの周りに設置した棚に観葉植物を置くと生活に潤いが生まれる

テレビ上の棚には予定通り、センタースピーカーを配置しました。壁面との隙間から裏面にケーブルが通せるので実用性もばっちりです。

テレビ横の棚には、日々のパソコン作業で使用するメディアなどを置いていきますが、それだけではすさんだ心が癒されません。植物を出来るだけ配置して、テレビ画面を見ると事前に緑が視界に入るようにしてみました。

現状はウッドショックの影響で木材価格が高騰していますが、棚3個を作成するための材料費は¥2,000以下です。棚があるとなんだかオシャレ空間に見えるような気がするのは私だけ?娘も褒めてくれたので、これからいろんな場所に棚を設置していきたいと思います。(人が通る時に邪魔にならない場所限定で。)

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