【DIY】TIVケーブルを天井配線してスピーカーを壁面に常設する

TIVケーブルを天井裏に配線してスピーカーを壁面に常設するDIY

5つのスピーカーを使ってサラウンドで映画などを楽しむアンプを所持していますが、後方に設置するスピーカーをその都度設置しないといけないため、ほとんど使用出来ておりません。そこで今回は、壁内や天井裏にケーブルを配線して、後方の壁面にサラウンドスピーカーを常設するDIYを行いました。使用するケーブルにはオーディオケーブルよりも安価な”TIV-Fケーブル”を使用しています。下記に動画も公開していますので、皆様のDIYのご参考になれば嬉しいです。【DIY】#28 TIVケーブルを壁内・天井に配線してリアスピーカーを後方壁面に常設化する

1.サラウンドスピーカシステムとは?

サラウンドスピーカーシステム

「映画をより迫力のある音で楽しみたい!」という欲望をご家庭でも享受したい時に使用されるのが「サラウンドスピーカーシステム」です。複数のスピーカーを使用することで、空間的な膨らみがあって迫力がある音が楽しめます。

「サラウンドスピーカーシステム」とは、どういうものなのでしょうか?改めて整理してみましょう。

まず、1つのスピーカーからのみ音が聞こえてくるのが「モノラル」です。昭和のラジカセや小型の携帯用ラジオなどから聞こえてくる音声ですね。音はスピーカーのある方向から”のみ”聞こえてきます。

2つのスピーカーから音が聞こえてくるのが「ステレオ」です。L(左)R(右)の左右二つのスピーカーから音を出すことで、音が広がりを持つようになり、空間のどこで音が鳴っているか?などを認識できるようになります。

スピーカーで聴く人を囲むのがサラウンドスピーカーシステム

上記に対して、複数のスピーカーを”囲む”(Surround)ように配置して、音に更なる立体感を持たせたのが「サラウンドスピーカーシステム」です。

「サラウンドスピーカーシステム」も使用するスピーカーの種類や数などによってバリエーションがあり、「x.x.xch(チャンネル)」(xは数字)という感じで表現されます。

1番目の数字は「スピーカーの数」です。「5」の場合は、正面左右に配置するスピーカーの他に、前面中央に「センタースピーカー」、背面の左右に「サラウンドスピーカー」を配置し、計5個のスピーカーで音を形成します。「7」の場合は、後方に更に2個のサラウンドスピーカーを配置して計7個のスピーカーで音を形成しますが、一般的なのは「5」ですね。

2番目の数字は重低音に特化して音を鳴らす「サブウーファー」の数です。映画が始まる時には、何かのクレジットが表示されて無意味に重低音が鳴り響きますが、その時に音が鳴るスピーカーが「サブウーファー」ですね。賃貸では重低音が響くと騒音問題になるのでなかなか使用できないと思いますが、「サブウーファー」があると低音が効いて、より迫力のあるサウンドになります。

3番目の数字は天井などに埋め込んだ「トップ(ハイト)スピーカー」の数です。そもそも3番目の数字なんて昔はなかったと思いますので、ご家庭で使用されている方はなかなか少ないでしょうね。

その他にも「Auro-3D」などと呼ばれるものもあるようですが、我々にはそこまで増やしたとて、音の違いがわからないと思いますので割愛します。(笑)

2.我が家のサラウンドスピーカーシステム

サラウンドスピーカーシステムに使用しているYAMAHAのDSP-AX530

我が家のサラウンドスピーカーシステムは、5.0chです。音声を出力するアンプには写真のYAMAHA”DSP-AX530”を使用してします。仕様的には5.1chの音声を出力できる状態にはなっていますが、サブウーファーを所持していないため、5.0chで楽しんでいます。

配置としては、DIYしたテレビ上の棚にセンタースピーカーを配置し、左右のスピーカーをテレビの左右に配置するオーソドックス・スタイルです。(テレビ上の棚の作成については、別記事【DIY】100均ダイソーの棚受け金具で耐荷重の大きな棚を作るをご参照ください。)サラウンドスピーカーについては、普段は左右のスピーカーの上に置いておき、サラウンドを楽しみたい時だけ後方左右に配置して使用しています。

リアスピーカーとして使用しているYAMAHAのNS-10MMT

しかしながら、この”見たい時にサラウンドスピーカーを配置する”のが結構面倒なので、最近ではサラウンドスピーカーを使用する機会が減りました。サラウンドスピーカーには写真のYAMAHA”NS-10MMT”を使用していますが、せっかく購入したのに使用しないのは勿体ないですね。

そこで今回は、サラウンドスピーカー用のケーブルを壁内や天井裏に通して背面側まで引き回し、サラウンドスピーカーを背面の壁に”常設”するDIYを行っていきます。

3.サラウンドスピーカーを壁面に設置する

まずはサラウンドスピーカーを背面側の壁面に設置していきます。

リアスピーカーとして使用しているYAMAHAのNS-10MMTの背面にはネジで吊り下げるためのブラケットが付いている

スピーカーの背面には、ネジを引っかけて吊ることが出来るブラケットが付いています。壁面に固定したネジをブラケットに引掛けることで、スピーカーを壁面に吊り下げていきます。

しかしながら、スピーカーを壁面の上方に固定していきたいのですが、壁面に直接固定したネジにスピーカーを引っかけるだけでは、スピーカーに角度がつけられません。斜め下に向かって音を出したいので、取り付けたスピーカーには下向きの角度を付けたいです。

IKEAの壁掛けフックは土台とフックが別ピースになっていて土台をしっかり固定することでフックの強度が確保できる

そこで、壁面に写真の壁掛けフックを取り付け、フックに固定したネジでスピーカーを吊ることで、スピーカーに角度を付けていきます。

こちらの壁掛けフックはIKEAで購入したものですが、土台を壁面に固定した上から木製のフックを被せるという2ピース構造になっています。土台を壁の柱にしっかりネジ固定することで、耐荷重の大きな壁掛けフックになります。スピーカーを吊り下げるくらいであれば十分耐えられるような仕様です。

壁に強固に固定できるIKEAの壁掛けフックにネジを取り付けてスピーカーを吊り下げる

まずは、壁掛けフックのスピーカー吊り下げ用ネジを取り付ける場所にマーキングし、ドリルで下穴を開けます。そして、その穴に吊り下げ用のネジを付けます。耐荷重の高いフックになるよう、堅い木材が使用されていますので、下穴を開けないとネジを入れていくのは難しいです。

なお、このネジはスピーカーを吊り下げるためだけに使用するのではなく、壁掛けフックを貫通して更に壁に固定できるようにしたいので、壁まで届くよう少し長めのネジを使用しておきます。(写真では裏面側からネジ先端が出ないレベルまでしかネジを締め込んでませんが、壁に取り付ける際には更に奥まで締めこんで、ネジを壁まで突き刺します。)

壁掛けフック側の加工が出来たら、壁掛けフックを壁に固定していきますが、壁にしっかり固定するためには、壁内の柱(間柱)に直接ネジを打つすることが重要になります。壁裏センサーなどを使用して壁内の柱の位置を明確化します。(下写真のマスキングテープの位置が柱の端面です。)

IKEAの壁掛けフックの土台を壁内の柱にしっかり固定することでフックの強度をUPすることができる

サラウンドスピーカーを設置したい場所の下には出窓があり、出窓の両側にはしっかりとした柱が配置されていました。今回は、その柱を狙って長めのネジを突き刺し、壁掛けフックの土台を壁にしっかり固定していきます。

土台が固定出来たら壁掛けフック本体を被せて、スピーカーを引っかけるために取り付けたネジも壁に突き刺していきます。こうすることで、4個のネジで壁に取り付けられる仕様になりますので、壁掛けフックをかなり強固に壁に固定することができます。(ベッドの真上に設置しても心配ない!はずです。)

IKEAの壁掛けフックにスピーカーを吊り下げて壁面上方に常設する

壁掛けフックが固定出来たら、フックに固定したネジにスピーカーのブラケットを引っかけて吊り下げます。

壁掛けフックの表面に角度が付いているので、取り付けたスピーカーにもいい感じで斜め下向きの角度を付けることが出来ました。(狙い通りです)

片側(左リア)のスピーカーが取り付け出来たら、もう片側(右リア)のスピーカーも出窓横の柱を利用して、壁面にしっかり取り付けていきます。

4.スピーカーケーブルの配線仕様を設計する

スピーカーが壁面に固定出来たら、そのスピーカーにケーブルを配線する方法を考えていきます。

スピーカーケーブルは、出来る限り壁内や天井裏に配線して、ケーブルが極力見えないようにしていきます。(2階のケーブル配線は、天井裏が使用できるのでいいですね。)

リアスピーカーを後方壁面に常設するためにケーブルを壁内と天井裏に引き回すケーブル配線設計図

検討した結果、図の通りにケーブルを配線することにしました。

まずは、ステレオアンプに接続したケーブルをアンプと同一面上にあるコンセントから壁内に通していきます。

壁内に通したケーブルを天井裏まで引き回したら、天井裏の屋根裏収納の横(図では手前)の空間にケーブルを通してスピーカーを設置する壁側まで引き回します。

スピーカー側まで引き回したケーブルは、壁面上部に新設する”ケーブル引き出し口”から引き出して、壁面設置したスピーカーに接続させます。

また、ステレオアンプからスピーカーまでを1本のケーブルで繋ぐと工事難易度が上がりそうです。ケーブルは2本に分割して、天井裏に新設する”中継用端子台”で接続する仕様とします。

5.スピーカーケーブルにはTIVケーブルを使用

続いて、施工に使用する材料を考えていきますが、まずは使用していくケーブルを決めます。

スピーカーケーブルには、VVFケーブル内のIVケーブルを使用すると良いという記事をよく目にします。IVケーブルは芯線が銅の単線になっていて抵抗値の低いので、音の信号を伝えるのに優れているとのことです。

バナナプラグがついたオーディオケーブルは比較的高価

しかしながら、”高級な”オーディオケーブルと比較すれば、費用対効果でIVケーブルのメリットが出るのかもしれませんが、VVFケーブル自体はそれほど安いものではありません。そこまでいい音を求めていない私にとっては十分高価ですし、IVケーブルは見た目としてもあまりよろしくないです。

現状で使用しているオーディオケーブルは、ビックカメラで1m単位で販売していた¥100/m程度の安物のケーブルだったと記憶してます。仕様的には”より線”仕様で、購入からは既に15年以上経過しています。(家を購入するよりも前から我が家に存在していたはず。)ケーブルの耐用年数がどれほどか?はわかりませんが、材質が銅であれば、表面が酸化して性能的には劣化しているはずなので、壁内や天井に引き回すのであれば、新しいものに換えたいです。

また、ケーブルを壁や天井に通していくので、長さ的には最低でもトータルで20m以上は必要になると思われます。切り売りの安価なオーディオケーブルでみ¥100/m以上はするので、新調すると¥2,000超えです。お金を極力かけないDIYを信条としている私にとってはちょっと微妙な金額です。

そこで今回は、芯線が銅の単線仕様であるIVケーブルが特性的に優れているのであれば、同じく銅単線のケーブルであれば問題なく使用できるのでは?との発想で、より安価な下記のケーブルを準備しました。

ELPAのTIVケーブル(ホワイト)です。通称「ベル線」(チャイムコード)と呼ばれるもので、電気工事ではチャイム外側の独立した60V以下の回路などで使用されるケーブルです。

芯線は銅単線のΦ0.8mmで、IVケーブルと比較すると断面積が1/4になってしまいますが、Amazonで10m品が¥300程度で購入できるので、電気屋さんで安価なオーディオケーブルを購入するよりお得になります。

よって今回は、コスパを最大限考慮して、このTIVケーブル(通称:ベル線)を10m×3個購入して配線しすることにしました。長めにケーブルを購入することで、スピーカーとの接続部分に余長を設け、余った分を左右のメインスピーカーやセンタースピーカーのケーブルにも使用します。

6.スピーカーケーブル配線に必要な材料

スピーカーケーブルとして使用するTIVケーブル含めた、今回のDIYに使用する材料は下記です。

スピーカーケーブルを壁内及び天井裏に配線するために準備したTIVケーブルとテレフォンガイドなどのコンセント機器
  • TIVケーブル(10m×3)
  • コンセントボックス
  • 連用取付枠
  • ベース(樹脂製の枠)
  • フェイスプレート(1個口)
  • テレフォンガイド(電話線引き込み口×2)
  • ブランクチップ
  • 端子台

まず、スピーカー側のケーブル引き出し口にはコンセントボックスを埋め込み、真ん中にテレホンガイド(電話線引き込み口)を取り付けた連用取付枠を固定して、ベースとフェイスプレート(1個口)を装着して仕上げます。(下写真を参照してください)

電話線引出し用のテレフォンガイドを連用取付枠に装着してスピーカーケーブルを壁内から出入りさせる

アンプ側のケーブル挿入口は、現状でLANコネクタ(以前に【DIY】自宅2階の有線LAN化工事 -通信速度大幅UP-で設置したぐっとす情報モジュラージャック)が真ん中に1個のみ接続されているので、LANコネクタを上段に移動させて、下段にテレフォンガイドを固定します。そして、真ん中に空いたスペースにはブランクチップを装着して、フェイスプレートを1個口⇒3個口仕様に加工して仕上げます。

ケーブルの中継に使用する端子台には、電気工事試験の練習用に購入した端子台を流用し、ケーブルが6本接続できる端子台の4本分を使用していきます。

7.スピーカーケーブルを壁内と天井裏に配線する

材料が準備出来たら施工をしていきます。

7.1 スピーカー(ケーブル引き出し)側の施工

まずはスピーカケーブルの引き出し口を施工して、スピーカーから中継用端子台までのケーブルを配線します。

石膏ボードの穴あけにはマルチツールを使用するのが便利

壁裏センサーを使用して間柱位置を確認し、間柱を避けた壁面にマルチツールで穴を開けます。開ける穴のサイズはコンセントボックスと同じ大きさで、固定用の羽根分だけ間柱とは離します。(加工の詳細は石膏ボードの穴あけとコンセントボックスの埋め込みをご参照ください。)

この時、いきなり最終形状の穴を開けてしまうと壁内に何か障害物があったときに取り返しがつきません。まずは小さめの穴を開けて中に何もないことを確認し、そのあとで最終形状の穴を開けるのが失敗しないコツです。

壁に穴があいたら、天井裏側からケーブルを通して穴から引き出し、コンセントボックスのケーブル通し穴、テレフォンガイド、連用取付枠、ベース、フェイスプレートのすべての穴にケーブルを通してからスピーカーに接続します。(スピーカーに接続した後だと通すことが出来なくなるので、最初にすべての穴に通しておくことが重要です。)

壁内から引き出したスピーカーケーブルを天井角のモールに結束バンドでフォーミングしてスピーカーまで接続する

スピーカー周りに残しておく余長も考慮してケーブルの長さを決めたら、配線したケーブルを結束バンドなどでフォーミングします。(今回は天井側の角レールに結束バンドの土台となる部品を貼り付けてフォーミングしました。)

フォーミングが完了すれば、室内側で必要なケーブル長さが確定します。コンセントボックスを壁内に格納して余ったケーブルを折り畳んでその中に押し込み、フェイスプレートまでの部品を装着すれば、こちらの施工は完了です。なお、ケーブルを天井側にフォーミングしたので、テレフォンガイドの開口向きは上向きとしました。

引き回したケーブルの逆サイドは、天井裏を通して中継用端子台を設置する場所まで引き回します。(日ごろから天井裏を開発しておくと、こういう時にとても便利ですね。)

7.2 中継用端子台を設置してケーブルを接続

スピーカー側の施工が完了したら、引き回したケーブルの逆サイドを中継用端子台に接続していきます。

長さの大きなスピーカーケーブルを1本で配線すると施工が大変になるので、2本に分割して中継用端子台で接続する

中継用端子台は天井裏の柱に写真のようにネジ固定しました。

スピーカーのケーブルには⊕⊝があるので、誤接続しないよう極性を明記し、L及びRについても、使用しない端子のエリアを利用して明記しました。

スピーカー側の接続が出来たら、アンプに接続したケーブルを屋根裏収納経由で端子台の反対側に直接つなぎ、音を鳴らしてスピーカー側の電気的な接続を確認します。

結果としては、スピーカーからしっかり音が出ることが確認できました。スピーカー側の施工は問題なしです。

7.3 アンプ(ケーブル挿入)側の施工

続いて、アンプ側の施工をしていきます。

スピーカーケーブルを挿入するコンセントを分解して、天井裏に設置した中継用端子台までケーブルを引き回していきます。

壁内を上下にケーブル配線する際には釣り用のラインとおもりを使用すると便利

上下方向の壁内ケーブル配線で活躍するのは、写真の釣り用のラインとおもりです。(今回はそろばん型のおもりを使用しました。)

天井裏のコンセントの真上からおもりを落としてコンセント側でそのおもりをキャッチし、ケーブルを通すためのラインを通していきます。

しかしながら、今回ケーブルを通そうとしているコンセントには、右側に電源があり、真ん中にはテレビ用の同軸コネクタ、左側にはLANコネクタが設置されています。

更に送り穴を使用した電源分岐も施工しているため、いろんなケーブルがそのコンセントに集中していて、天井裏からおもりを落としても、何かに引っかかってしまってコンセント側でおもりをキャッチすることができません。

壁内にケーブルを通すために上から壁内に落下させた釣り用のラインとおもりを分解したコンセントから取り出す

左側のLANコネクタの連用取付枠だけ外せば、なんとかラインを通すことが出来るだろうと思っていましたが…最終的には、写真の通りに右側の電源用連用取付枠まで外して、壁内のコンセントボックスを取り外し、壁に手を突っ込んで、やっとラインを通すことが出来ました。

ラインが通せたら、ラインにケーブルを結んで壁内にケーブルを通していきます。通常は重力に従って上から下にケーブルを通しますが、今回は下側に障害物があるため、下側から壁内にケーブルを挿入しました。なお、スピーカ側と同様、テレフォンガイドや連用取付枠など、ケーブルが通るすべての部品にケーブルを通してから壁内にケーブルを挿入した方が、後の作業が楽です。

コンセント表面の化粧パネル(フェイスプレート)の形状が機器と合わないときはカッターで加工して開口を拡げる

フェイスプレートに関しては、現状では取り付け機器1個分(LANコネクタ分)の穴しか開いていないので、カッターで3個分に拡張してからケーブルを通しました。(写真では表側から加工していますが、裏側から加工した方がカッティングシートとの隙間がなくて加工しやすいです。)

ケーブルを天井裏まで通せたら、中継用端子台にケーブルを接続します。ここでも、ケーブルの誤接続には注意が必要です。(通すケーブルには見分けるためのしるしをつけておきます。)

LANコネクタの下に電話線引き込み用のテレフォンガイドとブラックチップを装着したコンセント

中継用端子台にケーブルが接続出来たら、分解したコンセントを元通りにしていきます。左側のテレフォンガイドを追加した連用取付枠は、LANコネクタを上側に移動させ、下側にテレフォンガイドを取り付けて、真ん中にはブランクチップを取り付けて隙間を埋めました。

なお、こちらのスピーカーケーブルは下(床方向)に向けてケーブルを引き出しましたので、テレフォンガイドの開口向きは下向きにしました。

フェイスプレートを嵌めて、ケーブルを床側にフォーミングしたらこちらの施工も完了です。

8.サラウンドスピーカーの動作確認

アンプ背面の音声出力端子にスピーカーケーブルを接続する

施工が完了したら、配線したスピーカーケーブルをアンプに接続して動作を確認します。AmazonPrimeで適当な映画を流して音が出力されるか?確認しましたが、無事、音が出ていることが確認できました。

最後に、センタースピーカーと左右のメインスピーカーの接続ケーブルを、余ったTIVケーブルに差し替えてすべての作業は完了です。

ケーブルを変えることで音質が変わったか?については、私レベルではその違いがわかりませんが、すべてのスピーカーから音が出ることは確認できました。^^

・サラウンドスピーカーを常設した感想

サラウンドスピーカーを常設したことで、今後は5.0chで音響を楽しむことが増えそうです。しかしながら、私の使用しているアンプ、YAMAHAの”DSP-AX530”は「まだそんなの使ってんの?」と言われて然るべき古いアンプになります。最新の映画に採用されている最新の音響が利用できるようになっていません(DTSにギリギリ対応しているレベルな)のでそろそろ新しいアンプが欲しいと考えている今日この頃です。

そして、サブウーファーも購入して5.1chにしたいな。嫁さんには内緒でこそっと。(笑)

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