【車-情報】車庫証明の取り方-自分で手続きする際の必要書類など

車庫証明の取り方-自分で手続きする際の必要書類など

改めて考えてみたら車屋さんで車を買ったことのないことに気が付きました。したがって、車購入時の移転登録などは、毎回すべて自分で申請しています。今回は15年ぶりに車を購入して、久しぶりにいろいろな申請を行ったので、備忘録も兼ねて、その方法をまとめたいと思います。その第1弾は「車庫証明の取り方」です。必要書類や申請場所、かかる費用などをまとめました。そんなに難しくない申請ですので、皆さんも是非トライしてみてはいかがでしょうか?

1.車購入時に必要な車庫証明とは?-申請する機関は?

車を購入する際に必要な車庫証明ですが、まずどうしてそのような証明が必要なのでしょうか?

車庫証明の正式名称は「自動車保管場所証明書」です。車を新たに所有する人が、「ちゃんと駐車するためのスペースを持っていますよー!」というのを証明するために必要な証明書類です。車庫を持っていない人が車を所有して、その辺に路上駐車したら周りの人は非常に迷惑ですよね?そのような問題を発生させないために車を取得する際に、駐車スペースの有無を確認するわけです。

車庫証明を申請するのは所轄の警察署

上記の目的から、申請する場所は所轄の警察署になります。警察署に駐車場となる場所の位置や広さ、そしてその駐車場にどの車が駐車するか?を登録して、警察署長に証明してもらいます。

警察署に申請すると聞くとなんだか厳格で難しそうな申請に聞こえますが、その辺は日本のお役所仕事です。例え申請内容に虚偽があったとしても、申請に必要な報告内容がすべて網羅されていれば(明確に記載されていれば)、申請自体は容易に通ってしまうと思われます。

車がはみ出しそうな小さい駐車場でも車庫証明は取得可能

明らかに駐車スペースが足りてなくて歩道にはみ出して駐車されている車を見たりしたことはありませんか?要は、どう考えても駐車できないようなスペースでも、駐車できるかのように申請してしまえば、審査は簡単に通ってしまうということです。言葉は悪いですが、現場の確認まではしないルーズな審査です。難しく考える必要はありませんので、是非自分でやってみてください(ただし、申請には虚偽がないようにしてください。)

2.車庫証明は自分で簡単に取得できる?その費用は?

まず「車庫証明は自分で簡単に取得出来るか?」ですが、答えはYES!です。申請書類を準備して、所轄の警察署に申請する時間さえあれば、どなたでも簡単に所得することができます。(前述のとおり審査自体はルーズなので、同一駐車場に複数の車の登録があるなどの致命的な問題がなければ、審査はほぼ通ると思います。)

車庫証明の申請費用は収入印紙で支払い

費用も想像しているよりも少額です。地域によって若干費用が異なるようですが、¥2,500~2,800くらいです。我が町八王子では、申請時に¥2,100、受取時に¥500、計¥2,600円で取得出来ました。

噂では車屋さんで代行取得してもらうと費用が1万円を超えるとも聞きます。いくら何でもぼったくり過ぎです。高いお金を払って車を購入するんだからそのくらいサービスでやれないもんかね?と個人的には思います。後述する書類の書き方さえ覚えてしまえばそれほど難しい申請ではありませんので、皆様もご自分で申請されることをおススメします。

仮に私が車屋さんで車を買うとしたら、色々と値引きしてもらって車などの価格がすべて決定した段階で「諸費用ですが、この車庫証明は自分で取得できるので大丈夫です。見積もりから削除してください。」と最後にその分の金額を引いてもらうと思います。^^

なお、申請から発行までは1週間程度かかります。(概ね、5営業日みたいに言われた気がします。)大した証明書類ではないですが、お役所仕事なのでそんなもんですよね。その期間で何を調べているか?は不明ですが、そこそこ時間がかかる申請なので、余裕を持った対応が必要です。

また、申請の受付、及び証明書の受け取りは平日のみです。この辺はいかにもお役所仕事ですね。ただ、車庫証明は、委任状なしで代理申請が可能です。申請する方(車を取得する方)の「運転免許証のコピー」を代理申請者に渡しておけばよいだけなので、有給休暇を取得しなくて済むのは非常に助かりますね。(私は嫁さんに代理申請してもらいました。)

3.車庫証明の申請に必要な申請書類は?

車庫証明の申請に必要な書類は下記のとおりです。具体的な書き方などはリンク先を参考にしてください。

1.自動車保管場所証明申請書
2.保管場所標章交付申請書
3.車庫の所在図・配置図
4.自認書または保管場所使用承諾証明書
5.使用する駐車場の位置が確認できるもの

1と2は警察署に複写式の用紙がありますのでそれを使用するのが良いです。(1の2枚目が2になっています)駐車する車の「車名」「型式」「車体番号」「自動車の大きさ」を車検証に記載された内容のとおり正確に記載する必要がありますので、車検証が手元にあるならそれを見て正確に記入します。納車がまだで手元に車検証に相当する書類がない場合は、車の情報を車販売店などから入手しておきましょう。

車庫証明の申請時に作成する駐車場の配置図

3も警察所に用紙がありますが、複写式などではないのでインターネットから用紙を印刷して、事前に記入してしまって大丈夫です。駐車場周辺の地図や駐車場の大きさを示す図面を書くので鉛筆で書きたいところですが、ボールペンでないと叱られますので注意してください。地図は目印となる最寄りの建物や施設を起点にしてどのような位置にあるか?を記載しておけばよいです。(GoogleMapなどのデータを貼り付けてもいいみたいです。)駐車場の大きさは、図の要領で駐車場の面している道路の幅、駐車スペースの位置・寸法などを図示します。

4は駐車場の使用権があることを証明する書面です。駐車場が自分の土地の時は「自認書」を作成し、借りている駐車場を使用する場合は、大家さんに「保管場所使用承諾書」を書いてもらいます。駐車場の管理会社に頼めば大家さんに依頼して書いてもらえますが、その昔に駐車場を借りていた時には、¥5,000とかの額を取られた気がします。書類書くだけなのにホントぼったくりですねー。

5は位置が存在することが確認できればなんでも良いようです。駐車場が自宅であれば、運転免許証や消印付きの郵便物を持っていけば大丈夫です。家から離れた駐車場を借りている場合などはどうするんだろう?4の「保管場所使用承諾書」で問題ないような気がしますが、駐車場の賃貸借契約書を準備しておくと安心ですね。

4.車庫証明の申請手続き

最寄りの警察署で書類をすべて準備したら、その書類をまとめて窓口に提出し担当の署員さんに書類をチェックしてもらいます。車庫証明を取ろうとする駐車場に、前に所有していた車が登録されている場合は、前の車がどうなっているか?聞かれたりしますが、売却などで処分したことを口頭で伝えれば問題ありません。(私は前の車を処分する前に新しい車の車庫証明を取りにいきましたが「売却しますー!」で大丈夫でした。)

署員さんの書類チェックが終わると申請費用分の収入印紙を購入するよう言われますので、別の窓口で収入印紙を購入して所定の用紙に貼り付けて再び窓口に提出します。

処理が終わると、車庫証明の「引き換え書」的なものを受け取って申請は完了です。その際、車庫証明が受け取れる日も明確にしてもらえます。

5.車庫証明の受け取り

車庫証明が受け取れる日が来たら「引き換え書」をもって同じ警察署に引き取りにいきます。書留などで郵送してくれればいいんじゃね?と思いますが、その辺はやはりお役所仕事です。再び出頭する必要があります。

引き取りは「引き換え書」があればどなたでもOKです。発行に必要な収入印紙を購入して車庫証明を受け取ります。車庫証明と一緒に渡されるものは下記のとおりです。

  1. 自動車保管場所証明書(車庫証明書)
  2. 保管場所標章番号通知書
  3. 保管場所標章
車庫証明書は紙一枚

1の車庫証明は、車の名義を自分に替えてナンバープレートを発行してもらう際に必須な書類です。有効期限は証明日から1カ月ですので、車が納車されるまで大切に保管し、納車後は早めに手続きにいきましょう。

2は申請書の本人控え的な感じで「保管場所標章番号」が記載されたものが配布されます。3の再発行に必要なので「大切に保管してください」と書かれていますが、必要になったことがないです。

3は「保管場所標章番号」が記載された円状のステッカーです。車の後部ガラスに貼るように指示されますが…私は貼り付けたことがありません。(こんなステッカーかっこ悪いし。)ステッカーがなくて叱られたこともないので、今までは貼らなくても実害はなかったです。ステッカーを貼っていないなら、必然的に2は必要なくなりますね。^^

・車庫証明について思うこと

車庫証明の取得はホントに簡単です。インターネットでも記載見本が見れますし、警察署にも見本があります。車という高い買い物をするときだからこそ、自分で出来ることは自分でやって、大切なお金を節約しましょう!

また、車庫証明の意義については理解しています。世の中、モラルの低い人がたくさんいますので、一定の制限をかけることは重要です。しかしながら、その管理についてはホントに”ざる”だと思います。常態的に路上駐車している車も見かけますし、他県ナンバーの車を自宅に止めている人は車庫証明を取っていないんですよね?日本の警察にはその辺のお仕事をもっとしっかりやって欲しいと思う今日この頃です。

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