フォルクスワーゲン車を所有していると「今すぐオイル交換と点検をしてください!」などというメッセージが出て来て驚くことがありますが、これは単にユーザーにオイル交換を促しているだけで故障などではありません。今回は、そのちょっと煩わしいメッセージをリセットする方法を紹介します。ついでに、メッセージが出る条件なども調べましたのでご参考にしてみてください。
1.ゴルフ7のサービスインターバル表示
最近の車はコンピューターが様々な車の状態をチェックしています。我が家で所有しているフォルクスワーゲン車も、乗り続けているとスピードメーターやナビ画面に色々なメッセージが出てきます。

今回は我が家のゴルフ7に写真のようなメッセージが出ました。「今すぐオイル交換と点検をしてください!」というメッセージです。こんなのが出ると、何か点検が必要な問題が起きているのか?と少し心配になりますよね。
でも安心してください。このメッセージは、ある条件下で定期的に出てくるメッセージです。使用者にオイル交換を促しているだけで、故障などではありません。
でも、このゴルフ7は、ついこの間自分でオイル交換をしたばかりです。それなのになぜオイルを交換しろなどと言われないといけないのでしょうか?
実は、オイル交換が行われたことを車が自分で検知してくれればいいのですが…現在の車はそこまでお利口さんではありません。オイル交換をしてあげても、「オイル交換したよ!」って車に知らせてあげないと、このようなメッセージが永遠に出てしまうのです。
2.サービスインターバルが表示される条件は?
では「今すぐオイル交換と点検をしてください!」というメッセージが出るのはどのような条件になるのでしょうか?
ゴルフ7の場合、前回のオイル交換(メッセージを消した時点)から「15,000km」走行すると出てくるメッセージになるようです。
でも、それはちょっとおかしいですよね?下記リンクの過去記事で、フォルクスワーゲンの純正オイルの仕様などをまとめましたが、基本的にフォルクスワーゲンの純正オイルはロングライフのオイルになっています。
具体的には「30,000kmまたは2年まで交換不要」、つまり車検を受けるタイミングで交換すればよい仕様になっていますので、その半分の15,000kmでメッセージが出るのは車の仕様としておかしい気がしますよね??(下記はフォルクスワーゲン純正オイルです)
ただ、私はVW純正オイルが本当に2年も使用できると思っていませんので、6カ月毎に下記のオイル使用して交換するようにしています。使用しているのはロングライフでもなんでもないオイルなので、私が憤る話ではありませんでした。ごめんなさいww
いずれにしても、「今すぐオイル交換と点検をしてください!」は、実際のオイルの状態に関わらず定期的に出てくるメッセージです。日ごろからしっかりオイル交換していれば、全く気にする必要はありません。
3.サービスインターバル表示のリセット方法
2項で説明した通り、スピードメーターに表示される「今すぐオイル交換と点検をしてください!」のメッセージは、あまり気にする必要はないサービスインターバル表示になりますが、メッセージが出続けているのは少々気持ちが悪いですよね。(家族から「パパ!しっかり整備してくれているの?」と叱られてしまう要因になります。)
基本的にはオイル交換したことを車に知らせてあげれば消えてくれるメッセージです。方法もとても簡単ですので、早々にリセットしちゃいましょう。
まずは、スピードメーター中央下部の「0.0」ボタン(「トリップメーター」をリセットするボタン)を押しながらイグニッションをONします。(エンジンは掛けませんので、ブレーキは踏みません)

そうすると、写真のように「オイル交換サービスをリセットしますか?」というメッセージが表示されますので、その状態でもう一度「0.0」ボタンを押せばリセットすることができます。作業は極めて簡単ですね。
リセットが完了すると、次にメッセージが表示されるのは、更に15,000km走行した後です。実際にオイル交換をしなくてもメッセージを消すことは出来てしまいますが…車を大切に乗るならば、定期的なオイル交換は必須ですよ!
追記:我が家のゴルフ7は紹介した方法でリセットが出来ましたが、同じゴルフ7でも年式や型式によってリセットできない場合があるようです。その場合は、VCDSなどの車のコンピューターと通信するツールを使用してリセットする必要があります。(私のティグアンは、いつもVCDSを使用してリセットしています)
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