【アクアリウム】川魚飛び出し防止用の蓋をDIY-サーモウッド製

サーモウッドで魚飛び出し防止用の蓋をDIY-アクアリウム

タナゴビオトープの脇に設置したタナゴ繁殖用サテライト水槽に、泳ぎの早い川魚(タナゴ)の飛び出し防止用の蓋を作成しました。使用した材料はフィンランドで開発された木材-サーモウッドです。下記リンクにて作成する動画も公開していますので、皆様のDIYのご参考になれば嬉しいです。アクアリウム】川魚飛び出し防止用の蓋をDIYで作成する-サーモウッド製の腐食しない蓋

1.泳ぎの早い川魚の飛び出し事故

水流のある川で生活し、肉食魚や鳥などから逃げなければいけない川魚は、総じて流線型のフォルムをしていて泳ぎが早いです。

水槽内で群れて泳ぐタナゴは意外と泳ぎが早い

私は川でガサガサをやるのですが、捕まえてきた魚を自宅で飼育することも多く、今まで飼育した魚は、カワムツ、オイカワ、タモロコ、アブラハヤ、シマドジョウなど。その他、ヤリタナゴやアカヒレタビラなどを釣って持ち帰ったりしていて、今までたくさんの川魚を飼育してきました。現在はショップで購入したニッポンバラタナゴを加えて、ヤリタナゴやシマドジョウとともに飼育しています。

川魚を飼育する上で注意しないといけないことは、魚の飛び出し事故です。前述のとおり川魚は泳ぎが上手なので、水槽に蓋をしておかないと勢い余って水槽から飛び出してしまい、発見される頃には表面が乾いて虫の息です。

ドジョウなどのエラ以外で呼吸ができると言われている魚は、ある程度乾いた状態で発見しても、すぐに水槽に戻してあげれば復活してくれることもあります。しかしながら、大体のお魚は発見した時には手遅れになっていることが多く、川魚を飼育する場合は飛び出し防止用の蓋を設置することがとても重要です。

2.我が家の川魚飛び出し防止対策

我が家の川魚飛び出し防止に対する対策状況を説明します。

まず屋内飼育している水槽には購入時に付属されているガラスの蓋を使用し、さらにそのガラスの蓋(4角など)に発生する隙間にはスチレンボードなどで小さな蓋を作成して隙間を埋めるようにしています。その状態で飛び出し事故の発生はありません。

タナゴビオトープの魚飛び出し防止用の蓋は周囲の木枠

屋外飼育のタナゴビオトープではオーバーフロー排水で水槽上端から水面を5cm程下げているのに加えて、外周に木枠を設けて飛び出そうとする川魚を跳ね返す対策を施しています。(ネズミ返しならず、魚返しですね。)その対策で、現時点で飛び出した魚はいません。なお、木枠には雨に濡れても腐食しにくいと言われている”焼き杉”(杉材の表面を焼いて加工した木材)を使用しています。

メダカビオトープのシマドジョウのために設置した魚飛び出し防止用の蓋は周囲の木枠

メダカビオトープについては、メダカ自体は泳ぎが遅いので飛び出し防止の対策は不要です。しかしながら、今年は残飯処理要員のシマドジョウを投入したので飛び出し防止対策が必要となりました。そこでありあわせの木材で飛び出し防止用の枠(魚返し)を作成して対応しています。この対応で飛び出したシマドジョウは現時点でいません。なお、メダカのビオトープは我が家のベランダの軒下に当たる位置に設置されているため、木枠には通常の木材を使用しています。(本格的な雨では多少濡れますが、痛んだら作り直す考えです。)

以上のとおり、屋内水槽、及び屋外の各ビオトープでは飛び出し防止対策実施済みが、今年は屋外にもう1つ「タナゴビオトープのサテライト水槽」を設置しています。(サテライト水槽の設置については下記記事【アクアリウム】タナゴの繁殖-稚魚&二枚貝飼育用サテライト水槽にて内容を紹介しています。)現状では、産卵・稚魚浮上待ちのドブガイのみが入れられている状況ですが、今後はこちらのサテライト水槽で赤ちゃんタナゴが浮上して育つ予定になっています。よって、今後に向けては新たに飛び出し防止対策をする必要があります。

3.サテライト水槽の魚飛び出し防止対策

まずは、サテライト水槽の魚飛び出し防止の具体的な対策方法を決めます。

本来であれば、上面全部をガラス製の蓋で覆うのが一番良いのですが、ガラスで蓋を作るのは大変そうです。(ガラス加工はやり直しが利かないので苦手です。)経験上、飼育している川魚が飛び出すのは、何かに驚いたり逃げたりする時です。水槽の壁にぶつかって泳ぐ方向を上向きに変えて、勢い余って水槽の縁から外へ飛び出すことがほとんどです。(私見ですけど。)なので、蓋の仕様は外のビオトープ同様に水槽の縁を枠状に覆って対策すれば概ね問題ないと思っています。(各ビオトープの枠状の魚返しですね。)

タナゴビオトープ脇に設置したサテライト水槽は雨ざらしのため飛び出し防止蓋には腐食対策が必要

形状が決まったらその材質ですが、サテライト水槽はタナゴビオトープの横に設置していて、雨ざらしになる位置に設置しました。よって、設置する枠は雨に濡れても腐食しにくい材料を使用する必要があります。早速、焼き杉などを探しに大型のホームセンターに向かいます。(小型の店舗では焼き杉までは置いてないことが多いです。)

以前に焼き杉を購入したホームセンター(コーナン)で同様のものを探しますが…ウッドショック(コロナで木材が不足しているみたい)の影響があるのでしょうか?以前に購入した焼き杉が見つかりません。アクアリウムに使用するので防腐剤入りの材料を使いたくないですし…店内を隈なく探すと、腐食に強そうな下記の材料が見つかりました。

ウッドデッキなどに使用するサーモウッドと呼ばれる材料です。説明を読むと天然木を使用していて防腐剤は使用されてなさそうです。しかしながら…焼き杉と比較すると値段が高い。ちょっと誤算でしたが、他に選択肢がなさそうなので、こちらの材料を購入して帰宅しました。

調べてみるとサーモウッドは、フィンランドの高温乾燥技術にて開発された、非常に腐りにくい天然木素材とのことです。魚の飛び出し防止用に使用するのは少し勿体ない気もしますが、とても長く使用できそうですね。(ログハウス本場の技術力に期待しましょう。)

4.サテライト水槽の魚飛び出し防止蓋の作成

材料が準備出来たら早速、蓋(木枠)を作成していきます。

木枠の組み方はタナゴビオトープのように板の端部を重ねてしまうのではなく、メダカビオトープのように木枠の端面を45°でカットして、それを組み合わせて四角い枠を作る構造にすることにしました。

タナゴ繁殖用のサテライト水槽に設置する蓋の材料であるサーモウッドを電動丸ノコで正確にカットする

サテライト水槽の寸法を測定して、材料をカットします。メダカビオトープの木枠を作成した際は材料を手ノコでカットしたため、端面の垂直度が出ていなくて材料の合わせに隙間が発生してしまいました。今回はお魚の木枠のために、わざわざ電動丸ノコ丸ノコガイド定規を使用して精度良くカットしました。

カットした材料の合わせは、合わせ面に穴を開けてダボでつなぐのが最も美しいのですが…流石に水槽の蓋にそこまでの手間をかけるのはちょっと面倒なので、裏面にL字の金具をネジ止めして固定しました。

端面を45度に切った木材をL字金具で固定して木枠化し、細かい部分を加工して仕上げる。

枠が組めたら設置箇所との干渉部分(角部)を一部カットします。(こちらの加工は手ノコで加工を行いました。)

最後に、サテライト水槽に水が流れ込む”L字塩ビ管”を固定する(挿入する)穴をホールソーで開けて完成です。(写真は穴加工の途中の状態です。)ただし、ここで1点失敗が…加工する穴は裏面の”L字金具”を避けて開ける必要があるため、ホールソーを裏面側から当てて穴を開けたのですが、ホールソーが貫通する際に表面側の穴端面が欠けてしまいました。穴の開け始めは裏面側からで良いと思いますが、貫通の瞬間は表面から行うべきです。今後の木材の穴あけ加工では十分注意したいと思います。(乾燥しているサーモウッドは特に欠けが発生しやすい気がします。)

5.サテライト水槽の魚飛び出し防止蓋の設置

完成したタナゴ繁殖サテライト水槽の魚飛び出し防止用のサーモウッド製の木枠蓋

完成した木枠をサテライト水槽に設置し、加工した穴に水が流れ込む”L字塩ビ管”をセットします。寸法的には完璧です。

蓋がセッティングが出来たら、ろ過装置を作動させて、サテライトに水が流れ込むか?を確認します。流れ込みの感じも蓋を付ける前と変わらず問題なしです。

これで浮上したタナゴが成長しても、飛び出さない環境となりました!

・川魚飛び出し防止蓋(木枠)を設置した感想

アクアリウムで飼育される魚は、飼育する側のエゴで一生を水槽の中で過ごします。まあ、餌に困らなかったり、外敵に襲われなかったりというメリットはありますが、飼育する側のエゴで飼う以上、飼育する側の不注意で死なせてしまうのはあまりに可哀そうです。今回は、飛び出しの被害が出る前に、対策が打てて良かったです。

それと、ホームセンターに焼き杉がなかったのが少し気になりました。2×4材などのお値段も上がっている気がしましたし、木材を使用したDIYを良く行う我々にはちょっと厳しい状況です。(もちろんプロの皆さんにとってはもっと厳しいと思いますが。)このような混乱が早急に終了して、通常の状態に戻れることを願ってやみません。

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